生駒市の銭湯【奈良】

生駒市の銭湯(閉店含む)を全網羅。2020年現在、銭湯組合に加入している浴場施設の入浴料金は440円です。

<入浴した銭湯>パレス温泉、音の花温泉、生駒山麓公園ふれあいセンター浴場

パレス温泉

  • 生駒市本町10-12
  • 15:00~23:00
  • 無休
  • 中型銭湯  
  • 番台式 
  • 入浴料サウナ料金込み

生駒市、唯一の銭湯

生駒駅の南西にある商店街の中ほどにあります。
外観は結構年季が入ってます。
店内も匂い立つように昭和。
番台のおじいちゃんも込みで、積み重ねられた年月の容赦のなさを実感する。
料金は大阪、滋賀、京都も驚きの380円(2014年当時)。
10年前の料金ですよ、これ。
安すぎる、と思いました。
最後の一店なんだから500円ぐらいとってもかまわないと私は思います。
浴室は大阪北部の銭湯風。
浴槽の縁が御影石で手前に段差があり、タイルの柄も大阪のどこかで見た柄。
生駒市は浴室の作りが大阪スタイルなんでしょうかね?
最後の一軒となっては検証するすべもありません。
それなりに老朽化している部分も目につきますが、部分的には新品同然だったりもして、浴室内は新旧混淆状態。
ちょっと珍しいな、と思ったのが薬湯仕様の電気風呂。
京都市の名倉湯以来、久しぶりの遭遇。
薬効成分と電気でダブルの温浴効果ってか。
ちなみにこの日の薬湯はワイン。
周期はわかりませんが、薬湯の内容は色々変わるようです。
しかしワインの電気風呂って・・。
どのようなスペクタクルな化学反応が生じているのか見当もつかぬ。
私が気に入ったのはスチームサウナ。
私はスチームサウナではなかなか汗が出ない人なんですが、ここのスチームはやたら温度が高く、即効で汗が吹き出た。
実に結構。
深風呂、浅風呂ともにきっちり43℃あるのもよし。
決して現代的とは言えず、かといって個性豊か、というわけでもなく、例えば寝屋川市あたりに存在していたらあまり印象に残らない一店になったかもしれませんが、ここが最後の砦、と思うと、どうしてもあれこれ感情移入してしまう自分が居たりはします。
単純に、ベーシックながらツボをおさえていて快適だった、というのはあります。
もう少しだけがんばってみてみてください、と祈りながら店を後にしました。
しかし屋号のパレスって、どういう意味なんでしょうか。
直訳すると身分の高い人の公居、ですが、さしずめ貴族の皆様が湯あみするための公衆浴場でございます、ってなところなんでしょうか。
なんだかいろいろ矛盾している気もするが、さすがは街の銭湯、ウイットに富んでいる、と思った次第。

音の花温泉

  • 生駒市小平尾町1008-12
  • 9:00~22:00
  • 無休
  • 日帰り温泉施設  
  • 全日800円

お湯の良さは近隣トップランク

近鉄東山駅から歩いていける距離にあるので、電車で行くのが一番正解かもしれません。
道中、車だと結構混むんですよね。
店の外観はどちらかといえば田舎のスーパー銭湯風。
隣で産直野菜が売られてます。
店内も食堂が併設されているだけで、エステやマッサージ、岩盤浴等あるわけではなし。
シンプルに温浴施設。
浴室はスコーンとだだっ広いですが、若干もてあましているような印象もあり。
設備的には貧弱といっていいでしょう。
内湯はささやかにサウナと水風呂、巨大な浅風呂、ジャグジーがあるだけ。
お客さんは結構入っていて、カランは満席に近い状態だったので、洗い場を縦割りにして増設すればよかったのに、などと思ったりもしました。
露天はなかなか広大。
軽くプール状態。
敷地をめいっぱい使って全部岩風呂にしてみました、ってな思い切りの良さは好むところです。
あまり細部にこだわらずデザイン性にも乏しいあたり、どことなく公営のような印象も受けます。
違うみたいですが。
ま、でも、ここの一番の売りはやはりなんと言ってもお湯でしょうな。
泉質はナトリウム炭酸水素塩温泉。
実感としてやたらぬめります。
普通に漬かっていてまとわりつくような粘りがある。
高槻の祥風苑クラス。
でもって、これがまあやたら効くんです。
風呂あがり、全然汗がひかない。
湯温は決して高くはないのですが、異様に体がぬくもる。
外はまだ肌寒かったのですが、私はTシャツ姿で店を後にしたぐらい。
なるほどこのお湯なら設備にこだわる必要もないか、と納得。
循環ろ過っぽいですが、塩素臭が全くしないのも素晴らしい。
このお湯のためだけに遠方から来る価値は充分あります。
値段も800円とリーズナブル。
ちょっと気になったのはサウナの驚きの狭さと、内湯の浅風呂が妙に深いことですが、お湯がよければすべてよし、といったところか。
近所にあれば間違いなく通います。

生駒山麓公園 ふれあいセンター浴場

  • 生駒市俵口町2088番地
  • 11:00~18:00
  • 火曜日休館
  • 公園内の入浴施設
  • 全日310円

市営浴場っぽい雰囲気

私はあまりこの手の運動公園だとか、テーマパークだとかに詳しくないので他がどうなのかよくわかりませんが、それでも浴場つきの山麓公園というのは非常に珍しいように思います。
あまり聞いたことがない。
山麓公園というだけあって当然施設は山の中。
8号線から信濃生駒スカイラインに車を乗り入れます。
この生駒スカイライン、有料道路なんですが、料金を徴収するゲートが山麓公園よりもさらに南にあり、山麓公園までは無料で通行可。
私の普段の銭湯巡りなら夜間に山の中でおっかなびっくり、といったところなんでしょうが、浴場の営業時間が18時までとあってはいつものように夜にごそごそ出かけるわけに行かず、昼日中に登頂。
さすがに景色がきれいでした、・・といいたいところですが、当日はなぜか恐ろしい濃霧。
なんだこれは、と手に汗じっとり。
前方がまるで見えない。
とりあえず、ハイビーム30キロ走行。
いや、有料道路だけあっていい道なんですけどね、ふいにカーブで対向車にぶつけられてはかなわん。
なんだか私の銭湯めぐりはこういうパターンが多い。
土曜に行ったんですが、まだ本格的にシーズンじゃないのか、人影はまばら。
とりあえずふれあいセンターを目指します。
さてこのふれあいセンター、施設内には温水プールに宿泊施設、会議場にレストランを併設。
どういう人たちがこの霧深い山中で会議したり宿泊したりするのかちょっと想像はできないが、建物自体は巨大です。
外観はどことなく公民館風。
行政の仕事、って感じ。
入り口正面のフロントもまるで市役所。
浴場は地下。
階段を下りると自動券売機と切符切りのおばちゃんがいます。
しかしそれにしても安い。
入浴料金310円って、公営の浴場もびっくりの安さ。
ただまあ駐車料金が500円とられるので結局街のスーパー銭湯とトータル必要な金額は変わらなかったりしますが。
生駒市民は駐車料金無料な上、60歳以上入浴料100円、75歳以上無料なんで、基本市民のための施設なんでしょう。
浴場内は特に飾り気なくシンプル。
浴室内もベクトルは同様で、どことなくあっけらかんとしています。
規模は大阪北部の中型銭湯ぐらい。
足元の細かな六角形のタイルが幾分珍しいか。
あまり浴室で使うタイルではないですな。
レイアウトはいささか変則的ではありますが、必要最低限の設備は完備。
あ、水風呂がないか。
サウナはあるのに、なぜ水風呂がないのか、唯一残念なのはそこ。
うーむ、長風呂できない。
全く囲いのないまま打たせ湯が設置してあるのが斬新といえば斬新か。
誰か浴びてる人がいるとお湯が四方八方に飛び散りまくり。
普通の銭湯なら客同士のトラブルになりそうですが、あまり気にしている様子の人もなく、その寛容さに少し驚いた。
すぐ横の爺さんの禿頭に飛沫がぺしぺしあたってるんだけどなあ。
爺さん気にするそぶりもなし。
なんせ山の中なので、露天はきっと開放的に絶景に違いない、と少し期待していたのですが、残念ながら普通に壁があって、窓ガラス越しで、風景はよく見えず。
いささかトーンダウン。
お湯は地下水だか水道水だかのようで、温泉というわけではなし。
まあ、値段に見合った施設だと思います。
あれこれ比較するから不満も出てきますが、コストパフォーマンスという意味で考えると、300円でこれなら上等の部類かもしれない。
私が気になったのは露天の清掃に幾分行き届いてない部分があったことぐらいか。
ちなみに人は結構入ってます。
12箇所ぐらいしかないんですが、洗い場は常にほぼ満席。
車で行くしかたどり着くすべのない場所にあるというのにこの繁盛ぶりは意外でした。
9割が高齢者。
ああ、銭湯が必要とされてるんだなあ、思った。
どうもこちらの施設、もともとは公営で後に第3セクターといった感じですが、このような場所にではなく、もうちょっと街中に公衆浴場を設置できぬものか生駒市よ、と思ったりもした。
パレス温泉だけではケアしきれないぞ。
お年寄りをバスに乗せてこんな山の中まで、というのはなんだか不憫に思えた。
銭湯の経営が立ち行かない状況下でも決してニーズはなくなっていない、という現状を最後になんとかするのが市の仕事だと思う。
なんだか色々考えてしまった休日の生駒でした。
余談ですが、帰り道、天然ラドン温泉かけ流し、と巨大な看板があり、すわ、知らぬ間にスーパー銭湯ができたか、と看板に沿い道をたどったらラブホテルだった。
ラブホテルに負けてどうする銭湯業界。

*記事の内容はすべて2013年のものです。現在とは違っている場合があります。

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