スーパーカブ50に乗って、いざ行かん如月の渓谷、月ヶ瀬梅渓へ【奈良】

突然ですが、皆様方、買っちゃったよスーパーカブ50を。

いや、きっかけは些細なことだったんだ。

ガソリン代がクソ高えまま下がりゃしねえじゃないかよ、岸田くん、と。

私はこれまで出かける時はほぼ車な人だったんですけど、もうねー、どんどん家計を圧迫していくわけですよ、燃料費が。

ちょっと遠出でもしようものなら数時間で1万円程度が移動費、高速代で吹っ飛んでいく。

趣味でやってる当ブログですけどね、趣味に毎回万単位の金つっこむのはいかがなものか、と(赤貧なもので)。

1万円ありゃ映画も本も、結構な数、漁ることができるぞ、と。

結局「また金がかかる」と思うと出不精になっちゃうんですよね。

挙げ句に去年は出かけた回数、3回。

まあ、去年はコロナのせいもあったんですけど。

で、ふと思ったわけだ。

これ、車じゃなくて原付で移動すりゃ安上がりなんじゃね?と。

原付に乗るのなんて20年ぶりぐらいだけど、背に腹は変えられんわけで。

給料が上がらない分は工夫して凌ぐしかない。

で、何を買おうか、色々考えたんですけど、やっぱり長持ちするマシンがいいな、と。

スクーターとかせいぜい走行距離1万キロで、もう駄目になっちゃいますしね。

それなら初期投資に金がかかっても壊れないバイクがいい、と考えて浮上したのがスーパーカブ。

大事に乗れば10万キロ走ることも可能だってんだから、下手すりゃ車よりタフじゃねえかよ、と。

しかもリッター60キロ以上は間違いなく走る、ときた(多分、今はもっと走行距離延びてるはず)。

私の車と比べても、ほぼ4倍以上の移動距離。

化け物か、と。

ただね、私は色味がねー、スーパーカブ、嫌いだったんですよね。

グリーンとかブルーとか、新聞配達や銀行員、出前のイメージがあって。

職業差別をしてるわけじゃなくて、ビジネス車みたいな無骨さに愛情注げない気がした。

そしたらだ。

なんと50にはイエローのライナップが付け加えられてる、という。

私は全く知らなかったんですけど、近年、スーパーカブというアニメが人気を博して、軽いカブブームが世を席巻してたみたいで。

その流れで発売になったのかどうかは知りませんが(昔はなかったよね?)イエローなら一択あり、と私は思った。

これなら普段乗りでも楽しそうな気がした。

早速、出かけましたよ近所のバイク屋に。

そしたらだ。

「今、注文受けられないし、在庫も抱えてないんですよね~」ときた。

原因は昨今の半導体不足。

生産がいつ再開されるかわからない以上、うかつに返事できないというのがバイク屋の言い分。

マジか、と。

原付バイクに半導体とか必要だったのか?と(無知)。

しかしながら「ない」と言われれば、ますます欲しくなってくるのが人の心理というもの。

探しまくりましたよ、近隣のホンダ特約店(どこか在庫持ってないか?と)及びネットの隅々まで。

何月何日までの辛抱、なら待つこともできる。

だけどいつになるかわからない、といわれると、これはもう今、八方手を尽くして購入したやつの勝ちなんじゃねえか?と私は考えてしまうわけだ(多分違う)。

そしてようやく発見したのが関東のとあるバイク店のネット販売。

新車で販売してるのは、私の調べた限りではその一店舗しかなかった。

一瞬悩みましたよ、悩んだけどね、気づいたらもう右手が購入をクリックしておりました。

でね、結論から先に書いてしまいますけどネットでバイク買うとか、ほんとやめた方がいい、とつくづく思いましたね。

私の遭遇したケースが決してすべてではないんでしょうけど、Amazonや楽天と同じ感覚でいるとひどい目に合うぞ!とだけ。

もうほんと黎明期のヤフオクかよ!って。

細かく書くと5000文字ぐらい軽く埋まってしまいそうなので省略しますけど、普通の販売店とのやり取りで、こうも意思疎通がうまくいかないものなのか、と疲れ果てました。

売る気あるのか?こいつ?とすら思った。

最終的に届いたからよかったものの、これ以上遅れるようなら訴訟も辞さない、と思いつめてましたね、私。

で、ここからですよ。

届いた状態では、全く収納が存在がしないのがこのカブというバイクで。

これはこれでスマートなんですけどね、やっぱり買い物なんかにも使いたいし、カゴの1つぐらいはつけたい。

かといってすべてをバイク屋にまかせると、工賃がかかる。

陸送代でけっこうな額の現金をはたいたんで、できるなら出費は抑えたい。

いろいろ調べた結果、前カゴを設置するにはフロントキャリアってのをまず取り付ける必要があるのがわかった。

で、面倒くさいのがフロントキャリアを取り付けるのに、ニッパー(AA09の場合)とソケットレンチを使わなければ無理っぽいこと。

ソケットレンチなんて、あなた自宅に常備してますか?って話ですよ。

工具からそろえなきゃならんのかよ、って。

作業自体は、素人でもできなくはありません。

フロントキャリア中央に取り付けるネジをカウルの隙間に落としてしまって、真っ青になることを除けば(磁力のある工具を用意することをおすすめします)。

ただね、これだけではまだ完成とは言えない。

ヘルメットも必要だし、盗難防止にワイヤーロック、防寒グローブ、できることならバイクカバーも欲しい。

すでにこの時点で19249円の出費。

えっ、なんでこんなに金かかってるの?と焦りだすが、全ては後の祭り。

ここまできたらやはり後部座席にボックスも取り付けたい、と欲が出てくる。

だってね、ホンダ純正の前カゴって、思ってた以上に小さいんですよ。

もし出先で米安売りしてて、つい買っちゃったときにどうするんだ、って(米は大事)。

で、調べてみたらホンダ純正のラゲージボックス、これが思ってた以上に高い。

定価9900円って・・・たかが鉄の塊に1万円も出すのか?と。

こんなのうちの会社で鉄板溶接したら数千円でできるじゃねえかよ、と思うも、さすがに私用では発注できんしなあ。

重さが5キロ近くあるのも気になった。

常に子供一人乗っけてるようなものですしね。

で、調べまくって、これなら代用できるのでは、と思ったのがcaptain stagの折りたたみ式収納ボックス。

値段がほぼ1/4だし、軽いし、使わない時はたためるのが気にいった。

耐久性は劣るんでしょうけど、劣化して買い替えたとしてもまだ純正より安い。

これにドリルで穴開けて、ステー挟み込んで取り付けてみてはどうか?

電動ドリルで正確な位置に穴をあけるのに苦労しますけど、やってできなくはない。

ここまでで、しめて26667円。

えーと。

輸送費込みで総額30万円近くかかってるんだが・・・・。

原付バイクって、こんなに金かかるものでしたっけ・・・。

ちなみにボックスを取り付けてるとバイクに乗るときにまたげないぞ、みんなどうしてるんだ?

俺はバレリーナじゃねえ!と一人つっこんでしまった。

どうあれ、もう乗りまくるしかない。

元を取るにはカブで琵琶湖一周するぐらいの勢いで走りたおすしかない。

というわけで、いきなり遠出するぞ、いやね、梅を見に行こうかと思うんだよ、ちょうど時期だしね。

<2ページ目へ続く>

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