甲賀市のスーパー銭湯、温泉施設(閉店含む)を全網羅。2020年現在、銭湯組合に加入している浴場施設の入浴料金は450円です。
<入浴した銭湯>清水湯、甲賀温泉やっぽんぽんの湯、水口温泉つばきの湯、信楽温泉多羅尾乃湯

- 甲賀市水口町本町2丁目5−10
- 16:00~22:00
- 水曜日定休
- 小型銭湯
- 番台式
- サウナなし
- 駐車場あり
まだこんな銭湯が生き残っていたのか、と驚かんばかり
もはや絶滅危惧種といっていいのでは、という気さえしますね。
今はなき、枚方の天の川温泉を即座に思い出しました。
よくぞ2020年まで生き残ってきたものよなあ、とほとほと感心。
すごいです、浴室。
湯船、洗い場、以上。
これ以上のシンプルさがあろうか?と逆に問われているかのごとく飾り気なし、多様性なし。
ほとんど家庭用の風呂に近い。
大きな邸宅にお住みの方なら同面積、同設備の浴室がご自宅にあるんじゃないか?と思えてくるほどの規模。
さあ、これをどう楽しむべきなのか、と。
銭湯好きとしての真価が試されてる気さえしましたね、私は。
またカラン6基のうち、3基はシャワーが備え付けてなくてですね。
ちょっとソーシャルディスタンスを守ろうと思うと、洗面器に汲んだお湯でなんとかするしかなく。
ま、ともかくはお湯につかろう、と。
湯船でお湯を編めばなんとかなるだろうと。
そしたらですよ、いやもうびっくりした。
衝撃の熱湯風呂。
いや、熱い風呂は好きなんですよ、私。
45度ぐらいまでなら楽しめる自信はある。
その私が、足をつけた瞬間、とびあがった。
凄まじい熱さ。
皮膚が焼けただれたかと思った。
これは流石に無理、と備え付けの給水バルブのハンドルを回す。
待つこと数分。
もうそろそろいいかな、と足を入れると、給水口周辺しかぬるくなっておらず、再び飛び上がる。
いやもう、釜場の温度設定、いったい何度になってるんだ、と。
何人か常連さんらしき方々がおられたんですけどね、これ、どうやって入ってるんだ?とマジで思った。
もはや、体に悪いレベルだと思うんですが、水口ではこれがスタンダートなんでしょうか?
ともあれ、初めての敗北を喫しました。
大阪、京都、奈良、滋賀で200軒以上の銭湯を堪能してきましたが、湯船に入れなかった銭湯は後にも先にもここだけ。
恐るべし、清水湯。
ここまでの質素さで、湯船にすらつからせてもらえないとは。
なんだか荒行、という言葉すら思い浮かんできました。
ちなみに脱衣所のロッカー、鍵がありません。
かつてはあったみたいなんですが、今は撤廃されてるよう。
おそらく地元の顔見知りな方たちしか来ないんでしょうね。
店内に昭和は降り積もってますが、レトロ銭湯な割にはきれいに管理されてます。
浴室も一度全改装された形跡が。
銭湯マニアは一度体験しておくべき一店じゃないでしょうか。
ある意味で「最強」そんな風にすら思いました。
おかみさんが客の履物をそろえてくれる心配りが、太刀打ちできなかった余所者である私の心に沁みましたね。
すいません、出直してきます。


- 甲賀市土山町黒川1711
- 12:30~23:00
- 無休
- ホテルの浴場施設
- 平日1260円、土日祝1560円
温泉一本勝負
甲賀市、とはいえ地理的にはほとんど亀山市です。
多分また山中をうねうねと進むんだろうなあ、と覚悟してたんですが、思いのほか山深くはなく、1号線からはすぐ。
浴室は特に意匠にこだわるわけでもなく、シンプルに機能的。
この手のリゾートホテルの浴場はどこも似た感じですね。
設備に特筆すべき点がない以上、価値判断の決め手となるのは湯の質のみ、だったりするわけですが、これがなかなか悪くない。
ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉、というあまり京都、滋賀では聞きなれない泉質なんですが、これがけっこうなぬめりと異様な保温効果があって、思いのほか早い時間に茹蛸状態に。
ああ、これは効くわ、と実感。
冬場は重宝しそう。
なるほど、この湯ならシンプルに湯船がでん、とあるだけの殺風景さでも勝負できるか、と納得。
あとは入浴料金でしょうね。
ホテルの会員だったり、甲賀市民だったりすると安くなる(530~850円)みたいですが、余所からふらりと立ち寄って1000円オーバーは微妙なところ。
そもそも甲賀市は浴場が少ないので強気の料金設定でも成り立つものなのかもしれませんが。
残念ながら夜に来訪したので露天からの景観等、確認できず。
これでかけ流しだったりしたら俄然評価は急上昇なんですが、冷鉱泉ではそれも難しいか。
源泉の水風呂があったりしたらさらに楽しめたか、とは思います。


- 甲賀市水口町水口5572
- 09:00~24:00
- 無休
- スーパー銭湯
- 平日670円、土日祝800円
料金の割には充実のスーパー銭湯
温泉と謳ってはいますが厳密には温泉ではありません。
まあ、その手のまやかしは街の銭湯で大量に見かけますんで、あえてつっこむほどのことではない、とは思うんですが。
長寿の湯、と店側が喧伝する看板たるお湯は人工温泉。
なにをどう配合しているのかは不明ですが、説明を読んだかぎりでは限りなく天然温泉に近いそう。
白濁系の濁り湯を再現しようと意図しているみたいですが、私の感触ではやっぱり肌にまとわりつくようなぬめりが足りない。
そこまで求めるのは酷な話かもしれませんが。
ただこちらの浴場、別に温泉にこだわらなくても豊富な設備と湯種が用意されてて、銭湯好きを失望させるようなことは決してありません。
私が気にいったのは人工温泉の対面にある巨大な薬湯。
なかなかこれだけのスケールの薬湯って、そうそう見かけないんじゃないでしょうか。
なんか人工温泉より効くような気がするのは私の思い込みか。
もちろん温泉があるのに越したことはないんですが、温泉だからってそれを大上段に掲げて入浴料金軽く1000円オーバーよりは、工夫を凝らした浴室でリーズナブルな料金のほうが私は好感が持てますね。
値段の割には館内の雰囲気作りも悪くない。
普段使いにかっこうの銭湯じゃないでしょうか。
近くにあったら通いますね。


- 甲賀市信楽町多羅尾1番地
- 11:00~23:00
- 無休
- ホテルの浴場施設
- 平日700円、土日祝1200円
リーズナブルな料金と開放感が決め手
ホテルレイクヴィラの一般に開放された浴場施設。
まー山の中です。
予想してはいましたが。
住所は甲賀市ですが、立地的にはほとんど三重県伊賀市と言ったほうがいいかも。
伊賀上野の駅から向かうのが一番利便性がいいでしょうね。
307号線を経由してたどり着いたんですが、思った以上に道が悪くなかったのがまずは好印象。
てっきり車一台がギリギリの悪路を走らされるに違いない、と覚悟してたんですが、そのようなこともなく。
施設そのものは広大です。
プールも併設されてますが、おそらくほとんどのお客さんはゴルフ目当ての方々ばかりでしょう。
浴場はシンプルに機能的。
この手の施設ではありがちな感じですが、炭酸泉が設けられていたのが個人的には高ポイント。
多分、全ての湯船が温泉なんだろうと思うんですが、湯にかすかなぬめりがあって、単純温泉とは言えど悪くはない感じ。
これはちょっといいかも、と思ったのはロケーションの良さ、ですかね。
内湯がガラス張りになっていて、露天に出なくても外の景観が望めるんですな。
目の前にうっそうと樹木に囲まれた小さな湖があって、そこに夕日が影を落とすのを眺めながら湯船につかるのはちょっとした贅沢な時間でした。
日によって男女の浴室が入れ替わります。
もう一方もちょっとはいってみたい、と思った。
立地ゆえ、足しげく通うのはなかなか難しいですが、これで平日700円なら充分元は取れる、と感じました。
唯一の難点は今時ロッカーが有料だったこと。
これはこれまで私が入浴した京都、滋賀一円でここだけです。
改善していただきたいものです。

*記事の内容は2013年、2020年のものです。現在とは違っている場合があります。

