さてここはどーこだ、って、わかるわきゃないわな、うむ。
車の中からあたふたと撮影してみましたよ。
なんだか景色がもやってて全然映えてない写真なんですけど、実は今回、割と遠出してます。
やってきたのは尾道大橋、いわゆるしまなみ海道だっ。
いやー遠いわ、広島県。
疲労度的にはもうどこかのホテルにでもチェックインしたい感じだったりするぞ。
尾道市やしまなみ海道というと、観光スポットだらけでとても1日では回りきれなかったりするんですけどね(というか1日で満喫しようとするやつはあまり居ない)スケジュールの都合もあって、今回も強行軍だ。
まずは最初の目的地、生口島へと向かいます。
尾道から向島、因島と経由して、3つ目の島ですね。
しかし島々を縫って有料道路が四国までつながってる、ってのはすごいなあ。
できうることなら連なる6つの島々、すべてに足を運んでみたかったよ。
全然島感?がないです、生口島。
ちゃっかりコンビニもある。
寂れ気味な地方の海辺の街、って感じ。
これでも昔は船で渡るしかなかったんでしょうね。
しまなみ海道が島の風景を変えたであろうことは想像に難くない。
着きました、今回のターゲット、潮聲山耕三寺でございます。
もうね、いきなり瀬戸内とか島とか完全に置いてけぼりで、唐突な異国趣味満開。
日本の寺とは思えぬ色使い、デザイン、サイケデリックさ。
蓮だらけなのが寺らしい、といえばそうなのかな。
なんでしょう、中国っぽい、とでも言えばいいんでしょうか。
意匠がやたら細かいんですよね、灯籠も建物も。
なんかもう日本の仏様じゃないですよね、なんとなく。
絢爛にて豪奢。
天竺なのか?西遊記?(違う)
土足でうろうろしていいのか?などと思いつつ、順路をいくと・・・。
出たよ、巨大観音像。
この手のものが絶対あるだろうな、とは思ってた。
罰当たりな私は伏し目がちでそそくさとやり過ごすことにする。
行ったり来たりしながら(軽く迷ってる)さらに奥へと進んでいくと・・・。
今回の本丸、未来心の丘への案内碑が。
天井の曼荼羅なパネルを見てると「このエレベーターに乗ったら涅槃へと連れて行かれるのでは・・・」と、わけのわからん妄想にとらわれそうになったり。
エレベーターを降りると一転、別世界。
噂には聞いてましたが、実際に見ると「なんじゃこれ」って感じですね。
もはやほとんどアートの領域。
通路もオブジェもすべてが大理石。
杭谷一東という彫刻家に依頼してゼロから作り上げた庭園らしいです。
しかしまあ、よくぞこんな場所にこれだけの量の大理石を運び込んだことよな、と思います。
さほど標高は高くないとはいえ、一応山の頂上ですしね。
もはや瀬戸内の島どころか、国内感すら希薄。
なんだかもう、地中海でマルガリータかよ、って。
寺とか信仰とか、ものすごく遠くなってるぞ、これ。
圧巻ですね。
照り返しがすごくてとてつもなく灼熱地獄だったりはするが。
幾分離れて眼下に瀬戸内海が望めます。
ええ、そりゃカップルや家族連れだらけですよ、もちろん。
おっさんはあんまり派手なアクションをしてはいけない。
通報されるぞっ!
寺もこれからは多角的に「見せる」経営をしていかないと、21世紀は生き残れないぞ、ということなんでしょうかね。
とても浄土真宗本願寺派だとは思えん。
ま、親しみやすいのは確か、かもしれません。
耕三寺の向かいに耕三寺博物館分館、というのがあった。
ああ、この手の・・・・。
いつもならにべもなく食いつくんですけど、あのね、もう暑くてですね、山(丘?)も登ったことだしね、40度近い日中、これ以上直射日光にさらされてウロウロするのはもう限界なわけですよ。
すまんが現地にお出かけになられたみなさん、各自でご見聞ください。
次の目的地へと向かうことにする。
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