前回と同じく京都市東山区に来ております。
さて、突然ですが、みなさん、京の大仏さんという童歌をご存じでしょうか?
京の 京の 大仏つぁんは
天火(てんび)で焼けてな
三十三間堂が 焼け残った
ありゃ ドンドンドン
こりゃ ドンドンドンうしろの正面 どなた
私の記憶だと『ありゃドンドコショ、こりゃドンドコショ』『うしろの正面だあれ』なんだけど、違ったみたい。
どちらにせよ、気味の悪い歌だなあ、と。
マイナー調の節回しがなんか怖いし、歌詞に全く意味がない(ただ事実を羅列してるだけ)のも不気味。
なにかの隠喩なのか?と勘繰ってしまいそうになるというか。
そもそも『うしろの正面』ってのがよくわからない。
どの方向から見た何の正面なのか?って考えだすと、幾通りもの解釈が生じてくると思うんですよ。
元ネタは『かごめかごめ』だろうから、『かごめかごめ』をまずは解き明かさねばならないんだろうと思うんですが、そういうのはこんなふざけたブログの役割ではないと思うんで、専門な方々にお任せするとして。
ともあれ、まず引っかかるのは「京の大仏さん」だと思うんです。
あのね、『京』に『大仏さん』は存在してないわけですよ。
小耳に挟んだこともない。
「そやから、焼けた言うてるやんけ!」とツッコまれそうですが、焼けたなら焼けたでなにか痕跡でも残ってそうなもんだと思うんですね。
歌の世界でしか往時を偲べない、ってのはさすがにないだろう、と。
で、調べてみたらあったんですよ、痕跡が。

長い間、京都に住んでましたが、このようなものが残ってるなんて全く知りませんでした。
住宅街の中にぽつんと現る、大仏殿跡緑地、ここに京の大仏さんが鎮座なされておったわけですな。

写真は四代目大仏。
奈良の大仏より大きかった、というのだからびっくり。
1973年まで現存していたらしいんですが、失火により焼失したとか。
普通なら再建しそうなもんですが、4代目、と、あるとおり、京の大仏が棄損したのは4回目で「また作りなおすのはもう無理」って関係者各位の心が折れちゃったみたい。
4回もダメになった理由はさまざまなんですが、普通に考えてなんか祟られてますよね。
縁がなさすぎ、というか。

聖域だったろうに、なんともあっけないもんだなあ。

もともとはこの大仏殿、方広寺の境内にあったようです。
大仏殿跡緑地から路地を北に進むと、今も方広寺が見えてきます。

ちなみに大仏殿跡緑地の西側は豊国神社の総本社。

南側は京都国立博物館になってます。
伽藍の一部が博物館の敷地内にも及んでいた、とか。

なんだか建物からして普通じゃない感じだな、京都国立博物館。
実はこのあと行く予定だったんですけどね、えー、諸事情で中止しました。
撮影禁止なんだって、ここ。
博物館で撮影禁止とか、初めてだわ。
諸外国の開放路線とは真逆を行く日本、いつまでこういうのが続くんだろ。

で、その国立博物館の向かいにあるのが、『焼け残った』三十三間堂。
しかしこんなところにあったのか、三十三間堂。
40年ぐらい京都に住んでたけど全く知らなかったわ、七条通りはよく通ってたんだけどなあ。
いやまあ、地元の人間なんてそんなもんすよ、はい。

で、ここでまたトラブル発生。
堂内は一切、撮影禁止なんだって。
全くもってブロガー泣かせ。

仕方ないので、公式ウェブのスクリーンショットでも(私が撮ったものではないことを念押ししておく)。
どうでもいいけど、写真、ダメだというなら公式ウェブにも写真載せるなよ、と思うが、あっ、すいません、なんでもないです。
みなさんよくご存じなんでしょうけど、全長120メートルもの細長い本堂に、薬師如来が1001体と観音様を守る二十八部衆が鎮座。
圧巻ですね、さすがに。
仏教寺院とかあんまり相性よくないほうですけど、さすがにここは気圧されました
というか、作りすぎだろう、って。
平清盛が実行役だったらしいんですが、誰か止めてやれよ、と。
「なんぼなんでも作りすぎでっせ、大将」って誰も言わなかったのか?これ?
言おうものなら首が飛ぶのか?ひょっとして。

三十三間堂と言えば通し矢が有名ですが、今でも毎年1月に大的全国大会の名称で新成人対象に通し矢の競技が行われてるみたいです。

余談ですが堂内に平田弘史の「弓道士魂」が展示してあってびっくりした。
そりゃこの本のテーマは当時の通し矢だけどさ。
平田弘史がどういう漫画を描いてきた人なのか、多分関係者は知らないんだろうなあ。

なんだか大仏殿跡以降、ろくな写真が撮れてない気がしてきたので焦り気味に次の目的地へ。
三十三間堂から徒歩5分、真言宗智山派総本山、智積院でございます。
もうほんとに東山はデカめの寺社仏閣だらけ。
もうすでにこの時点で童歌関係なし。
すまん、童歌、予想に反してあんまり撮れ高なかったんだよ。
童歌ネタだけではとてもじゃないが記事にならん。

広すぎてどこから手を付けていいのかわからん。
智積院と言えば長谷川等伯一門の障壁画(国宝)が有名だけど、これは多分撮影禁止だろうから、池泉回遊式庭園の方に行ってみることにする。




(・・・・教養がなさ過ぎて何のコメントもできない)


チャッピーに聞いてみたら「枯山水とは違い、静かに余白を楽しむ庭」とのこと。
・・・へえ(全然わかってない)。

こんなところに住んだら立ち居振る舞いからして変わってきそう(誰も住んでねえわ)。

京都らしさを味わう分にはちょうどいいんじゃないですかね。
三十三間堂に比べたら人も少ないですし。
大人500円。
さて、それでは本日最後の目的地へと向かいますか。
<2ページ目へ続く>
