摂津市の銭湯【大阪】

摂津市の銭湯(閉店含む)を全網羅。2020年現在、銭湯組合に加入している浴場施設の入浴料金は450円です。摂津市内は店によってサウナ料金の必要な場合があります。

<入浴した銭湯>松竹温泉、正雀湯、寿温泉、ヘルシーバス千里丘、摂津の湯、鳥飼の里温泉、極楽湯吹田店、源気温泉万博おゆば

松竹温泉(閉店しました)

  • 摂津市正雀本町1-37-11
  • 15:30~23:30 
  • 木曜日定休
  • 小型銭湯  
  • 番台式 
  • サウナなし

昔ながらの街の銭湯

正雀湯から歩いていける距離にあります。
概観は古めかしい感じですが、店内も予測を裏切らずに同様に年季がはいっておりました。
浴室はそこここに老朽化の兆しあり。
設備の故障は見当たりませんでしたが、ああ容赦なく年月は経過していったのだな、と納得させられるレトロ感あり。
残念ながらサウナも水風呂もありませんが、入り口横に冷水シャワーのブースあり。
私が印象的だったのはご主人で、銭湯には似つかわしくなく、なぜかブレザー姿。
ロッカーの鍵の開閉に手間どっている客を手伝ってあげたり、帰り間際に「おおきに、気ぃつけて」と声をかけたりと、なかなか好印象。
ひそかに銭湯紳士と命名。
正直なところ設備的に広くアピールできるものは少ないと思うし、個性的な何かがあるわけでもないですが、意外にお客さんは途切れることなし。
常に3人は浴室に居る状態。
どこか居心地がいいんだろうなあ、と推察。
外界とは隔絶した穏やかな時間が流れている空間ではあるな、と思いました。
お湯はぬるめ。

正雀湯(閉店しました)

  • 摂津市正雀本町1-26
  • 16:00~23:00
  • 土曜日定休
  • 小型銭湯  
  • 番台式 
  • サウナなし

シンプルだが清潔感のある街の銭湯

阪急正雀駅東口から徒歩1分ぐらいの距離にある駅前銭湯。
夜行くと正雀湯のネオンが目にまぶしい、なかなか存在感のある一店です。
店内はきれいに全改装。
とはいえ今風の無機的で殺風景な印象はあまりうけず、独自性を模索しているようにも感じられました。
それは浴室の作りに顕著。
タイルの色使いがなかなか派手です。
あまり見かけないデザインのタイルを数種類組み合わせてあり、どこか不思議に記憶に残る。
浴槽内側の腰掛けも、中央に湯通しのための溝が掘られており、これも初めて見るタイプ。
最初はこの窪みに腰をかけろ、ということかと思った。
残念ながらサウナ、水風呂はなく、大阪北部の平均からすれば規模も小さめですが、シンプルな設備でより良いものを提供しようとする姿勢があるように感じられました。
正雀駅で毎日乗り降りするような生活だったら帰り道にふらふらと招き寄せられてしまうかもしれないな、とは思った。
お湯はぬるめ。

寿温泉(閉店しました)

  • 摂津市千里丘2-5-10
  • 16:00~22:00 
  • 月曜日定休
  • 中型銭湯  
  • 番台式 
  • 入浴料サウナ料金込み

昔ながらの街の銭湯

ことぶき商店会の中ほどにあります。
外観は昔ながらの銭湯風。
店内も昭和の面影が残りますが、それほど古びた印象は受けません。
浴室は部分的に改装された様子。
男女を仕切る壁は近年手を入れた感じですが、足元のタイルのデザインは昭和っぽいです。
大阪北部では平均的な広さの浴室で、設備は一通り完備。
サウナが不思議に広いです。
この広さなら対面にも腰掛けを設置できるのでは、と思えるのですが、腰掛けはL字型に設置してあるのみ。
サウナ室の中で手足を伸ばしてストレッチとかできそう。
腰掛けの素材が公園のベンチ風に木製なのもあまり見かけないですな。
見た目の清潔感は高いです。
これといって目をひくものは特になかったりはしますが、大きく不備もなく安心して入浴できます。
余談ですが、車で行く場合、周囲の道は一方通行だらけなので注意。
行きはいいんですが、帰りがなかなか脱出できません。

ヘルシーバス千里丘

  • 摂津市香露園27-2
  • 16:00~23:00 
  • 水曜日定休
  • 中型銭湯  
  • 番台式 
  • サウナ料金別途必要

人間乾燥機にラドンに暦風呂で大満足

夜間でもなかなか目立つ外観でインパクトがあります。
ネオンのロゴも含めてなんだかクリーニング店風というかフォトプリントショップ風というか、30分仕上げ!ってな感じ。
実際に行った事がある人は私の言いたいことがわかってもらえると思う。
店内は現代的にきれいに改装。
なのになぜか番台式です。
これはなかなか珍しいと思う。
お客さんとのコミュニケーションを大事にしている、ということなのでしょうか。
脱衣所の片隅に公衆電話ボックスほどの大きさの、人間乾燥機なる見慣れぬ代物が。
銭湯バカの興味を著しくくすぐる。
要は濡れたままあがっていただいてもこのボックスで温風乾燥させますよ、という機器なわけだが、これがなかなか面白い。
アイディア商品だなあ、と思う。
実際に使っている人は全く居なかったが、こういう他所にない工夫があたしゃ好きだ。
浴室はさほど奥行きはありませんが、中2階があって、どことなく枚方の銭湯風。
私の目をひいたのは暦風呂と書かれた変わり風呂で、どうやら月ごとに色んな風呂を提供しているようなのですが、この日は軟水塩風呂。
軟水の塩風呂ってか。
両方好きですがな、とじっくり堪能。
どことなく海水のような匂いがします。
また暦風呂は泡風呂仕様になっているのですが、やたら泡の勢いが強くて失笑。
勢いで背中が浮くような泡風呂は初めて体験した。
いや、楽しい、実に結構。
ラドンスチームサウナも売りのひとつか。
山水温泉以来。
じっくり居座って細胞の活性化に勤めることにする。
四角く切り取った夜空が見える露天の岩風呂も雰囲気があってよし。
大阪北部の銭湯では珍しく庇も屋根もないので、雨の日が楽しそうだ。
さらに私がアドレナリンを爆発させたのが、深、浅風呂の湯温できっちり43℃。
熱い風呂好きとしては大満足。
プッシュ式のシャワーの勢いがやたら強いのもいい。
これ、完璧やないですか、と。
限られたスペースで、独自性のある設備、風呂を提供、さらに私が銭湯に求める細かな諸条件がすべて満たされている、ときている。
気に入った。
さすがはヘルシーバス。
これで人が入らなかったら嘘だ、と思う次第。
余談ですが、こちらの銭湯が面している道路の向かいには小さな川が流れていて、なぜか周囲が石畳で舗装されており、朧な照明が川に沿って点在しています。
地方の小京都というか、観光地のようだ。
夜間は幽玄ともいえる風情。
湯上りに小川沿いのベンチで夕涼み、というのも十分ありだと思う。

摂津の湯(閉店しました)

  • 摂津市東一津屋11
  • 9:00~25:00
  • 無休
  • スーパー銭湯  
  • 平日550円、土日祝600円

料金の安さで勝負

湯元一丁系列店。
建物の作りや浴室の印象はどことなくねや寿の湯(現、湯快のゆ)と似通っています。
意匠にこだわらずシンプル。
浴室に至る通路に部分的に畳が使ってあったりはするんですけどね。
でもそういう配慮は浴室にはなし。
というか、この浴室のあっけらかんとしたこだわらなさはごく初期のスーパー銭湯的といって良いと思う。
今の感覚で見るなら、え、これだけ?という人もいるかもしれない。
大型銭湯、といったほうが伝わりやすいかも。
唯一の売りは人工的に再現した草津温泉の白濁湯か。
でもこれ、滋賀県の草津温泉でもあったよなあ、とか思いつつ。
ねや寿の湯のように温度差のある内風呂を期待したんですが、こちらにはなし。
正直、遠方から通うだけの材料には乏しいとは思いますが、その分は料金に反映されているのかもしれません。
550円ではいれるスーパー銭湯なんてまず近隣にはないわけですから。
この値段ならまあ、充分か、というところで折り合うのがこちらの場合の入浴の心得かもしれません。
露天の打たせ湯はなかなか爽快です。
あと、塩サウナの塩はあらかじめフロントで購入する必要あり。

鳥飼の里温泉(閉店しました)

  • 摂津市鳥飼上3丁目19番23号
  • 9:00~25:00
  • 無休
  • スーパー銭湯  
  • 平日580円、土日祝680円

小粒ながら独自路線

どことなく地方の温泉施設に来たかのような、ひなびた雰囲気が館内に漂ってます。
なぜそう感じるのか、その原因は特定できなかったのですが。
スーパー銭湯としては浴室は小さい方。
設備の種類だけで判じるなら、え、これだけ?ってな感じですが、実際利用してみると色々手が込んでいて思わずにやり、とさせられたりします。
まず珍しいのが冷凍サウナ。
系列店の畷の里温泉を除けば衣笠温泉でしか私はその存在を確認したことがありません。
つぼ湯と檜風呂が源泉かけ流しで30℃ぐらいの湯温なのも不思議に気持ちいい。
火照った体をクールダウン。
ヒマラヤ岩塩風呂というのもなかなかに私の食指をそそった。
塩風呂を用意するのにヒマラヤ岩塩を持ってくるとは、そういう「よくわからないけど豪華に感じる」工夫が私は好きだ。
混んでくると辛いものもあるかもしれませんが、余所にないささやかな取り組みがあって、思いのほか快適でした。
平日580円ならまあ十分でしょう、と。
ちなみにお湯はすべて天然温泉と書かれてましたが、詳しい成分表は確認し忘れました。
ウェブサイトにも記載なし。
多分アルカリ性単純温泉だと思うのですが、さて。
あと、サウナと露天を利用しなければこちら410円で利用できます。
サウナのドア、露天のドアはフロントで手渡されるプラスチックの鍵でしかあかない仕組み。
渚の湯、玉水温泉式。

極楽湯吹田店

  • 吹田市岸部南1-2-1
  • 9:00~26:00
  • 無休
  • スーパー銭湯  
  • 平日750円、土日祝800円

極楽湯らしい、といえる一店

吹田市は銭湯めぐりする予定になかったのですが、ふと地図を見ると正雀駅の北側に極楽湯が。
正雀駅といえば正雀湯と松竹温泉が駅の南側にあり、この2店は入浴しておきながら極楽湯だけ無視、というのもこの至近距離では変なので、とりあえず行っておく事にする。
周りはカラオケやチェーン店の食堂等、商業施設が立ち並んでおり、駐車場はそちらと共有。
ああ、これは多くの人を呼び込みやすい立地だなあ、と。
実際お客さんも多いです。
大体極楽湯はどこも似たような感じなんですが、こちらも大きくは変わらないものの、店内はどことなく余所より立派な感じ。
それが何に由来するものなのか、よくわからなかったのですが、単に磨耗度の問題かもしれません。
浴室は思っていた以上に狭いです。
茨木店と規模的には同じぐらいか。
設備は一通り完備されてますが、スーパー銭湯としては大きく不可もなく、といった程度。
露天の岩風呂が奇妙な形をしていて目をひきます。
私が行った日はなぜかアヒル隊長が浮いていて、若干不愉快でしたが、これ、変わり湯のよう。
日によって違うみたいです。
水風呂が結構広めなのと、エステバスのジェットが強烈だったのが印象に残りましたが、特にこの店ならではの何かは見当たらず。
開店当時はお湯が単純温泉で、源泉かけ流しが露天にあったらしいですが、現在は枯渇したのか、普通に地下水だか、水道水だかで、それでこの設備で750円はいささか微妙か、と。
悪くはありませんが、枚方店450円というのが強烈に記憶にあるので、どうしても比較してしまう。
私は特に温泉か否かにはこだわりませんが、とはいえ温泉でないのなら、この狭さはやはりネックになるだろうなあ、と思う次第。
繁盛してましたので、誰もそんなことは考えてないのかもしれませんが。

源気温泉万博おゆば

  • 吹田市千里万博公園11-11
  • 10:00~25:00
  • 無休
  • スーパー銭湯  
  • 平日800円、土日祝900円

源泉風呂が効く

住所は吹田市ですが、極楽湯吹田店も行ったことですし、ついでにこちらも。
すいません、吹田市の一般的な銭湯は巡る予定にありません、ちょっと地理的にしんどい、ご勘弁を。
こちらの銭湯、店の前の外周道路が一方通行なので、幾分行きにくさはありますが、場所的にはわかりやすいです。
夜道に電飾が目立ってます。
店内は特に目をひく演出もなく、そつなくスーパー銭湯、といった印象。
浴室も平均的広さか。
なかなかインパクトがあるのが露天風呂の主浴槽で、どうにも口では説明できない形です。
形だけに注目するなら幼稚園のプールっぽい。
使われているお湯はナトリウム塩化物泉。
主浴槽はそれほどでもないですが、源泉風呂がなぜか湯温も高く、やたら効いた。
こりゃなかなかいい、と思った次第。
あとは内湯の炭酸風呂が人気でしたが、これ、高濃度と書かれている割にはほとんど泡がつきません。
温度が高くて炭酸ガスが抜けてしまってるのかもしれません。
ま、総じて平均的ながら快適な一店、といっていいのではないでしょうか。
私が唯一気になったのは内湯の足元のタイルの滑りやすさですが、絶対誰かすっころぶ奴が出てくると思うのでそのうち改善されるでしょう。
あとは主浴槽で源泉を利用してくれていたらもっとポイントアップだったところ。
800円で本格的な温泉も利用できる、というのはなかなかリーズナブルだと思います。

*記事の内容はすべて2013年のものです。現在とは違っている場合があります。

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