見るものを圧倒する大渓谷、瀞峡。
それにしても十津川はなんでこんなに深い緑な色合いなんでしょうか。
瀞ホテルの横の路地をすり抜けると・・・。
観光船乗り場が。
1人、カヌーで漕ぎ出す人なんかもあり。
川沿いの路地をてくてくと下流にむかって歩きます。
鉄線仕立ての歩行用つり橋が。
怖い。
マジで怖い。
なにが怖いかって、捕まるところがないんだってば、この橋。
左右の鉄線には微妙に手が届かないんです。
歩くたびにギシギシとゆれる木板の振動を足の裏で感じながら、背中に大量の汗。
ああ、私は谷瀬のつり橋なんて絶対渡れないわ、と確信する。
とりあえずカメラ落したらこれ絶対回収不可、と掌までもが汗ばんでくる。
足元を観光船が通り過ぎていきます。
動悸がおさまらないので退散することにする。
支流にまたがるように建てられた瀞ホテル、ちょっと泊まってみたい。
さて、十津川の観光スポットって、道が狭い上に駐車場もあまり広くないところが多いのでどこに車を止めるか悩むことも多いんですが、瀞峡周辺は広々としています。
私はここで持参のお弁当を広げて昼食。
ああ、腹が減ったなあ、と思っても近くに食事できるところがあるとは限らない。
用意してくるのが賢明でしょう。
次は169号線を西に、熊野本宮大社へ。
ちなみにここまでの道のり、大型連休とはいえ、渋滞に悩まされることはなかったのですが、この周辺だけは大違い。
熊野本宮大社、500メートル手前ぐらいから大渋滞です。
駐車場の空き待ちの車が列を成してます。
3箇所ある無料駐車場はどれも満杯。
なんとかならんものか、ときょろきょろするが、土地勘がないものでいかんともしがたく。
おとなしく列に並びます。
八咫烏ののぼりがりりしくも参道左手に。
大盛況、人だらけ。
本殿には四社の祭壇が。
ああ、混雑緩和のためなんだろうなあ、と勝手に解釈した私は一番すいてる列に並んで一社だけ参拝。
自宅に帰ってきてから四社とも違う神様が祭られていると知り、愕然。
ああ、注意力散漫。
私が手を合わせたのは天照大神だったようです。
ちなみに熊野本宮大社の主祭神は家都美御子大神といって、資料にも残っていないとても古い神様だとか。
一番肝心なところで手抜かりがあるという、いかにも私らしい杜撰さだ、とほほ。
これからメインイベントだというのに、知らずに席を立ってそそくさと帰るイベント会場の間抜けな客のようである。
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