兵庫県は神戸市の六甲山へとやってきております。
えっ、有名な観光地だって?みんな知ってる、わざわざ記事にしてもらうまでもないって?
うむ、そりゃわかってるんだよ、でもね、私が行ってみたかったんだから仕方あるまい、この際だ、お付き合い願おうか、諸君。
最初の目的地はここ、六甲山牧場。
格別牧場に興味があるわけじゃないんだけど、ちょっとね、気になる情報をネットで見つけまして。
入り口。
結構混雑してます。
コロナ、どこ吹く風。
いきなり手に負えない大きさの牛が居た。
こんなのが暴れだしたら、なすすべもなく蹴散らされた死傷者の山が順路に積み重なると思うんだが、大丈夫なんだろうか。
ヤギが牧草をついばんでいたりなぞして。
やがて早々と目的の獲物?を発見。
いやー、ほんとだったわ、羊が放し飼いにされてるじゃないの。
これを見てみたかったんですよ。
やばいぐらいに人と羊が近い。
ほとんど奈良公園の鹿状態。
私の知る限りでは羊と触れ合える公園って、関西一円だとここしかないように思うんですよね。
大抵は羊、囲いの内側ですよ。
なんだか新鮮だわ、絵面が。
ここまで羊が近いことって、羊飼いでもない限りまず無いと思うんですよね。
そりゃこの機会にこそ、ペーター(アルプスの少女ハイジ)のように羊どもと慣れ親しまなければならんだろうよ、やはり。
おあつらえむきに一匹はぐれてるのが居た。
なんだかぬめっ、としてた。
でもウール100%。
このように通路に陣取る羊も。
物珍しさもあってか、妙にテンション上がる施設でしたね。
中途半端な動物園より楽しいかも。
余談だが、ここに来るときは捨てても良い靴で来たほうがいいです。
いやね、羊の糞がさ、まんべんなく場内に巻き散らかされてるものだからさ。
帰路、車に乗り込むときにひどく慌てる羽目になるぞ!
もちろん私のことだっ。
続いてやって来たのは六甲ガーデンテラス。
眺望の素晴らしさ、夜景の美しさで有名な観光スポットですね。
ちなみに車で来ると、問答無用で駐車料金1000円とられます。
一度侵入するともう引き返せないんで、様子見の人は注意。
木々に囲まれて、レストランやみやげもの店が立ち並んでます。
ま、デートスポットというかお洒落な避暑地というか。
オッサン単独行はあまりにも場違いな気がしなくもない。
せっかく来たんで六甲枝垂れ(自然体感展望台)も見ていくことにする。
料金300円。
夜はライトアップされて幻想的なんだとか。
ま、今は昼なんでね、巨大なウィッグ用のネットにしか見えなかったりはするけどね。
中に入ってはみたけれど。
どうなんだこれ。
300円っ。
せめて登れたりすると楽しかったりもするんでしょうけど、芸術と安全性はえてして折り合わぬもので。
・・・・次へ行きましょうかね。
そしてやって来たのは六甲山の隣りにある摩耶山、掬星台。
意外に近いです、ガーデンテラスから車で30分ほど。
摩耶ロープウェーの山上終着駅でもあるわけですが、なぜ私がわざわざここまでやって来たか?というと目的はただひとつ、廃墟の女王と呼ばれる摩耶観光ホテル跡地をひと目見てみたかったから、なんですね。
駅のすぐそばにある、との噂。
現在は進入禁止なんですけど、遠目からその一部は見ることができるとか。
で、どこだ?
・・・うろうろと歩き回ることおよそ30分。
得体のしれぬ山道にまで侵入してみたりもしたんだけど、どこにもその姿は見当たらない。
えっ、なぜ?
ちなみにその謎は、探索に疲れ果てあきらめたのち、一度自宅に帰ってから解き明かされる。
ロープウェーの駅を間違えとるがな!
あまりにまぬけすぎてなんの自己弁護もできんわ。
どのみち中には入れないんで、このような光景を目の当たりにすることはできなかったと思うんですが、自分の目で「これがそうか!」と確認してみたかったですねえ、残念。
だからあれほどきちんと下調べをしてから出かけろ、と何度も・・・なあおい、俺。
懲りないにもほどがあるぞ。
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