守口市の銭湯【大阪】

守口市の銭湯、スーパー銭湯(閉店含む)を全網羅。2020年現在、銭湯組合に加入している浴場施設の入浴料金は450円です。守口市内は店によってサウナ料金の必要な場合があります。

<入浴した銭湯>新町湯、みどり湯、協和温泉、新大庭温泉、日の本湯、コミカ温泉、新小春温泉、元町温泉、大宮温泉、橋波温泉、宝来温泉、大枝温泉、清流温泉、宮前湯、大園温泉、大黒温泉、日吉新温泉、ユーバス守口

新町湯

  • 守口市大久保町5-10
  • 15:30~23:30
  • 6日、16日、26日定休
  • 中型銭湯  
  • フロント式 
  • サウナ料金別途必要

きれいに全改装された現代的銭湯

ごく至近距離に神田温泉や朝日温泉があり、勝手に寝屋川市の銭湯だと思い込んでましたが、住所の上では守口市になるようです。
大阪北部の銭湯では珍しく全改装されている一店。
まだまだロビーやフロントは新しい感じです。
昭和の残滓はまったく嗅ぎ取れないし、浴室にも付近の銭湯でよく見かける定番の意匠は見当たりません。
至極現代的。
床が全面滑り止め仕様のタイルで敷き詰められているのに感心。
なかなか細やかな配慮です。
ただ現代的な銭湯が陥りやすい無機的で殺風景、というありがちな罠にはとらわれてしまっているよう。
高い清潔感を優先する人にとってはまったく気にならないことなのかもしれませんが。
脱衣所から浴室に向かう通路に野外スペースが設けてあり、セオリーに順ずるならそこに庭か池でも造るはずですが、こちらの場合、ビーチパラソルを立てかけたテーブルが椅子を囲んでおいてあり、こういうアプローチも現代的と言えるかも、と思いました。
正直なところ、似たような印象を抱く銭湯が大阪北部はいささか多かったりするので、新鮮に感じた、と言うのはあります。
個人的にちょっと不満だったのが湯船の多様性。
これだけの広さがあるのだからもう少し設備にこだわってもよかったのでは、とちらりと思った。
お湯はぬるめ。
いささか見つけにくい場所にありますが、隣にコインパーキングもあり、知らないで済ませるにはもったいない銭湯であることは確かです。

みどり湯(閉店しました)

  • 守口市梶町3-14-7
  • 15:00~24:30 
  • 無休
  • 中型銭湯  
  • フロント式 
  • サウナ料金別途必要

充実の設備と炭酸風呂

大黒温泉、大一温泉は歩いていける距離にあり。
なぜかこのあたり銭湯が密集していて激戦区。
需要があるんでしょうなあ。
喜ばしい限り。
外観は明るく、開放的で入りやすそうな雰囲気です。
店内もきれいに改装されており、清潔感があります。
浴室はさほど広くはありませんが、これでもかの充実の設備攻勢。
サウナに加えスチームサウナ、塩風呂に露天のジャグジー、冷暖両用シャワーブースに主浴槽は炭酸風呂ときた。
1時間ぐらいあっという間に過ぎます。
特に塩風呂はあんまりやってるところがないのでここぞとばかり満喫。
塩味は若干薄めか。
個人的にはもう少し塩辛くてもよし。
すいません私なにかおかしなことを書いていますでしょうか?
露天のジャグジーもなかなか雰囲気があります。
湯船の四方からジェットが噴出される中、サブリと漬かり、外側には申し訳程度の観葉植物、ぼーっと夜空を仰ぎ見ているとあっという間に時間がたちます。
また、隣に打たせ湯っぽい設備があったのですが、残念ながらお湯は天井から噴出しておりませんでした。
若干気になったのは湯船の内側の老朽化か。
湯船の内側以外はきれいに改装されているので余計に目立った、というのはあります。
規模の割にはお客さんも多く、活気のある1店。
しかしそれも納得です。
私は1時間半ぐらい浴室に居た。
この規模ならもう少し浴槽の数を減らしてスタンダードに必要最小限を選択することも当然視野にはあったと思うのですが、そこをあえて多彩な設備にこだわったご主人の姿勢が気に入りました。
かるくのぼせましたよ、私は。

協和温泉

  • 守口市八雲東町2-60-9
  • 15:00~24:00 
  • 不定休
  • 中型銭湯  
  • 番台式 
  • 入浴料サウナ料金込み

広さもあって設備も充実の一店

外から見ると狭そうに見えますが、店内は浴室も含め意外に奥行きがあって広いです。
どことなく京阪温泉や新町温泉に似た雰囲気。
タイル使いに昭和が漂いますが、設備は一通り完備。
サウナに加えスチームサウナ、露天にシャワーブースと充実。
決して新しい設備というわけではないと思うのですが、メンテナンスがきっちりされているのか、清潔感があります。
普通に平均点以上。
ただ、印象に薄い、というのはどこかあるように思います。
なんとなく既視感があるというか、レイアウト、意匠等がどうしても没個性気味なんですね。
順当に大阪北部の銭湯らしい銭湯なんですが、質が高いにもかかわらず、クセのなさで損をしている気がする。
露天の所在なさげな感じがそれをもっとも端的に表しているように思える。
まあ差別化、というのが一番むつかしかったりはするわけですが。
ちなみに閉店時間は24時ですが23時半にはサウナや水風呂の循環が停止します。
照明も段階を経て消えていきます。
早めに行った方が無難。
あと、サウナについて別料金等、得に明記はありませんが、バスタオルを巻いて入ってくださいと書かれています。
常連さんは無視してましたが。
お湯はぬるめ。

新大庭温泉

  • 守口市大庭町1-14-1
  • 14:45~25:00
  • 第3木曜日定休
  • 中型銭湯  
  • フロント式 
  • サウナ料金別途必要
  • 駐車場あり

充実の設備ときれいな浴室でほぼ完璧

155号線沿いの目立つ場所にあります。
駐車場は店の向かい。
10台ぐらいとめられるようですが、駐車位置が指定されてます。
何番だったか控えてくるのをうっかり忘れたので、車で出かける人はお店で確認してください。
下足箱の向かいに駐車場の案内が貼ってあります。
店内はきれいに全改装されていて清潔感あり。
昭和の残滓はほとんど感じられません。
浴室は奥行きがあって広々。
設備もフル装備、といっていいでしょう。
通常のサウナに加えてスチームサウナ、露天に打たせ湯にジェットバスにシャワーブースが2機と欠けたるものなし。
主浴槽は流れる風呂仕様になってます。
最近はせっかく流れる風呂仕様なのに、コストダウンのためか、お湯が流れていない銭湯をちょくちょく見かけますが、こちらは景気よく流れております。
やっぱりざんざかお湯が溢れているのを見るのは視覚的にも訴えるものがあるよなあ、と思う次第。
気分がよろしい。
ちょっと珍しかったのが露天に設置されてるうたせ湯ブースのスイッチ。
なぜかわかりませんがレバー式になってるんですな。
電車の運転台を想像してもらったらちょうどいいかもしれない。
マスコンみたいなのが壁からにょ、っと生えてるんですな。
それをぐっと引くと打たせ湯のジェットが噴出する仕組み。
シュッッツパッツシンコウッってか。
ちなみにシャワーブースのスイッチも同様のレバー。
とりあえず全部の設備を堪能しようと思うと1時間ではすみません。
私は軽く1時間半はいた。
いや、これはなかなか高いクオリティにある銭湯だ、と思いつつ最後に深風呂にざぶりと漬かってさらに感心。
お湯がきっちり43℃はあり。
熱い風呂好きな筆者のツボをぐっと押す心憎い温度差攻撃。
いや、ほぼ完璧といっていいでしょう。
幾分見せ方という部分で演出に欠けるか、とは思ったりもしましましたが、町の銭湯ができることとしては最大限なものを提供していると思う。
気に入った。
もう少し近ければ通うのに、と奥歯をギリギリと噛み鳴らした次第。

日の本湯

  • 守口市八雲西町4-20-1
  • 14:00~24:00
  • 第1、3、5金曜日定休
  • 大型銭湯  
  • フロント式 
  • サウナ料金別途必要

どーんと広い浴室でのんびり

区分を中型銭湯とするべきかちょっと悩んだのですが、この浴室の広さはやっぱり大型銭湯だろう、と。
建物全体の規模としては図抜けて大きいわけではないんです。
ロビーをぐっと圧縮して、浴室を大きく作っているんですね。
最近の銭湯は浴室よりもロビーの大きさを重視しがちなので、真逆を行くこういう構造は個人的には大歓迎です。
私は全くロビーを利用しない人なもので。
ロビーを広くするなら浴室をもっと広く、と常々思っていた次第。
店内、若干昭和が香りますが、あちこち手を入れた痕跡があり、不潔な印象はありません。
設備も一通り充実。
大きく意外性はなく、幾分殺風景な感触はありますが、それでもやはりこの広さは貴重でしょう、と。
少しぐらいお客さんがいても全然気になりません。
のんびりと両手を伸ばそうが、立ってシャワーを浴びようが全然問題なし。
ところで日の本湯って、なかなか強烈な屋号かと思うのですが、なにか意味するところはあるのでしょうか。
ひょっとすると右な風呂屋でサウナには軍艦マーチでも流れているのか、と行く前は色々想像力をたくましくしていたのですが、まるでそんなことはなし。
フロントに座っていたのも老齢化の進む業界にしては珍しく若い人で、ごゆっくりどうぞ、と接客もすばらしく、まるで屋号に似つかわしくない柔らかな物腰。
快適でした。
サウナ料金も安くて好感触。

コミカ温泉(閉店しました)

  • 守口市西郷通1-4-12
  • 15:00~09:00(土日祝24時間営業)
  • 無休
  • 中型銭湯  
  • フロント式 
  • サウナ料金別途必要
  • 駐車場あり

アバンギャルドな浴室に脱帽

ひさびさに遭遇した個性的銭湯。
外観は全然風呂屋に見えません。
飲食店か、と思い一度は通り過ぎてしまいました。
入浴券は券売機で購入するシステムで、ボタンを押すとプラスチックの札が出てきます。
浴室は2重構造。
サウナを利用しない客は1F、サウナ利用客は2Fへ行くプラスチックの鍵をフロントで受け取る仕組み。
サウナルームの鍵の形が渚の湯、玉水温泉と同じです。
脱衣所から2Fへ向かう扉がなにやらゴージャスだったので期待するものがあったのですが、残念ながら塩サウナは故障中、フロア自体も幾分老朽化の兆しがありました。
遠赤サウナの足元と腰掛にほとんど段差がなく、全面にタオルが敷きつめられているのが幾分珍しいか。
これは寝転がるオヤジとかいるだろうなあ、と。
外気浴、と書かれたベンチがあるだけのベランダがご愛嬌。
1Fにも老朽化の兆しはあります。
タイル、塗装の剥落等あり、打たせ湯、スチームサウナは故障中の状態。
しかしながらそれをさしおいてあまりに前衛な浴室に私は心奪われました。
とにかくすべてが流線型なんです。
湯船も排水口も何もかもがカーブを描いている状態。
これは思い切ったなあ、と思う。
一瞬、どこに陣取ったらいいのか軽く迷う。
さらに強烈なのが浴室の壁に描かれた判別不能な抽象画の数々。
なんとたとえればいいのかわかりませんが、ロドニーグリーンブラッドが酔っ払ってペンキをぶちまけてしまったかのような感じ、ってのが近いか。
なにか意図するものを読み取ろうと目を凝らしましたが、私には勾玉の3連と突拍子もないヒョウタンツギとくしの刺さったダイコンにしか見えなかった。
あまりにシュール。
USJとかあの手のテーマパークが施設内に浴室を作ったらこんな感じになったかもしれない、と思ったりもしました。
いつもはあれこれチェックするのが常の私もこの浴室には惑わされっぱなし。
曲線に対応するためか、浴室の床が四方八方に傾斜がつけられているのもなんとも独特。
普通に歩いていて右へ左へと体がゆれます。
三半規管狂いっぱなし。
いや、来た甲斐がありました。
さぞかしできた当初は多くのお客さんの度肝をぬいたことだと思う。
ぜひメンテナンスに着手の上、末永く営業を続けてほしいと思う次第。
規格外の独自路線、という言葉最も似合う一店だと思います。
平日オールナイト、土日祝は24時間というのも凄まじいの一言。
ところで屋号のコミカはやはりComicalのComicaなんでしょうか。
だとしたらそのセンスに感嘆ですな。
風呂屋の感覚じゃないと思う。

新小春温泉

  • 守口市小春町5-31
  • 15:00~24:00
  • 火曜日定休
  • 中型銭湯  
  • 番台式 
  • サウナ料金別途必要
  • 駐車場あり

充実の設備と開放感ある広さ

外観は現代風です。
ヘルシーバス千里丘っぽい電飾で期待させるものあり。
店内は部分的に改装していった様子。
脱衣所の床にビニール製のゴザ柄の敷物が敷いてあるのは始めてみた。
トイレが外にあって、トイレの向かいが小さな庭園になってます。
大阪北部黄金のパターンですが、こちらは小庭園をきれいに管理されてて好感が持てた。
狸の置物が鎮座しているのも定番、といえば定番か。
浴室は思いのほか奥行きがあって広々。
設備は一通り充実。
風呂椅子がなく、代わりに固定式の石の腰掛が設置されてます。
大一温泉以来。
奥中央のスチームサウナはラドンスチーム仕様。
入り口中央に据えてあったラドン発生装置はここに使われていたのか、と。
蒸気を発生する機器の上部で、ウォーターベルがお湯を噴射してます。
このスタイルは大東市だけではなかったのか、と新たな発見。
遠赤サウナは謎の小部屋を隔ててさらに浴室奥にあり、多分これは後から増築したんだろうなあ、と。
これだけの広さがあればラドンスチームだけで充分な気もするが、ご主人はそれだけでは駄目だ、と思ったんでしょうな。
ご立派。
浴室にあれこれ手をかける銭湯は私は好きです。
露天は麦飯石含有。
定期的にお湯の変わる暦風呂もあり。
充実の1店、といっていいでしょう。
外観ほど店内は近代的な印象はありませんが、不思議にのんびりとくつろげました。
巨大な駐車場が隣にあるのも良し。
これといって気になる部分の見つからない良店。

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