飛鳥時代の妙な石造物だらけ、律令国家始まりの地は落陽の在郷だった~明日香村【奈良】

奈良県高市郡明日香村に来ております。

平城京に遷都するまでのおよそ100年間、都が存在した場所として知られてますが、さて令和の現在はどんな感じになってなってるのか、今回、飛鳥奇石群を巡りながらぶらぶらしてみようかな、と。

なんせ聖徳太子で大化の改新ですからね、知らない人は居ないであろう歴史の大転換点を記した場所ですから、その時代の残滓でも嗅ぎとれれば・・と思った次第でございます。

えーと、普通に農村地帯で村なんだが・・・。

歴史ロマンどころではない気が早くもしてきた。

まずは日本初の仏教寺院と言われる飛鳥寺へ。

蘇我馬子が建立したらしいんですが、今は奈良時代に現奈良市へ移転された元興寺の方が有名かもしれません。

本元興寺とも呼ばれてるらしいです。

どことはなしに雅な感じの境内。

なぜ郵便ポストが?

そんなに広くはないんで、ほぼこれで終わりだったりするんですけど「あれ?夢殿はどこ?」などと、この時は考えておりました。

帰ってきてから色んなことを混同してた上に、なにもかもが間違ってたことに気づく。

聖徳太子ゆかりの寺は橘寺で、夢殿があるのは法隆寺

だから聖徳太子関連の寺に、なんで蘇我入鹿の首塚があるんだよ、って。

すぐに察しろよ!俺!

なんせこの時代の私の知識といえば、ほぼその大半が山岸凉子の日出処の天子によるもの、だからなあ。

創作と史実が頭の中でごっちゃになってていかん。

知ってる人は知ってるだろうと思うんですけど、一応説明しておくと手前が聖徳太子で、後ろが蘇我毛子(蘇我蝦夷)。

・・・うん、こんな聖徳太子はどう考えても1600年前の日本には居ないね。

明日香村になら居そうな気がしてた自分がかなり恥ずかしい。

飛鳥寺、裏口。

あまりにも平和そのものな農村の午後に探究心も行動力も萎えてしまいそうではあるが、とりあえずは飛鳥奇石群を巡ってみることにする。

これ、農道なんじゃねえの?と思える隘路をずいずい進んでいくと・・・。

畑の片隅にいきなり登場、鬼の雪隠。

えっ、水洗なのか?

鬼の雪隠の向かいの林の中にあるのが鬼の俎

ま、物は言いよう、ともいう。

宮内庁の看板が立ってて少し焦った。

古墳の石室、床石部分が露出したものでは、などと言われてますね。

再び農道としか思えぬ小道を進んでいくと・・・。

民家の裏手にいきなり亀石

なんだかもう公園の遊具並みに日常へ溶け込んでるような気がしなくもない。

なぜこんな巨大なものをわざわざ加工して設置した?飛鳥人よ?

亀石の隣にあった無人販売所。

国産レモン100円は安いな、と思ったが、亀石見たついでに買うものでもないような。

つーか、農具置き場かと思ったじゃねえかよ。

比較的住宅が密集してる地区にぽつねんとあるのが、

マラ石

自分ん家の裏手に、こうも露骨な歴史的石造物があったらちょっと嫌だなあ・・と思うんですけど、慣れてしまうものなんでしょうか。

横から見たら車のサイドブレーキやがな。

ちょっと時間が厳しくなってきたんで、奇石巡りを中断して先に飛鳥資料館へと寄る。

いや、ここ16時半で閉まっちゃうんだよ。

調べた限りでは、なんか評判いいみたいなんで。

ああっ、さっき見てきたばかりの亀石が庭内におるがな!

次、見に行こうと思ってた猿石も!

亀形石造物までもが!

なんか水芸を披露してるわけのわからん石像まである。

脱力。

わざわざあちこち巡らなくても最初からここに来ておけばすべて事足りる、って話じゃねえかよ。

全部、精巧なレプリカらしいんですけどね、動くわけじゃなし、ぶっちゃけ真贋どちらでもいいような・・・。

やばい、もう帰りたくなってきた。

<2ページ目へ続く>

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