箕面市の銭湯【大阪】

箕面市のスーパー銭湯(閉店含む)を全網羅。2020年現在、銭湯組合に加入している浴場施設は箕面市に存在しません。

<入浴した銭湯>箕面湯本水春、箕面温泉スパーガーデン

箕面湯元水春

  • 箕面市船場東3-13-11
  • 9:00~26:00
  • 無休
  • スーパー銭湯  
  • 平日770円、土日祝820円

怒涛の設備攻勢と豊富な湯種でさすがに水春

ビーバーワールドという複合商業施設の2Fが店舗です。
2Fでスーパー銭湯、というのもなかなか珍しいように思う。
店内は東香里や草津の水春と大きく違いはなし。
あらかじめ入浴料金を支払って、退出時に再び料金を清算、という二度手間会計も同じ。
浴場は水春お得意の怒涛の設備攻勢。
炭酸風呂に薬湯に温泉に漢方サウナに背もたれ湯にエステにジェットと欠けたるものなし。
770円でここまでやられちゃあ文句の付けようがなし。
浴室のみに関していえば、東香里のページでも書きましたが、あれこれ変遷し続けてきたスーパー銭湯と言う業態のある種の頂点だろうなあと思います。
多分この料金でこれ以上って望めないと思う。
ちょっと不思議だったのが内湯の構造で、なぜか扉で仕切られて分割されているんですな。
意図がよくわからない。
どうしたかったのか。
あと気になったのは炭酸泉の濃度とお湯の汚れ。
泡が全く付着しません。
さすがにこれは薄すぎる。
および老廃物が目に見えるレベルで浮いてます。
循環ろ過装置が故障しているのか、一切給湯していないのかわかりませんが、これはちょっとやばいクラス。
この日だけだったと思いたい。
せっかくの充実の設備も台無しになりかねないのでこまめなチェックを、と思う次第。
まあ他は普通に誰が入浴しても文句の出ないスーパー銭湯だと思います。
個人的にはさすがに水春も3軒目となるとある程度予測がついてしまうので店舗ごとの変化が欲しかったところですが、さすがにそれは贅沢か。
26時までと言う深夜遅くの営業も魅力。

箕面温泉スパーガーデン

  • 箕面市温泉町1-1
  • 10:00~22:00 
  • 無休
  • 温泉旅館の浴場施設
  • 平日1580円、土日祝1980円(17時以降770円)

非日常性に特化したド派手な温泉施設

2012年に一度事実上の倒産、その後大江戸温泉物語グループの資本がはいり、2013年リニューアルオープンした、北摂では日帰り温泉の草分けとも言える歴史ある温泉施設。
昔、テレビコマーシャルを見たことのある人も大勢居ることと思われます。
いや、一度入ってみたかったんです。
しかし私が銭湯巡りを始めた頃は改装工事中でどうにもならず。
満を持して今回行ってまいりました。
阪急箕面駅からすでにその遠景が山の中腹に見えております。
巨大です。
隣接するホテルが立派すぎて、夜行くと不夜城のようなきらびやかさで、このような高台でいったい何事か、と思う。
駅から歩いていける距離にありますが、道中土産物屋や飲食店が立ち並び、ちょっとした温泉街というか観光地のよう。
しかしこれは箕面温泉の客をあてこんだ商店街と言うわけではなく、箕面の滝や紅葉を見に来た人のための観光施設らしいです。
で、車でここに進入すると実は箕面温泉にはたどり着けません。
行き止まります。
地図上では最短距離ですが、車で行く場合は箕面駅の西側から大きく回りこんで強烈な坂道を登攀、施設の西側に向かう必要があります。
道中、案内表示だらけなのですぐわかると思います。
とりあえず施設外観は恐ろしく派手です。
街中のパチンコ屋もひくクラス。
こんな山の中で何をやってるんだ、と言いたくなるぐらい。
圧倒されます。
入り口には鉄道の自動改札のようなゲートがあり。
このゲートをくぐってフロントでリストバンドをもらうのですが、温泉入浴用の受付が個別の窓口になっていてまるでテーマパークか遊園地のようです。
何故か温泉入り口に下足箱がなし。
靴は壁にかけられたビニールバッグにいれてそのまま施設内に持ち込みます。
ここで再びゲート。
リストバンドを所定の位置にかざすとゲートオープン。
なるほどこれで課金しているわけか、と納得。
さて脱衣所へ、とうろうろしていると、まずは浴衣にお着替えください、との案内が目に付きます。
健康ランド的だな、と思いつつ、面倒なのでそのまま脱衣所へ。
浴室はドカンとだだっ広いです。
最初に目に付いたのは円形の浴槽の中央に鎮座まします一本足の鶴の彫像。
その奥には巨大な赤富士のペンキ絵が。
なんとなく縁起がよいというか、おめでたそうな感じではありますが、結構きわどいラインだな、と思ったりもする。
チープとゴージャス、紙一重。
しかしなぜ鶴?しかもきっちり彩色されているし。
設備的には私が期待したほどではありませんでした。
ジェット系不在、電気風呂不在、湯種も豊富、と言うわけではなし。
悪く言えばただでかいだけ。
温泉一本勝負。
私が気になったのは浴槽の深さ。
やたら浅いんですよね。
普通に座っていて肩までお湯に漬かれない。
相当体を斜めにしないと無理なんですが、斜めにするとお湯のぬめりのせいで尻がすべる。
サウナの狭さも気になりました。
これだけの規模で7、8人はいったら満室、というのはいかがなものか。
しかも腰掛の敷布が交換されている形跡がない。
他人の汗でドボドボ。
普通のスーパー銭湯でももう少しまめに交換するように思う。
水風呂の小ささも疑問。
2人ぐらい入ったらもう限界。
水風呂の浴槽が家庭で利用されているようなポリバスなのもよくわからない。
なぜ水風呂だけこんな貧弱なのか意図が読めず。
冷水の蛇口がついていて、自由に給水できるのは楽しかったですが。
露天風呂は屋根が完全に覆われていて一切外が見えず。
色々事情はあるんでしょうが、この立地で外が見えない、というのはがっくりきた人も多いのではないか、と思います。
なぜか露天風呂だけ浴槽の水位は通常。
さて、これで入浴料が1000円を超える、というのはどうだろうなあ、と。
開放感はあるし、檜の香りが充満していてああ温泉に来たなあ、という気にはさせられます。
ロビーの演出にもこだわりが見て取れるし、非日常感を味わう分には他の追随を許さない金のかけ方をしている、とも思います。
でも温泉は身近なスーパー銭湯でも満喫できるし、浴室内設備に関してはここよりも立派なところはいくらでもあるように思うんですね。
結局は温泉という空間性を優先するのか否か、と言うことだと思います。
私は浴室の仕様にこだわる方なので、充分な満足感は得られませんでしたが、トータルコーディネイトと言う意味では現実からトリップできる施設である、とは言えると思います。
泉質は炭酸水素塩泉。
かなりぬめります。
ちなみに悪名高き有料エレベーターは車で行ったので今も有料なのかどうか確認できず。
あと、施設内にはいっただけで入浴しなくても100円とられます。
さらに清算時、入湯税と外税が加算されるので料金は額面どうりの金額でないことにご注意。
資本が変わっても以前のセコさ健在、ということか。
知りませんが。
タオルとバスタオルは無料貸与。
カミソリは見当たりませんでしたが、洗顔用の液体石鹸がおいてあるのは感心しました。
もちろんレストランに物販、マッサージにあかすり、岩盤浴、縁日の祭りの日風の屋台等あり。
大衆演劇、吉本新喜劇なんかもやってるみたいです。

*記事の内容はすべて2013年のものです。現在とは違っている場合があります。

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