大津市の銭湯【滋賀】

やまとの湯大津店(閉店しました)

  • 大津市柳が崎2-5
  • 10:00~25:00
  • 無休
  • スーパー銭湯 
  • 平日650円、土日祝700円 

立体的浴室と屋上露天風呂

やまとの湯は使っている素材は同じでも店舗ごとにレイアウトが違うので、さてどんな按配か、と楽しみにやってきたのですが、案の定壬生店とも伏見店とも違っていて、なかなか新鮮でした。
狭い敷地で、いかに効果的にスーパー銭湯するか、というのがキーワードかと思うのですが、どうみても土地はあまっているように思うのに、なぜ浴室の占有面積がかくも狭くなっているのかはとりあえず謎。
要は横に広げられないなら縦に、という発想なのですが、そんな工夫をしなくとも駐車場を少し削ればいいだけだと思うのですが、それは駄目なんですかね。
駄目なんでしょうねえ。
中二階、および脱衣所の上にあたる屋上を利用した立体的な浴室はアクロバティック、とまではいかなくともなかなか愉快。
欲を言えばどうせ立体的に作るなら天神の湯ぐらい大胆な演出が欲しかったところですが、まあ、あそこまではなかなか難しいか。
一通り設備は完備。
屋上露天風呂の造形が個人的には結構気に入りました。
意味なく個室ムードの囲いこみがあったり、岩石を枕にした寝風呂があったり。
背もたれ湯を浴槽内に設置しているのもなかなかアイディアだな、と思いました。
省エネ。
私は夜にしか銭湯に行かないのでよくわかりませんでしたが、以前は昼間、露天から琵琶湖が一望できたらしいです。
今はマンションがたってしまったので駄目。
まあ、地元の人間からしてみたら、琵琶湖なんて毎日げっぷが出るほど見てる、という話かもしれませんが。
ひとつ珍しかったのはジェットバスの数々にまぎれてぽつん、とあった温灸湯。
背もたれに金属のポッチがついてるだけの座り風呂なんですが、ビリビリきたりするのかしらと思いきや、何もない。
背中がごつごつするだけ。
なんなんでしょう、これは。
変わり風呂の湯温が一番高く感じられたのも意外な感じでした。
目につく不備もなく、安定してスーパー銭湯。
大津市の多くの銭湯はほとんど10時で閉まるので夜が遅い人は重宝するかもしれません。
料金もリーズナブルだと思います。
ちなみにお湯は三重県亀山市からの運び湯でタートル温泉。
タートル温泉?
泉質はナトリウム炭酸水素塩・塩化物温泉とのこと。
若干ぬめります。

あがりゃんせ

  • 滋賀県大津市苗鹿3丁目9-5
  • 10:00~25:00
  • 無休
  • スーパー銭湯 
  • 平日1350円、土日祝1550円 (19時以降1100円)

2種類の源泉と広大なリラクゼーションスペース

11年ごろ、一度入ったことがあったのですが、料金の高さに辟易してそのまま疎遠に。
その後、12年7月に大規模な改装があった、と聞き、今回再び入浴を決心。
平日の夜に西大津バイパスをぶっとばしてきました。
で、料金ですが、改装後さらに値上がりしてます。
確か以前は1300円程度だったと思う。
現在、間違いなく京都、滋賀では最高値。
デフレの加速が止まらぬ時代に何たる強気か、天一の木村社長。
いったい街の銭湯何回分なんだ、と。
計算するのも怖いわ。
つまるところ、普通に考えて銭湯数回分の満足感が得られなければ駄目だ、ということなわけです。
さていかがなものか。
入館して下足箱の鍵を閉めると、その鍵がそのままロッカーの鍵になります。
これは以前も思ったが、複数の鍵を管理しなくてよいのでなかなか良いシステム。
ただ下足箱の鍵の番号とロッカーの鍵の番号は一致していません。
下足箱の鍵をフロントでスキャンして初めてロッカーの番号がわかる、という仕組み。
管理する鍵の一元化はすばらしいが、ちょっとまどろっこしかったりもする。
え、ロッカー何番だったっけ、と入浴中に忘れてしまうケースもあるだろう。
ま、そのためのロッカー番号確認端末が脱衣所には据えてあるのですが、こうなってくると鍵の一元化のためにかえってあれこれややこしくなってしまっているような気もしなくはない。
コスト的にはどうなんだろう。
わかりません。
フロントで料金を払うと館内着とバスタオル、タオルを貸してくれる。
とりあえず館内は後回しにするとして、浴室へ。
以前も思ったがロッカーとロッカーの間のスペースが狭い。
着替えにくいです。
それは改装後も改善されておらず。
かつて陶板浴のスペースがあった場所がとりこわされて脱衣ロッカーが増殖してました。
脱衣所のトータルな規模自体は大きくなった、ということか。
浴室内湯の印象は以前とさほど変わらず。
スーパー銭湯の中でもどちらかといえば狭いほう。
炭酸風呂が変わり湯になっていて残念。
これで露天が以前と同じではちょっと問題があるぞ、と思っていたら、やはりそこは運営側も意識していたのか、驚きの巨大化。
私が以前、一番気になっていたのは露天が料金の割には貧相すぎる、と感じられたことで、そこを見事に改善。
開店休業中だったジュースバーも撤去、代わりに自販機が設置され、より琵琶湖に接近するように奥行きができた。
奥へ進んでいくと、なくなった、と思っていた炭酸風呂が登場。
これですよ、これこれ。
実に気持ちがよろしい。
どうやら内湯と露天で色々お湯の種類は変わるようです。
露天から琵琶湖が一望できるのかどうかは暗くてよく確認できませんでしたが、あれこれ雰囲気作りに趣向を凝らしてあり、ああこれなら充分だ、と思える空間性がありました。
2種類の温泉を併用して利用しているのもすばらしい。
アルカリ性単純温泉とナトリウム塩化物泉、さほど温度は高くないのにこれがやたら効くんです。
私が効く、と実感できた温泉は、滋賀県南部ではこことニューびわこだけ。
設備的にはさほど凝ったものはなく、お湯と見せ方で勝負、というベクトルだと思いますが、ここまでで私の勘定では800円~1100円ぐらい。
後数百円をどう補填しているのか、それを見極めるべく館内着に着替えて館内をうろつくことにする。
とりあえず恐ろしく広いです。
増設された岩盤浴コーナーに伴って、テレビ付リクライナーは倍増、さらにファミリースパやエステ、マッサージなども登場。
漫画に数台のパソコンもあり、のんびりしようと思えば軽く半日ぐらいは時間をつぶせそう。
多くの人があがりゃんせを快適だと感じるのは、これらの設備を館内着のまま大半が無料で利用できて、いつでも再入浴可であることに拠る部分が大きいように私は思います。
温泉旅館に宿泊して浴衣でうろうろしてるような気分になれるんですな。
リクライナーからはいつでも琵琶湖が一望、という空間設計もよく計算されていると思う。
私は普段、浴室以外にスーパー銭湯の施設でゆっくりする、というようなことは全くないのですが、初めてマッサージチェアで肩をもんでもらったりなぞして、ああこれはこれで気持ちがよい、などと思ってしまった。
見事術中にはまる。
さてこれで1350円、高いか安いか。
私の結論としては、浴室のみの利用コース、もしくは1時間コース(1000円ぐらいで)があって、源泉かけ流しな湯船がひとつでもあればそれなりに妥当か、という気もしました。
ロビーのあり方等考えるなら、入浴後館内でここまでリラックスできる施設はまれなように思います。
別に畳にごろ寝で充分、という人はまた別か、とは思いますが。
京都滋賀の尺度で考えるから高いと思うわけで、似たような施設、たとえばスパワールドだと2700円、大東洋だと2000円ですし、そう考えると安い気もしてくる。
なかなか気に入りました。
確実に以前よりはグレードアップしてるし、たまに来る分には良いと思います。
余談ですが、あがりゃんせのとなりは、京都滋賀の青少年の羨望と憧憬でもっていつの時代も常に語りつがれた一大風俗街です。
間違えて進入すると大変なことになります。

比良とぴあ

  • 大津市北比良1039-2
  • 10:00~21:00
  • 年末年始休業
  • 温泉施設
  • 全日610円

シンプルに温泉施設

google mapで場所を確認して出かけたんですが、mapに反映されてない道が現実には存在して(2013年当時)、危うく福井県まで行ってしまう所でした。
ああ、ネットを鵜呑みにしてはいけないとつくづく思った次第。
しかしこんなところまで大津市とは、本当なのか、と思う。
広すぎるだろうと。
ニューびわこと比良とぴあが同じ大津市って、なんだか騙されている気さえする。
夜行ったので周辺がどんな感じなのかさっぱりわからなかったのですが、多分山中。
定位置に並ぶ外灯が逆に人気のなさを強調していてなんだか怖い。
こんなところに風呂屋なんてニーズはあるのか、と思いつつ駐車場にハンドルを切ると結構な台数の車が。
軽く驚く。
遠方から見る限りでは外観はまるで風呂屋に見えません。
まるで公民館のよう。
暖簾も不在。
愛想なし、といえば愛想なし。
建物自体は新しい感じです。
脱衣所はほとんど通路。
通路にロッカーを並べた印象。
浴室はまだ新しく、清潔感があります。
さほど広さはありません。
中型銭湯、といった趣。
私が行ったのは20時ごろですが、結構お客さんが入ってます。
カランの8割は埋まっている状態。
思いのほか人気店。
子連れのお父さんも多いです。
平日でこれだけ人が入ればたいしたものだと思う。
近隣の人なんでしょうか。
なんだこれ、と思ったのが泡風呂。
手前から奥に向かって傾斜がつけてあり、湯船の底が遠浅になってるんですな。
ついぞ見かけたことなし。
丸木の枕が設置されていたので多分寝風呂、ということなのだと思いますが、角度が悪いのか、お湯のぬめりのせいか、丸木に頭をのせてもずるずるとすべり、顔面は数秒で水面下へ。
完全に設計ミスだと思う。
もうひとつ不思議だったのが、源泉をそのまま満たした23℃の水風呂で、どういう意図なのかわからないが、やたら狭いし浅い。
狭いのに中央に手すりを設置。
おかげで体育座りでやっと1人なんとか入れる状態。
いったいどうしたかったのだ。
これ、ちょっと太ってたりするともう無理だぞ。
反して露天はなかなかいい感じ。
もうひとつぐらい湯船があってもよかったのでは、とは思いましたが、それなりに体裁を整えた庭園があり、落ち着いた雰囲気があります。
檜風呂風の湯船も演出に一役。
特に目立って個性的ななにかはありませんが、これで610円はなかなかリーズナブルかもしれません。
遠方から訪ねるほど価値があるかどうかは微妙ですが。
ちなみに泉質はアルカリ性単純温泉。
湯あたりは良い、と思いました。
あと、こちらの施設、行ってから気づいたのですが、市か町の運営する温泉かもしれません。
そう考えると色々納得できる部分あり。
基本、当ブログは公営は紹介しないんですが、ま、もう入浴しちゃったんでとりあえず公開します。

おふろcafeびわこ座

  • 大津市月輪1-9-18
  • 10:00~25:00
  • 無休
  • ホテルの浴場施設
  • 平日1280円、土日祝1380円
  • 時間割コース60分、580円 90分、780円

*2019年、浴場施設のみが、株)温泉道場の運営となり、名称がニューびわこ健康サマーランドから「おふろcafeびわこ座」と変更になりました。
外観を含めて大きく変貌を遂げましたが、浴室はほぼ以前と変わってません。
独特の雰囲気を醸していたミストサウナ、浴室内のトイレが消失、脱衣所が浴場と同階に移動、さらには浴場内を大きく改装した形跡がありますが、湯船の配置、設備は昔と同じ。
館内の各施設は全く別物になってますが、そこは公式サイトでご確認いただければ、と。
以下の記事はニューびわこに入浴した時の感想です。

効果の実感できるコロッセオな温泉施設

そもそも健康ランド、という発想そのものが昭和であり、字面そのものの意味が私にはさっぱりわからなかったりするわけであるが、とりあえず建物自体はどーんと目立って立派です。
遠くからも「ラドン温泉」の巨大な電飾が見えます。
フロントが中途半端に格調があっていささか気おくれする。
なんせジャージに洗面器だからなあ。
隣にホテルニューびわこがあり、ここはホテルの浴場施設としても利用されているわけで、ですからジャージはちょっと・・、などと眉をひそめられるのでは、と急に不安になる。
情緒不安定か。
ま、結局ズカズカとあがりこんだわけですけれども。
3Fが男性脱衣所、2Fが男性浴室になってます。
4Fは女性専用フロア。
他にも喫茶室やレストラン、エステ等あり、内実はスーパー銭湯とそう変わらない。
カラオケルームにゲームコーナーってのが、いかにも昔の娯楽施設って感じで泣ける。
これこそが健康ランドたる所以か。
脱衣所はどこやらのクラブハウスかってな感じで広々。
指定されたロッカーを開けるとタオルが1枚入ってます。
そのタオルを持って浴室に向かうわけですが、そのままフルチンでエレベーターに乗ろうとしてはいけません。
私のように係りの人から止められていらぬ恥をかく羽目になります。
エレベーターは着衣で。
3Fから2Fへは階段があります。
ま、この階段も本当にフルチンでいいのか?と不安になる感じではあるのですが。
浴室は独特の形。
浴槽が円形、というのは何度か見たことがあるが、なんとこちらは浴室そのものが円形。
中央に円を描いて洗い場があり、浴室の外周にそって浴槽が点在するという奇抜さ。
初めて見ました。
こんなレイアウトの浴場は。
さしずめモチーフはコロッセオか。
ここは客が温泉と格闘する闘技場なのか。
そうなのか。
露天がまた広々ときらびやか。
残念ながら天井はふさがれていますが、壁側に植え込みがあり、それを間接照明が照らす、といった趣向で、よくあるパターンながらなかなか風情があります。
やたら巨大な岩風呂もインパクトあり。
総じて、ゴージャスな印象を受けました。
ただまあそのゴージャスさは昭和を基幹とするもの、であったりするわけですが。
私が唸ったのはお湯の質。
決して湯温は高くないのに漬かっていると短時間で手足がじんじんしてくるんですね。
湯上りもなかなか汗がひかないし、保温効果も長持ち。
調べてみたら、含弱放射能カルシウムナトリウム塩化物泉だとか。
初めて聞く名称だが、なんだか凄そうだ。
1500m地下から汲み上げているとのこと。
源泉から除鉄、除マンガンののち浴室全ての浴槽でふるまわれている、ということだからこれはなかなか贅沢。
出し惜しみしていないのが好印象。
さて、温泉を名乗る浴場施設は多くありますが、私がこれは本当に「効く」と思ったのは数少なくて、滋賀県ではあがりゃんせぐらいだったりするわけですが、あがりゃんせ以来久しぶりに、あ、ここはなんだか「効く」、と思った。
とりあえず肩こりは一発で解消。
温泉入浴後独特の疲労感もあり。
なんだかよくわからんがその日の眠りもやたら深かった。
ここまで目に見えて実感できるのであれば料金の高さも納得。
唯一気になったのがミストサウナの内装。
塗料をぶちまけたようなシミが壁やガラスについていたが、これはデザインなのか、汚れなのか。
うーん、よくわからん。
まあささいなことですが。
ちなみに料金、あまりガイドブック等には載っていないのですがショートタイム600円、というのがあります。
1時間以内なら600円でかまいませんよ、というサービス。
これはうれしい。
600円ではいれるなら相当お得なように思えますが、さていかがなものか。
おそらく古い建物だと思うのですが、浴場も含めてきれいにメンテナンスされているのにも感心しました。
気に入った。
オリジナリティ溢れる浴室に温泉で文句なし。

*記事の内容はすべて2013年のものです。現在とは違っている場合があります。

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