奈良市の銭湯【奈良】

奈良市の銭湯、スーパー銭湯(閉店含む)を全網羅。2020年現在、銭湯組合に加入している浴場施設の入浴料金は440円です。奈良市内はサウナ料金込み。

<入浴した銭湯>大西湯、花園新温泉、ほてい湯、佐世保温泉、勇湯、扇湯、稲妻温泉、朝日温泉、敷島温泉、霊山寺薬師湯殿、ゆららの湯奈良店、ゆららの湯押熊店、極楽湯奈良店、ラ・ロイヤルスパ、はり温泉ランド、月ヶ瀬温泉、やまとの湯学園前店

大西湯

  • 奈良市中筋町18
  • 15:00~21:00
  • 月、金曜日定休
  • 中型銭湯  
  • 番台式 
  • 入浴料サウナ料金込み

熱湯風呂と麦飯石でダブルアタック

近鉄奈良駅から一番近い銭湯。
東向北商店街を北に数メートル進んで一筋目を左折すればOK。
駅から徒歩5分ぐらいか。
何故かGoogleMapでは大西湯の所在地がECCジュニア教室になっている(2014現在)のですが、これは住所が間違っているのかゼンリンが間違っているのか判別つかず。
廃業してません。
ご安心を。
店内は思ったよりも広々。
脱衣所のロッカーがいい味を出してます。
好事家が喜びそうな代物。
年月の研鑽を経て実に渋いです。
浴室は大阪風で正方形に近いか。
きれいに手入れされてます。
奥の壁には湖畔に白鳥のタイル絵。
主浴槽のお湯は麦飯石温泉仕様。
敷島温泉と同じ。
奈良市で麦飯石が軽くブームになっていた時期があったのかもしれません。
で、私が俄然テンションが上がったのが深風呂の湯温。
久しぶりにきました熱湯風呂。
多分これ、44℃はあると思います。
えいやとばかりにずぶりと体を沈める。
最近ぬるい風呂ばかりはいっていたのでなんだか強烈に効きます。
限界がきたら水シャワーへ。
水風呂がないのが残念ですが、久しぶりの熱湯風呂で1人浮かれまくりでございました。
かなり変な人だったと思う。
すいません。
ちょっと不思議だったのがサウナの入り口の張り紙で「どなたでもお入りください」。
いや、逆に何か制限があったのか?と。
サウナ有料だった時期でもあったのでしょうか。
普通に快適な一店。
階段状のお湯吐きを設置した薬湯がなんだか印象的でした。

花園新温泉

  • 奈良市花園町13
  • 11:30~23:30 
  • 火曜日定休
  • 小型銭湯  
  • 番台式 
  • 駐車場あり
  • サウナなし

レトロでうらぶれてはいるが不思議に活気あり

外観からして年季が入ってますが、店内も同様色濃く昭和の残滓が。
浴室内も老朽化は隠せません。
磨り減ったタイルに変色してしまったあれこれ、補修の痕跡はありますが、月日の流れは残酷、と言ったところでしょうか。
目をひくのは浴室奥のタイル絵で、なぜか高台から見た入り江がモチーフ。
しかもこれを囲むのが本物の岩板で、額縁が岩で作られたタイル絵は始めて遭遇しました。
私がとまどったのは洗い場のシャワー。
ハンドル不在。
どうやってお湯を出せばいいのか見当もつかない。
こういうときに限って他のお客さんは誰もシャワーを使っていないんですな。
まさか感応式、などということはあるまい、としばらくあれこれ観察していたのですが、さっぱりわからない。
ひょっとすると何か配管に不具合でもあってシャワーはあえて使用できないようになっているのかも、とあきらめて湯船へ。
まあ、古い銭湯は何でもありだしなあ、今日はカランのお湯で済ますか、などと思いながらぼーっと他のお客さんの背中をながめつつ湯を編んでいると、ついに1人のお客さんの手がシャワーへ。
え、お湯出るの?と、その手先を凝視していると、おっさんはやにわにシャワーヘッドをむんずとつかみ、まるでパチンコのハンドルをひねるかのようにヘッドを右回転させるではないですか。
シャワー噴出。
いや、驚いた。
まさかヘッドそのものが蛇口の開閉部になっているとは、予想だにしませんでした。
それにしても720度回転式ハンドルといい、奈良は珍品シャワーの宝庫か。
これだけ銭湯を巡ってもまだ見ぬ一品に出会うのだから銭湯界奥深し。
ちなみにお湯はミネラル温浴泉。
何も沈んではいませんが、肌当たりがいいのは確かです。
サウナ、水風呂不在で大きくアピールできるものは設備的にはありませんが、不思議にお客さんが入っていて、番台のばあちゃんも元気に接客してたのが好印象でした。
駐車場は店の隣の店舗に接した4台。
一番奥は月極なので停めないように。
余談ですが深風呂には絶滅危惧種であるヘルスバーあり。
もちろん現役。
あと料金ですが、なぜか420円。
不利を料金面でリカバー、ということか。

ほてい湯

  • 奈良市肘塚町7
  • 14:00~24:00 
  • 第2、4金曜日定休
  • 中型銭湯  
  • フロント式 
  • 駐車場あり
  • 入浴料サウナ料金込み

古都のイメージを払拭する近代的銭湯

このような隘路を抜けた先にこのような近代的銭湯が、と驚かされた1店。
実に雰囲気のある外観で、巨大な銘木板の看板が地方の温泉宿のような印象もあり。
店内も細部にいたるまで全改装。
高い清潔感があります。
浴室がこれまた立派。
5センチ四方ぐらいのグレーと白のタイルのコントラストがシックで重厚感あり。
広さを度外視すればスーパー銭湯となんら変わらぬモダンさを感じさせます。
浴室奥に設置されたサウナは中地階と中2階に分かれた大阪北部式の構造。
スチームサウナにはうれしい水道の蛇口つき。
石の腰掛の上をさっと洗い流せます。
また、水風呂は高純度軟水仕様。
これは初めてみた。
恐ろしく温度が低かったので、軟水ならではぬめりは実感できませんでしたが、こういう試みは大歓迎。
さらに主浴槽のお湯は人工温泉。
私が行った日は道後の湯でしたが、定期的に日本各地の名湯をローテーションするようです。
深風呂が高温風呂になっているのもよし。
きっちり43℃以上あって大満足。
いや、文句なしでしょう。
これでお客が入らなかったら嘘だと思うし、これでも駄目ならもう銭湯は全滅してしまえ、とすら思う。
完璧だと思います。
多くの方向性に悩む街の銭湯は見習うべき点が大量にあると思う。
近くにあれば間違いなく通います。
ポイントカードやあれこれイベントもあるようなので、興味のある人はお店で確認を。
これでたったの440円。
経営努力とコストパフォーマンスのよさに感服。

佐保川温泉(閉店しました)

  • 奈良市西笹鉾町30
  • 15:00~20:00 
  • 不定休
  • 中型銭湯  
  • 番台式 
  • 駐車場あり
  • 入浴料サウナ料金込み

外観からは想像できない整った浴室が魅力

勇湯から歩いていける距離にあります。
20時という恐ろしく早じまいな閉店時間から、多分強烈にレトロなんだろうなあ、寂れてるんだろうなあ、と勝手に想像して暖簾をくぐったら、脱衣所は半裸のオッサンのすし詰め状態でかなり驚いた。
いやまあどこの銭湯でも脱衣所は半裸、ないしは全裸の老若男子が居るわけではありますが。
なんですか、この繁盛ぶりは、と。
なぜこの繁盛ぶりで20時?
ご主人の体調の問題か、はたまた近辺の常連客が恐ろしく夜が早いのか、わかりません。
ただ調べてみると数年前までは22時まで営業していたようなので、多分何らかの事情があって営業時間を短縮したんだろうなあ、と思われます。
単に不況、と言うことなのかもしれませんが。
浴室はところどころ老朽化の兆しはあるが、近年の改装を思わせる清潔感あり。
設備もひととおり完備。
思った以上のクオリティの高さにぐぐっとテンションがあがる。
お湯の温度が総じて43℃以上、というのも実によろしい。
くわっ、と汗がこめかみを伝います。
熱い風呂好きである筆者の心をわしづかみ。
そしてここにもハンドル720度回転式シャワー。
やはりこれは奈良の定番か。
普通なら1時間以上は居座るところなんですが、なぜか19時を過ぎるとあれほど大勢いたお客さんが全員そそくさと脱衣所へもどって着替えだして、突如浴室には私一人。
いや、20時までのはず、とのんびりと髭をそったりなどしていたわけですが、なんとなく焦る。
ひょっとすると一応20時までとは書いてあるが、19時にあがって20時までに出る、というローカルルールがあるのか、とだんだん焦ってくる。
結局得体の知れぬプレッシャーに負けて19時半には脱衣所へ。
はい、もう誰も居ません。
あわてて着替えだすと、それを待っていたかのようにご主人があれこ片付けだす。
やはり19時ぐらいにはあがれるようにするのがどうも正解のようです。
しかしもったいない。
これだけのレベルにある銭湯が20時には終了なんて。
時代の流れはまだまだ充分活躍できる余力のあるものまで排除してしまうようで、残念な限り。
ちなみに駐車場ですが、隣の空き地に車を停めて入っていくお客さんを確認しただけで、店では確認していません。
不安な人は聞いてみてください。

勇湯(閉店しました)

  • 奈良市半田横町13
  • 15:30~21:30 
  • 第3月曜日定休
  • 小型銭湯  
  • 番台式 
  • サウナなし

レトロながら不思議に秘湯風

奈良女子大を目印に行くとすぐわかると思います。
門構えからしてレトロ。
隣にはコインランドリーと、黄金の布陣。
暖簾をくぐるとこれまた昭和臭むんむん。
なのになぜか脱衣所にはみだす形でサウナが。
おお、がんばってるんだなあ、と思って扉を開けると物置きになってました。
故障中なのか、利用者がいないからもうやめたのか不明。
多分これはもう復活しないんでしょう。
なので、見取り図にサウナはありますが、実質は機能していないものとして解釈してください。
浴室の扉を開けて軽くびっくり。
足元のタイルが不定形の岩板を組み合わせた岩肌仕様になっています。
まるでどこぞの山中の秘湯にでも来たかのようだ。
はっきりいって老朽化はかなり進行しているし、設備的にも特筆するものはなかったりしますが、この岩肌タイルだけでなんだか非日常感が著しく促進したりします。
実はこれ、温泉なんじゃないか、という気すらしてくる。
ちょっと面白かったのがシャワーのハンドル。
普通はせいぜい180度ぐらいしか動かないと思うのですが、このハンドル、720度ぐらい回転するんですな。
バカになってるのか、と思いきやちゃんと回転するごとに湯量が増えていくので思わず笑ってしまった。
余談ですが、来ているお客さんの9割9分がじいさん。
佃煮ができるのではないか、と思えるぐらいじいさん三昧で私はなんだか身の置き所に困りました。
若い人にアピールするものはあまりないかもしれませんが、私は変なトリップ感を味わいましたね。
これが奈良の銭湯なのか、と不思議にテンションがあがった。
とりあえず、大阪北部、京都南部、滋賀南部では見かけたことがないタイプであることは間違いありません。

扇湯(閉店しました)

  • 奈良市築地之内町16
  • 13:00~21:00 
  • 水曜日定休
  • 小型銭湯  
  • 番台式 
  • サウナなし
  • 駐車場あり

古さを感じさせない清潔感ある一店

花園新温泉から東に50メートルほど進むと南側にあります。
駐車場は店舗の向かい。
実はなかなか入浴するのに苦労した1軒。
暖簾が出ていないと気づかずに素通りしてしまうかもしれません。
いや、私のことですが。
ネオンもなければ屋号の看板もなし。
一応21時まで、となっていますが、私が最初に行ったときは20時半ですでに明かりが落ちていました。
早めに出かけたほうが無難。
昭和の面影をそこここに残す銭湯ではあるんですが、店内は思ったよりもきれい。
あちこち手を入れた痕跡があります。
浴室も浴槽を除いて改装した様子。
シャワーが似つかわしくなくモダンで驚いた。
浴室奥には高台から入り江をのぞむ構図でタイル絵。
カモメが飛んでます。
ぼーっと眺めているとカモメの鳴き声が聞こえてきそうです。
そりゃ大げさか。
設備的にはシンプルの一言。
何も足さず、必要最低限。
広く多くの人にアピールするものはこれといって見当たらず、なかなか厳しいものがあるかもしれませんが、古い銭湯にありがちな放置プレイに堕すことなく、清潔感を保っていることに私は感心しました。
ご主人も愛想が良くて思いのほか快適。
穴場といえば穴場かもしれません。
しかし奈良の銭湯は規模にかかわらず多くが駐車場を完備していて感服します。

稲妻温泉(閉店しました)

  • 奈良市南城戸町25
  • 13:30~25:00
  • 不定休
  • 中型銭湯  
  • 番台式 
  • 入浴料サウナ料金込み
  • 駐車場あり

独特な雰囲気のレトロ銭湯

さていったい何に由来するものかさっぱりわからないが「稲妻」ときた。
もうほとんど必殺技の部類である。
雷に打たれたよう、などという比喩表現があるが、暖簾をくぐった途端その手の衝撃が私を待ち受けているのか、といささか足がすくんだ。
嘘です。
しかしまあインパクトがあるのは確か。
地元の人たちの間では、
「今日は帰りに稲妻よっていこか」
「は?稲妻?」
「そうか、君は最近こっちに越してきたんやったな、うん、ついてきたらわかる」
などと、まるで県民ショーのような会話が繰り広げられていたりするのだろうか。
しりませんが。
店内は結構な濃さで昭和臭がむんむん。
あれこれ年季が入っています。
思ったよりも広い。
浴室も奥行きがあります。
あれこれ老朽化の足音が聞こえつつあり、過ぎ去った年月をそこここに感じさせますが、意外とお客さんは入ってる。
私の目に付いたのは洗い場の固定式の石の風呂椅子。
ゆららの湯でも見かけたが奈良市ではこれ、メジャーな代物なんでしょうか。
浴室の造りはおおむね大阪式。
しかしながら突き当たりにある岩風呂と奥の壁に描かれた山々と湖のタイル絵が妙に自己主張しており、どこか京都風でもあり、なんだか出自のよくわからぬハイブリッドな印象も受ける。
不思議だったのが水風呂で筒状に五右衛門風呂のような形をしていて、完全に一人用。
恐ろしく狭い。
なにゆえこの形に?
やはりコストの問題か。
で、一番気になっていたのが実は電気風呂で、なんせ稲妻なんだからこれはきっと凄いことになっているはず、とおそるおそる足を入れたのですが、全くなんの反応もなし。
故障中かい!
さすが街の銭湯、色々意外性たっぷりの一店。
このようなレトロ銭湯が深夜1時まで営業、というのも珍しいと思う。

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