観光客が行きそうにない宇治を散策してみる【京都】

えー京都府宇治市に来ております。

観光地です。

外国人もいっぱい来てます。

寺社まみれです。

普通の観光客のセオリーとしては宇治橋通り商店街を散策の後、平等院、宇治神社そして源氏物語ミュージアムでものぞいてその後、三室戸寺に足を伸ばす、もしくは塔の島、ああ疲れた宇治茶でも飲んでさあ帰るか、ってなところかと思うんですが、今回、あんまり宇治を観光しようとする人が行かないところに行ってみようかな、と計画しております。

というのも宇治って車を停める場所がほとんどないんですよね。

どこかに移動するたびに有料駐車場を利用しなきゃなんない。

電車で行けよ、って話だったりするんですが。

あれこれ調べてみて、私がちょっと行ってみたい、と思ったのは2箇所。

そのうちのひとつが宇治上神社。

源氏物語ミュージアムのすぐそばにひっそりとありました。

拝殿。

なんだここ?と覗いてみたら・・・・。

なんと手水舎。

湧き水をそのまま利用しているようです。

どことなく秘湯っぽいなあ、なんて。

ちゅーか、地味になんか怖いわ、これ。

こんなの初めて見た。

磐境信仰の創祀、という側面もあるようです。

これ、ややこしいんですが巨石信仰とはまた違うみたいです。

「境」は神域との境を意味するものであるとか。

ここになにかの端境があったんでしょうか。

本殿。

平安時代後期の建立で現存する神社建築としては日本最古とか。

確かに古いんですが、きれいに手入れされていてとても2000年以上が経過している、とは思えません。

祭神は応神天皇、仁徳天皇、菟道稚郎子命。

すぐ近くにある宇治神社と二社一体、対をなす神社らしいんです。

ごく至近距離に菟道稚郎子の墓所もあったりします。

やっぱり京都はなにかとそういうのが密集してる、と思う次第。

続いて次の目的地、天ヶ瀬ダムへ。

早くも街中から離脱。

宇治市の中心街からほんの10分ほど宇治川上流に車を走らせると・・・。

なんだか鬱蒼としてきて・・・。

着きました、天ヶ瀬ダム。

下から見るとこんな感じ。

左手にあるレンガ色の建物は志津川発電所。

現在は閉鎖。

天ヶ瀬ダムができるまでは現役だったとか。

廃墟マニアには有名な建物らしいです。

勝手にスタスタと中に入っていったらいきなり職員に呼び止められる。

「住所と名前書いてください」

さて、オカルトに詳しい人の間では有名ですが、天ヶ瀬ダム、一時期は屈指の自殺率を誇り、飛び込む人が後をたえなかったとか。

防止策でしょうか。

ダムの上を歩きます。

すげえ勢いで噴出。

水音が聞こえてきますし、上に居ても。

これ、3門とも開いたらどのようなことになるのであろうか。 

身を乗り出して撮ってみました。

脇の下に嫌な汗が。

実は高いところ、ちょっと怖い。

ダムを渡りきると山手に向かってこのような階段が。

実は今回のもうひとつの目的地はこの階段の奥にあったりします。

ただこの階段を上って素直に歩き続けるには体力面での不安あり。

ショートカットすることにします。

いったん、天ヶ瀬ダムを出る。

なぜだかすれちがう職員の方にやたら愛想よく会釈される。

ダム中央に監視ボックスみたいなものもあり。

「こいつ飛び込まねえだろうな」と量られてるのかも。

飛び込まねえし!

高いところ怖いんだってば!

うーむ、お仕事ご苦労様です。

<2ページ目に続く>

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