山奥で芸術とくれば行かないわけにはいくまい~室生山【奈良】

奈良県宇陀市にある室生山へとお出かけしてまいりました。

山登りがしたかったわけじゃなくて、ちょっと行ってみたいところがたまたま室生山で営業してた、ってだけの話なんですが、まあ、どうせ行くなら近くをぶらぶら見て回ろうかな、と。

人里離れた山の中なんですけどね、どういうわけかみやげもの店や飲食店が山沿いの道に軒を並べています。

後から知ったんですけど、室生山って女人高野で有名な室生寺の大本山なんだとか。

結構な数の人達が年間を通じて参拝に訪れているらしいです。

まあその、私はそんなこと知らなかったものだから「ああ、寺があるなあ」と案内標識で確認しただけで、そのままスルー。

寺はねえ、どうも比叡山以降、あんまり相性よくねえんだ、すまん。

まずは一部でパワースポットと名高い龍穴神社へと足を伸ばします。

杉の巨木が圧巻な龍穴神社、正面参道。

拝殿。

神主さんは常駐されてないようなんですけどね、手入れが行き届いていて凛とした空気に包まれた境内でしたね。

平安時代ぐらいまで朝廷による雨乞いの神事が行われてたらしいです。

祭神は高龗神(たかおかみのかみ)なんですが、これ灌漑の神様。

龍神伝説が残る場所ですから、ひょっとしたら後付けで祀られたのかもしれません。

わかりませんが。

神住まう地であると納得できるだけのロケーションではありましたね。

自然崇拝につながる聖性が感じられる、とでもいうか。

神社の裏の山にもなんかあるみたいなんで、さらに奥地へと進みます。

裏山にあった 天の岩戸。

うーん、三重県にもあったしなあ。

龍神と天照大神はあんまり関係ない気も・・・。

そう言われればそうも見えますね、ってなところか。

はい、着きました吉祥龍穴。

ここが龍穴神社の奥社であり、本丸と考えていいんじゃないでしょうか。

なんせ龍の住まう穴を直に望める場所ですから。

鳥居をくぐり、川音が響く方へと歩いていきます。

なんか見えてきた。

川の上流はこんな感じ。

岩盤を滑るように水が落ちてきます。

拝殿から見た龍穴。

まあ、なんというか穴だ。

やべえこれ、マジだわ。

穴だ、とか言ってる場合じゃねえ。

こんな山奥で土足厳禁とは・・・・。

しかも毎日掃除されてるっぽい。

あわてて不敬を詫び、手を合わせる私。

ちなみに結構断崖絶壁です。

落ちたら無傷じゃすまねえ。

行くまでは、かつての信仰が息づく場所なのかな?と思ってたんですが、バリバリで現役でしたね。

室生寺の知名度に隠れてる印象ですが、神域として今も大事にされていることが伝わってきました。

さて、今回の目的地に向かうとしますかね。

<2ページ目へ続く>

タイトルとURLをコピーしました