京都市と亀岡市の中間にある秘境駅「保津峡」へ行ってきました。
地図を見てもらえばわかると思うんですが、この保津峡駅、周辺に民家や施設が全くない山の中にぽつんと存在してます。
4キロ先には集落があるみたいなんですが、4キロも離れててこの駅を「交通の足」として集落の人達は利用するのだろうか?とちょいと疑問。
なんでJRはこんなところに駅を作ろうと思ったのか、あれこれ調べてみたんですが結局詳しいことはわからずじまい。
かつては普通列車も通過してた、ってんだから、ほんと誰のための駅、って感じ。
んで、この駅に行くための道が結構な悪路で。
京都市側から行くなら山ひとつ超えて、保津川沿いのどう見ても一方通行なクソ狭い50号線を延々進まなきゃならない。
亀岡市側からのアプローチも似たようなもの。
市街からぐるりと大回りして山ひとつ超えなきゃならない。
つまりは、車で送迎とかほぼ想定されてない、ってことですよね。
ますます、なんでここに?と思う。
ああ、鉄橋だね、と思うでしょ?
実はこの鉄橋そのものが保津峡駅。
もちろん無人駅です。
誰もおらん。
昇降客が大勢いるとは思えんのだが、何故か立派な自動改札機が。
全開放状態ですけど。
ホームへ向かってみました。
写真上部の山肌に沿うように続く白いのが実はガードレールで、私がついさっき車で越えてきた道。
いかに山深いか、わかっていただけますでしょうか。
まあ、鉄橋の上、って感じではないですよね。
お約束。
ここは誰も居なくて絶好の自撮りポイントだなあ、なんてポーズを決めてたら、いきなり双方向から列車が接近してきてけたたましく警笛を鳴らされた。
なんだ、なんだ、白線の内側におる、っちゅーねん。
駅を下から1枚。
今の時期、この駅の下を通る「保津川下り」をやってるはずなんですけどね、船、通らないですね。
しかしまあ、あれだ、秘境駅ってのも、こう、あまり書くことがないですね、うん。
・・・・帰るか。
帰路の途中にあったトロッコ列車の駅。
車を停める場所がなくて、駅に近づけない。
一度ぐらい乗ってもいいかな、とは思うんですけどね。
有名な観光列車ですし。
おまけ。
道中に存在する有名な心霊スポット「清滝トンネル」。
信号が青だったら死ぬ、とか、トンネル内で怪異に遭遇するとか色んな逸話が残されてますけど、このトンネル、実際は清滝に住む人の生活道路ですしね。
バスも通ってますし。
ほんとね、誰が言い出したのか、と。
こんなとこ、怖くもなんともないわけですよ、マジな話。
余裕で自撮りも出来ちゃうわけだ。
えーと、か、顔が変にこわばってるように見えるのは気のせいだから。
背中が気になって仕方がないとか、そういうこともないから、うん。
・・・・・・・・・・・・・・・。
えーと、体張ってます、せめてここだけでも笑ってもらえないと辛いです。
帰り道。
丸太町通り。
あえて特定はしませんけど、新耳袋で有名になり映画化もされた「幽霊マンション」が実はこの先にあります。
なんだよ!このあたり心霊スポットだらけじゃねえかよ!
ああ、早くおうちに帰りたい・・・。
次回予告、清滝トンネルをくぐって、その先にある愛宕山に登ります。
決死の登山行を乞うご期待。
<終わり>
2017.9探訪
コメント
[…] 以前、愛宕神社にでかけた時や保津峡へ向かう際にも通った奥嵯峨へ、再び出かけてまいりました。 […]