大阪市此花区に来ております。
この先に舞洲へ向かう常吉大橋があるんですけど、車、全然走ってないです。
すぐ近くにUSJや海遊館があるとは思えぬ寂れっぷり、いやー負の遺産とはよく言ったものだ。
誰なんだよ、南港に島3つも作ろうとしたやつはよ!って調べてみたら、元々は廃棄物の最終処分場として埋め立てられたものなんだとか。
埋め立てたあと、さあどうしよう、なんかいい利用方法はないか?ってことで現在に至る。
なので一概に税金の無駄遣いとは言い切れぬ側面もあるとか。
人工島造成当時、大阪市の廃棄物を捨てる場所がなくて行政はかなり困ってたらしく。
なので大阪市民は自分たちのゴミを自分たちの税金で普通に処理した、ということだったりもするわけです。
ま、その使い方に賛否はあるでしょうけど。
ちなみに舞洲に車かバイクで行こうと思ったら、USJの近所にある此花大橋を渡ってもいいんですが、此花大橋は有料です。
原付通行可なのかどうかわからなかったので私はこっちのルートで。
いきなり造形も配色も変な、気の触れたラブホのごときビルが現れる。
どう見てもレジャー施設というか、テーマパークというか、その手の建物なんだけど、実は舞洲スラッジセンターと呼ばれる有名な下水汚泥処理施設で。
ゴミ焼却の排熱を汚泥脱水分離液処理に利用する近代的ハイテク施設で、大阪市の下水処理の半分以上がここで行われてるとか。
従来のゴミ処分場のイメージを払拭したくてこんな外観になったみたいですね。
建物をデザインしたのはオーストリアの建築家であり、画家でもあるフンデルトヴァッサー氏。
私が行った日はダメだったんですけど、予約無しで内部見学できる日もあるみたいです。
構内も凝ったデザインらしいんで見てみたいですね。
ま、これはこれで「税金をこんなことに使いやがって」といった批判はあるんでしょうけど、実務一点張りもしんどいですし、この程度の遊び心はあってもいいかな、と私は思うんですけどね、どうなんですかね。
とりあえず全然匂いがしないのはすごいな、と思いました。
下水処理場って、匂いがすごいんですよ、敷地内に入っただけでうっ、ってなりますからね(過去、筆者は出入りしてたことがある)。
まさにそれこそがハイテクなのか?知らんけど。
周辺は企業の倉庫だらけ。
島の東側が物流・環境ゾーン、西側がスポーツ・レクリエーションゾーンらしいんですけど、人が全然いねえぞ。
もう本当にどんなところにもあるな、日本のコンビニ。
あれ、なんかドームみたいなのがあるなあ、と思ったら・・・。
急に大行列と大渋滞に巻き込まれた。
何?!何があるの?この先に?テイラー・スウィフトでも来てんのかよ?(そんなわけない)。
ようやく渋滞を脱したので、夢舞大橋を経由して夢洲へと上陸する。
やばいぐらい、なにもない・・・。
そりゃこの光景を目にしたら、税金の無駄遣いと言いたくなる気持ちもわかる。
なんか工事してるみたいではある。
いや、北東ゲートって、なにもできとらんがな。
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