枚方市の銭湯【大阪】

枚方市の銭湯、スーパー銭湯(閉店含む)を全網羅。2020年現在、銭湯組合に加入している浴場施設の入浴料金は450円です。枚方市内は店によってサウナ料金の必要な場合があります。

<入浴した銭湯>新寿温泉、ニューホープ温泉、渚の湯、平和温泉、宮之阪温泉、幸福温泉、ニュー寿温泉、天の川温泉、極楽湯枚方店、スパバレイ枚方南

新寿温泉

  • 枚方市須山町32-6
  • 15:00~24:00
  • 月曜日定休
  • 中型銭湯  
  • 番台式 
  • 駐車場あり
  • 入浴料サウナ料金込み

熱めのお湯と明るい浴室が好印象

実は枚方市で初めて訪れた銭湯。
比較的わかりやすい場所にあります。
脱衣所はどーん、と広いです。
恐ろしく年代物な扇風機が目をひきますが、内装自体が古びている、というわけではなし。
昭和の残り香はありますが、改装すべきは改装した様子。
新旧混淆。
浴室も奥行があり、ゆったり。
現代的ではありませんが、明るく清潔感があります。
これは面白い趣向だな、と思ったのが水風呂で、滝を描いたタイル絵が背面にあるんですが、ちょうど滝が流れ落ちようとするところにスリットがはいっていて、そこから本物の冷水が広げられた反物のように水風呂に流れ落ちてるんですな。
さすがにどうなってるの?と錯覚するほどではありませんが、こういう仕掛けは私は好きです。
ちなみに水風呂の温度、相当低いです。
1分ぐらいが限界。
あとは各浴槽ごとにお湯に温度差があり、しかもけっこう熱め、というのがいい感じ。
浅風呂43℃、深風呂44℃くらいか。
熱い風呂好きにはたまりません。
サウナが規模の割には幾分狭めなのがいささか残念。
まあでも他に特に気になる不備もなく、設備も一通り完備で充実の一店だと思います。
浴槽の周りの段差が京都の銭湯との違いを感じさせますね。
しかし、ほんの数キロ離れただけで意匠がらっと変わるものだなあ、と。
ちなみに意味なく座ったり立ったりを繰り返していたのは実は私です。
失礼しました。

ニューホープ温泉(閉店しました)

  • 枚方市東牧野町8-4
  • 14:30~22:30
  • 水曜日定休
  • 中型銭湯  
  • 番台式 
  • 入浴料サウナ料金込み

流れるお風呂と充実の設備

牧野商店街のはずれにある銭湯。
微妙にわかりにくいかもしれませんが、スーパーサンコーを目印に行けばすぐに発見できます。
しかしニューホープって。
屋号が全部カタカナじゃないか。
大胆というか斬新というか。
よくわからんが新しい希望なのか、この風呂屋は。
それを見極めるべく暖簾をくぐる。
脱衣所、浴室ともどーん、と広いです。
浴室は枚方、高槻方面黄金のレイアウト。
鉄板、といえば鉄板。
で、もちろん流れております。
電気風呂から浅、深へとお湯がオーバーフロー。
ああ、これこれ、って感じだ。
で、浅風呂に掘り下げる形で、ジェットバスが設置されているんですが、偶然か計算か、ジェットを背中に当てると、同時にあふれて流れてくるお湯が肩口に当たるんですな。
これはかなり快適。
川遊びでもしているような感覚。
通常のサウナに加えてスチームサウナまで設置してあるのもうれしい感じ。
なかなか充実の一店。
どちらかといえば部分的改修で昭和なのに、あまり古い印象を受けないのにも感心した。
整然と清潔感があります。
唯一残念だったのはお湯のぬるさ。
41~42℃ぐらいか。
もう一声、ってなところ。
あとミネラル温浴泉の看板が表にありましたが、それらしきなにかは湯船に沈んではおらず。
お客の見えないところでなにか処理がなされているのかどうかは不明。
さて入浴後、さすがに新しい希望を見つけるまでには至りませんでしたが、なかなかクオリティの高い銭湯だと思いました。
これで10時半閉店はもったいない。
駐車場どころかコインパーキングすら近隣に見当たらないのが辛いところですが、近くに府営住宅があり、路駐している車が結構あります。
もちろん停めてはいけません。

渚の湯(閉店しました)

  • 枚方市渚西2-55-13
  • 10:00~24:30
  • 第3火曜日定休
  • 大型銭湯  
  • フロント式 
  • サウナ、水風呂料金別途必要

スーパー銭湯が登場する前にすでにスーパー銭湯だった嚆矢たる存在

一時期とりつかれた猿のように通っておりました。
スーパー銭湯だと思って入ったら、実は普通に町の銭湯が巨大化したものだ、と知ったときの衝撃はただならぬものがありました。
やっぱり大阪は規模が違う、と思った。
これだけの設備が500円以下だなんて、とドーパミンが耳からだらだらこぼれ落ちました。
ま、でも結局サウナを使うと幾分割高になるので、実はそれほどお得ではなかったりするのですが。
しかし当時はそんなことに気づく余裕もなくとちくるってた。
私が特に気に入ってたのは花筏の湯の方で、この独特な形の浴槽にすっかり入れ込んでおりました。
もうどこに入っていいやら、って感じ。
広い露天に湯船が3槽あるのにも仰天。
1階には畳敷きの温泉。
これがまた恐ろしく風情があるんです。
サウナの横に併設されたアスレチックなジェットバスもこれまた眠っていた子供心に火をつける。
普通思いついてもこんなもの作らないだろうと。
どれもこれも見たことのない設備ばかりでテンションあがりっぱなし。
しかも全ての設備がオーバーフローかけ流し。
なんて贅沢なんだ、と。
行くたびにいつものぼせておりました。
ちょっと足が遠のいてしまったのは改装後。
11年に改装工事があったのですが、改装工事によって花筏の湯の露天がなくなってしまったんですね。
何故か1階の温泉も薬湯になってしまった。
ちょっとテンションが下がってくると、お湯がぬるめなのとか、サウナ料金とかが気になりだしたりもしてきて、なんとなく疎遠に。
ただまあこれから初めて行く、という人にとっては間違いなく「見たことのない銭湯」であることは保障します。
湯あそび広場、とはよく言ったものだと思う。
ちなみに花筏の湯と薄霧の湯は独特のローテーションで男湯と女湯に振り分けられるので詳しくは店頭でカレンダーを確認してください。
お湯はオゾン殺菌、岩盤浴コースもあり。
組合には非加盟のようなので、回数券は使えません。
なぜか昼間は大衆演劇の劇団による公演があったりもします。
私は見たことはありませんが、入浴券とセットのチケットあり。
駐車券はフロントで申請すると3時間無料。
余談ですが、ここは浴室に直結する形でトイレがあります。
いちいち脱衣所に戻らなくてもいいんですね。
これは意外にナイスアイディアだと思う。
トイレットペーパーは湿気でかなり重くなってましたが。
多分街の銭湯ができることとしては最大規模。
高いオリジナリティもあって文句なし。

花筏の湯の方の見取り図です
平和温泉

  • 枚方市南中振2-12-7
  • 15:00~24:30
  • 第1、3月曜日定休
  • 中型銭湯  
  • フロント式 
  • サウナ料金別途必要
  • 駐車場あり

ゆったりとしたスペース、充実の設備の街の銭湯

このあたりの地理に不案内な人間にとっては非常にわかりにくい場所にあります。
21号線側から私は行ったのですが、夜行くと、目立つ目印もなくて、どこで曲がればいいのかさっぱりわからない。
何度も迷った挙句、やっとこれが正解か、と思いきや恐ろしく道が狭くて対向車と四苦八苦。
多分170号線を南中振2で曲がった方がルート的には行きやすいと思う。
駐車場は広々。
10台ぐらいはとめれそう。
ステンドグラスの貼られた2階の小窓が気になるが、浴場内から2階へいける通路はありませんでした。
なんなんでしょう?ただの装飾?
脱衣所、浴室ともどーん、と広いです。
昭和の改装、といった雰囲気ですが、著しい老朽化は見当たらず。
なぜかサウナ代100円(当時)で、枚方市はサウナ料金徴収は店によるのか、と知りますが、どうやらミストサウナは無料で入ってもよさそう。
幅広な浅風呂、深風呂がいい感じ。
整然と並んで座れば10人ぐらいは入れそうです。
水風呂奥の岩肌風の装飾が千代田温泉と同じでおどろいた。
施工業者が同じなのかもしれません。
若干照明が暗めなのが気になりましたが、おおむね快適な一店。
お湯はぬるめ。
それにしても枚方の銭湯はどこも広いなあ、と思う次第。

宮之阪温泉

  • 枚方市宮之阪1丁目10-8
  • 15:00~24:00
  • 金曜日定休
  • 小型銭湯  
  • 番台式 
  • 入浴料サウナ料金込み
  • 駐車場あり

昔ながらの街の銭湯

外観がまるで街の中華料理屋のようにカラフルなものだから、ちゃんと視認しておきながらも一度は通り過ぎてしまいました。
風呂屋に見えなかった。
さすが大阪、どん、と派手だ。
だいたい枚方の銭湯はどこも広いのですが、ここは珍しく小型。
サウナが中2階にあるのと、湯船が広いおかげであまり小型には感じませんが。
脱衣所、浴室ともに昭和。
特に浴室は結構老朽化してます。
深風呂の横の足元のタイルなんて摩滅と補修で微妙に凸凹を作っている状態。
照明が暗めなのもあまりよろしくない。
朝風呂の奥に、岩風呂風に石垣が組んであるんですが、その隙間からちょろちょろとお湯が流れてくるのは面白い、と思いました。
ここもまた、湯船から湯船へオーバーフローしてお湯が流れてます。
これはもう枚方のスタンダードなのか。
正直、古びてしまってる分だけどうしても見劣りするのは確かですが、それほど悪い印象は受けませんでした。
番台のオバちゃんが景気よい接客をするおかげか。
脱衣所に洗濯機が丸出しで置いてあるのもなんだか微笑ましかった。
昔ながらの銭湯でも古びてゆく様子が地域によって違うのだなあ、とあれこれ興味深かった、というのはあります。

幸福温泉

  • 枚方市伊加賀寿町17-22
  • 16:00~23:30
  • 月曜日定休
  • 中型銭湯  
  • フロント式 
  • サウナ料金別途必要
  • 駐車場あり

軟水と流れるお風呂に大満足

サウナ料金別途必要、と書きましたが、自前のバスタオルがあれば料金は必要なし。
要はサウナにバスタオルを巻いて入ってさえくれれば問題ない、という店側のフランクな対応に好印象。
幸福温泉に行くときはバスタオル2枚持参で。
忘れたら50円で貸してくれますけどね。
内装に昭和は香りますが脱衣所、浴室ともどーん、と広いです。
サウナが半ばスケルトン仕様。
その形状といい、なんとなく地方の駅の待合室のようだ。
印象的なのは露天。
残念ながら天井はふさがれてますが、左側に打たせ湯、右側にジェットが配備されていてなかなか快適な閉鎖的空間。
そしてこちらも例のごとく流れております。
湯船から湯船へお湯がオーバーフロー。
この流れる風呂にはいると、ああ、枚方に来たなあ、といつも思う。
さらにこちら、シャワーのお湯が軟水。
湯船のお湯も軟水なのかどうかはちょっと判別がつきませんでしたが、これはうれしいサービス。
つるつる。
大きく問題も見当たらず快適な一店。
駐車場は店の前です。
ちなみに営業時間は24時まで(当時)、とされてますが、私が行ったときは23時15分にはもう暖簾が降りてました。
早めに行った方が無難かもしれません。
お湯はぬるめ。

ニュー寿温泉(閉店しました)

  • 枚方市都丘町17-33
  • 15:00~23:30
  • 水曜日定休
  • 中型銭湯  
  • フロント式 
  • 入浴料サウナ料金込み
  • 駐車場あり

軟水と四段がまえの流れるお風呂で大満足

「新」だの「ニュー」だのややこしいわ!といいたくなる屋号ですが、お店の場所も「新」の比較的近所に存在。
もともと寿温泉、というのがあってそこから暖簾分けで二つにわかれたのか、それとも極真空手のように分派したのか、真相はわかりませんが、私自身いちいち調べるつもりもなく、ああなんだか大阪らしいなあ、と。
「ニュー」って、銭湯に横文字ってのがさすがだ。
いや、好きですけどね。
本当にこんな狭い道の奥に銭湯があるのか?と疑問になるような隘路を抜けていった先にお店はあります。
駐車場は店の前。
暖簾をくぐるときれいに改装されたロビーがあり、その奥に脱衣所。
ロビーはともかくとして脱衣所から浴室にかけては昭和が香ります。
意味なく豪華な照明なんぞ備え付けてあって、ああこれぞまさに昭和の派手がましさだなあ、と。
なんだか微笑ましい。
浴室はどーん、と奥行があって広いです。
引き戸を開けてすぐに結構ゴージャスなかけ湯の湯だまりが。
街の銭湯でなかなかここまではやらないと思う。
私の目を引いたのは奥から手前に4槽設置された湯船で、一番手前の深風呂まで順番にお湯がオーバーフローして流れていくんですな。
枚方にはこの手の「流れる風呂」が多いですが、4段がまえはここだけ。
なんだか意味なくテンションがあがる。
浴室奥の壁に描かれた滝のタイル絵も圧巻。
また、カランのお湯はうれしい軟水仕様。
これはひょっとしてかなりいいのではないか、と長湯になりそうな予感に喜び震える。
水風呂は相当冷たい部類。
1分が限界です。
なぜか水風呂の前に冷水シャワーが2基設置してあるのもなんだが贅沢だ。
露天が故障していて入室できないようになっているのと、お湯が最高42℃くらいで幾分ぬるめに感じられたのが残念でしたが、なんだか異様に気に入った。
お湯の温度にこだわる私にしては珍しい現象。
投書箱が設置されている謙虚さも素晴らしいと思う。
立地的に不利かと思える部分はありますが、是非一度は入浴して欲しいと思う、筆者枚方一押しの銭湯。

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