陸路の存在しない神斎く島へ~竹生島【滋賀】

琵琶湖の北にポッカリと浮かぶ全周2キロの小島、竹生島へとお出かけしてまいりました。

古来より信仰の対象となった島で、その起源は奈良時代の行基上人にまで遡るとか。

現在は宝厳寺と都久夫須麻神社が存在するだけで、人は住んでいません。

昼間は神主さんとか住職さんとかが島外から来てるらしいんですけど、夜間は誰も居なくなる無人島です。

一般人が参拝しようと思うと琵琶湖汽船の竹生島クルーズを利用するしかありません。

陸路が存在しないんですよね。

寺と神社しか存在しないのに行く人が絶えない無人島、ってなんか気にならないですか?

え?私だけ?

実はですね、ここ、お出かけ日記を始めた頃からずっと行きたかった場所なんですけどね、ある理由から長年敬遠してまして。

それはなにか?っつーと、船酔いが怖いからでして。

私、ひどく船酔いする体質なんですよ。

10分程、波にもまれただけでもうダメ。

吐き気と頭痛がおさまらなくなる。

調べてみたところによると、今津航路、長浜航路のどちらを選択しても最低で25分は船に乗ってなきゃならない。

あ、無理、と思った。

こりゃ一生行けねえや、と思った。

なのに何故今回、思い切って出かけたのか?というと「湖だからあまり波はないのでは?揺れないのでは?」と、ふと思ったから、なんですけどね。

さて、私の思いつきは正鵠を射ているのか、否か?

ということでやってきました長浜港。

思ってたより立派なチケット売り場です。

ちょうどいいタイミングで船が入港してきた。

連休だけあってすごい人出です。

近年、パワースポットとして有名になってきてるせいか、若い人も意外と並んでますね。

想像してたよりずっと船が立派。

もっとモーターボートみたいなのを思い浮かべてた。

そんなわきゃないか。

それともこれは連休仕様なのか?

船上の甲板に設けられた椅子に陣取ることにする。

ああっ、動き出したあああ!(早くも挙動不審なわし)

遠くに港へと向かう船が見える。

しかし、よく考えたらこれ、人生初の観光船だな。

いやいや、結構快適じゃないの。

いいんじゃない?全然揺れないし、風も心地よいし。(船酔いを恐れるあまり必死で自分に暗示をかけるわし)

酔わない、酔うはずがない、と自分にひたすら言い聞かせてたらいつの間にか竹生島が目前に。

うおー酔わなかったぜ!!

手こぎボートすら酔う人だというのに!!

やるな!琵琶湖汽船!

てか、これぐらい船も大型になると船酔いも関係なくなる、ってことなんでしょうかね?

まもなく上陸です。

うお、混雑しとる。

・・・・いやいや、あのね、人多すぎ。

何人来てるんだよ、この小島に。

もう一隻、船が入港してきた。

知らなかったけど、彦根港からの航路もあるみたいですね。

・・・なぜ彦根から出てる船は派手なのだ。

割と観光地化されてます。

まずはみやげもの店がずらり。

うーむ、昭和臭が濃い。

しかし、みやげもの店が軒を並べて採算とれる、ってことは私が思ってるよりずっと普段から訪れる人が多いってことなんでしょうね。

はい、聖域に侵入です。

ちなみに拝観料400円必要です。

順路に従ってまずは都久夫須麻神社へ。

言っとくけど写真中央の黄昏れてるオッサンは私じゃないからなっ!

動かねえのよこの人、カメラ構えて延々待ってても。

オッサンが眺めてた景色。

ああはい、うん。

すこーん、と突き抜けた感じが海だなあ。

毎回言ってますけどね私、琵琶湖来るたびに。

以前訪れた愛知県の竹島を少し思い出したりしましたね。

<2ページ目へ続く>

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