京都市右京区の銭湯

京都市右京区の銭湯(閉店含む)を全網羅。2020年現在、銭湯組合に加入している浴場施設の入浴料金は450円です。京都市内はサウナ料金込み。

<入浴した銭湯>京乃湯、旭湯、山ノ内湯、寿湯、寿湯(嵯峨)、やしろ湯、太秦温泉、鹿王湯、天翔の湯大門、京極湯、梅の宮湯、御所の湯、御室湯、天山の湯

京乃湯

  • 右京区梅津南上田町47の1
  • 15:00~23:30
  • 月曜日定休
  • 中型銭湯  
  • フロント式 
  • 駐車場あり

機能的で清潔な都市型銭湯

1Fが駐車場、2Fが受付兼ロビー、3Fが浴室になっています。
思っていたより広くてびっくり。
ロビーなんて軽く20人ぐらいはゆっくりできそう。
浴室も独特な構造。
なんでしょう、一見無駄だらけに見える湯船のこの配置は。
密かに何か意図されてることがあるのでしょうか。
近年改装されたのか、設備もまだ新しく、清潔。
サウナもスノコが木の匂いを室内に充満させていていい感じ。
これといって問題も見当たらず気持ちよく入浴できるのは間違いないのですが、しいて言うならちょっとそっけないか、という気がしないでもないです。
タイル絵とか観葉植物とかライティングとか、普段あんまり気にしない方ですが、全くないならないで、思いのほか殺風景になるのだなあ、と。
要はまあ演出ってことなんでしょうな。
クオリティの高さに水をさすほどではありませんが。
ちなみにここの脱衣所のロッカーは100円必要です。
利用後返却。
お湯はぬるめ。

旭湯

  • 右京区西院東今田町9-1
  • 14:15~24:30
  • 金曜日定休
  • 小型銭湯  
  • 番台式 

きれいに改装された街の銭湯

西院もちょっと北へ行けばまだまだ古い町並みが残ってるんだなあ、と再認識したりしました。
阪急西院駅周辺の喧騒とは別世界です。
そういう路地の中ほどにぽつん、とあるのがこちらの銭湯。
車で旭湯の前までは行けません。
何も表示はありませんが、この道を車で行くのはちょっと勇気がいる。
店の入り口にはネオンも看板もなし。
旭湯と書かれた木目の看板をはさんで暖簾があるだけ。
なんとなくがんこな料理屋っぽい。
うちはメニューはおいてないよ、みたいな。
暖簾をくぐると右手の庭になにやら巨大なタンクのようなものが。
なにか書いてあるんですが、暗くてよく見えません。
しかし庭にどーんと巨大な機械って、なんだかSFな世界観だ。
風呂屋だけにスチームパンクか。
浴室はきれいに改装。
湯船がT字に並べてあるのがおもしろい。
あまり見かけない配置ですな。
薬湯は二日ごとの日替わり温泉になっていて、有名どころが書き連ねられているのですが、湯布院といわれれば湯布院だし、道後といわれれば道後だ。
そういう代物。
水風呂が縦に細長く、隔離されたように脱衣所にせりだしていてなかなか快適。
結構高い位置からざんざか冷水が放物線を描いているのがいい感じ。
中央の深風呂の湯温も43℃ぐらいはあって良し。
決して広くはないもののクオリティの高い浴室だと思いました。
しかしながら私が一番驚いたのは実はトイレだったりする。
こちらの銭湯、浴室の奥にトイレがあるんですな。
あきらかにお店の人用、と思われる扉を開けるといきなり釜場に。
つーんと木材の燃える匂いがします。
結構戸惑いつつも、つっかけを引きずりながら小さな階段を下りて、やっと便器。
こんなとこフルチンでうろついてていいのか、とドキドキした。
できればきちんと服を着て、どのような仕組みで風呂がたかれているのかじっくり観察したいものです。
なかなか個性的な一店でした。
また来てもいいな、と思った。

山之内湯

  • 右京区山ノ内山ノ下町14-2
  • 14:00~24:00
  • 火曜日定休
  • 中型銭湯  
  • フロント式
  • 駐車場あり 

きれいに改装された近代的銭湯

建物の中はすべて全改装。
広めの駐車場完備で、ロビーでは飲酒、飲食も可。
浴室も奥行があって清潔感あり。
そりゃ、はやるわ、と納得のフル装備。
規模はそれほど大きくはありませんが、やろうとしていることはいわゆる五香湯、ゆーとぴあ醍醐系の店作り。
店内の活気ある様子を見るにつけ、10年後20年後は、もう、こういう銭湯しか生き残ってないのかもなあ、とふと思ったりした。
そうならないように私は駄文を垂れ流しておるわけですが。
はい。
浴室で目をひくのはやはり露天。
庭園風に石燈籠がでん、と据えてあり、なかなかの風情。
お湯は薬湯。
温泉を模している、ということでしょう。
室内にも薬湯があるので、薬湯は2つある、ということになります。
妙な感じなのが、水風呂で、なぜか柱というか、壁が水風呂の中からにょっきりはえており、浴槽内を2分。
半分は浅風呂仕様になってます。
水風呂の浅風呂、ってついぞ見かけたことがないので、こりゃ珍しい、と横たわったのですが、いや、これはだめだ。
気持ちよすぎて意識が遠のいてしまう。
多くの銭湯のほとんどの水風呂が深風呂であることにひどく納得。
シャワーの勢いが結構強めなのもいい感じ。
その割には何故かボディシャワーがヘナチョコでしたが。
一番上の段までお湯が上ってこない。
なぜこう極端に違うのか、仕組みがよくわからん。
あとは湯船ごとに温度差があるのがいい感じ。
深風呂がきりりと熱いのは好むところです。
風呂屋として基礎体力が高い、と思いました。
充実の一店。

寿湯

  • 右京区山ノ内御堂殿町3
  • 15:00~24:00
  • 月曜日定休
  • 中型銭湯  
  • 番台式
  • 駐車場あり 

露天風呂は空気の底

寿湯、という屋号の銭湯が京都には本当にたくさんあって、その数は桜湯にも引けをとらないのでは、と思われますが、こちらは御池通り沿いの寿湯。
非常に判りやすい場所にあります。
ぱっと見た感じ建物自体が新しいような気もしましたが、大規模な改装があったのかもしれません。
脱衣所、浴室ともにきれいで清潔感があります。
構造上の理由からか、いささかロッカーが妙な配置。
凹型に柱を囲むように備え付けてあり、若干使い勝手悪いようにも感じましたが、常連さんを見ているとロッカーの前で着替えてる人は全然いなくて、皆さんロッカーは籠を入れるときだけ利用されてました。
なるほど、これぞ京都式、といえるかもしれぬ。
浴室は奥行があって広々。
足元のタイルが黒曜石を水に濡らしたような色艶で黒々としているのがちょっと珍しい、と思いました。
いや、これは濃いグレーなのかな?
よくわからん。
タイルの色だけでなにやらシックな雰囲気です。
設備は一通り完備。
隙なく機能的。
まあでも、一番印象的なのはやはり露天風呂でしょうな。
扉を開けた瞬間別世界。
断崖絶壁に偶然波風の浸蝕でできた洞窟を人工的に温泉にしてみました、ってな雰囲気。
壁が恐ろしく高い。
外側はひょっとして日本海なのか。
波濤が舞っているのか。
妄想に脳をやられる。
岩肌を模した内装と、井戸の底にでもいるかのような空の遠さが気持ちをトリップさせるんですな。
これで満月でも夜空に浮かんでたらもう小一時間はでてこれないぞ。
全体的にお湯がぬるめなのが個人的には幾分残念でしたが、露天目当てで通っても充分元は取れるように思います。
庭園や池で飾るのではなく、高い壁と遠い空をライティングで演出、という発想が余所にはない斬新さだと思いました。
充実の一店。

寿湯(閉店しました)

  • 右京区嵯峨折戸町18-3
  • 15:10~23:00
  • 第3木、金曜日定休
  • 中型銭湯  
  • 番台式
  • 駐車場あり 

嵐電線路沿いの繁盛店

右京区には寿湯が2軒ありますが、こちらは嵐電車折神社駅のすぐそばにある方の銭湯。
もちろん南区、伏見区の寿湯とは同名別銭湯。
とりあえず繁盛してます。
平日に行ったのですが、私が体を洗っている間にいつのまにか全部のカランがお客さんで埋まってました。
近年ごく近隣に天山の湯ができたので、少なからず影響はあるだろうなあ、と思っていたのですが、どこ吹く風、といった感じ。
お客さんの棲み分けができているのかもしれません。
店内は真新しいわけではありませんが、古びた印象もなし。
多分昭和の改装だと思うのですが、足元の薄いグリーンのタイルが色々判別しにくくさせてる。
要はあまり見かけない、ということですな。
脱衣所、浴室ともシンプルに必要最低限のものは全部そろえて、余分なことはしない、といった印象。
これといって特徴的な設備や仕掛けは見当たらなかったのですが、それでも普通の銭湯以上にお客さんがはいってる、というのが多分すべての答えになるでしょう。
お湯はぬるめ。
ちなみにこちらの銭湯のトイレは、多分ご自宅のトイレと併用されてて、ドアを開けるといきなり玄関先の廊下だったりします。
フルチンで移動するのは危険。
あと、脱衣所を分煙仕様にする細かい心配りに感心しました。
線路沿いの立地なので、ひょっとしたらお湯に漬かりながら嵐電が走る音が聞こえるのかしら、と耳を澄ましていましたが、よくわからず。
京都に観光に来た人にとってはそういうのも旅情を惹起するワンシーンになるのでは、と思ったりもしました。
意外と観光コースに組み入れても良いかも。

やしろ湯

  • 右京区太秦森ヶ前町19-9
  • 15:00~25:00
  • 木曜日定休
  • 大型銭湯  
  • フロント式
  • 駐車場あり

巨大な水風呂でリゾート気分

なんだかもうリゾート地の浴場施設のようだ、というか。
銭湯、ってベクトルじゃないことは確か。
水風呂なんて浴場の1/4ほどを占有して巨大に円形ですよ、あなた。
周りにはビーチチェアが並べられ、テーブルと椅子もあったりする。
避暑地のプライベートなプールか、ってな雰囲気。
さすがに飛び込んだりはできませんが、広さがあるのであまり周りを気にせずに頭から水をかぶったりしても大丈夫。
ちょっと泳げたりもします。
いや、泳いじゃ駄目だけどさ。
壁際には打たせ水のジェット付き。
不思議なのは円形の水風呂の横の少し高めの位置にもう一つ水風呂が設けてあることで、一人ぐらいしか入れない大きさなんですが、これだけ広い水風呂があるのになぜわざわざもうひとつ水風呂?と疑問符。
しかしこれがキンキンに冷たい。
温度差のある水風呂をお楽しみください、ということなのか?
1分も漬かればもう限界。
というか、ひょっとしたら漬かるためのものではないのかもしれません。
だいたいみなさんかけ水として使ってらっしゃる様子。
よくわかりません。
他に目をひくのは炭酸ガス風呂か。
あまり京都市内にはないのでここぞと漬かる。
シャワー、カランのお湯が軟水なのもうれしい感じ。
つるつるになります。
ああでも変わってないなあ、と。
実は10年ぐらい前に何度か来た事があるんですね。
当時、朝6時からやってるのは市内ではやしろ湯だけでして。
重宝しました。
とりあえず以前ととほとんど印象が変わらないのは素晴らしい、と思います。
きちんとメンテナンスしている、ということですからね。
まあ、サウナの隣にあるサウナっぽい施設は未だ閉鎖されたままでしたが。
10年前は確か故障中、と書かれていた様に思うのですが、一体なんの設備だったのか、こうなってくると気になる。
でももう直さないんだろうなあ、きっと。
ちょっと余所では見かけないタイプの風呂屋であることは確かです。
機能的で清潔感があり、広さもあって、プールサイド風の水風呂、という演出もある。
どうみても露天のはずの薬湯に何故か屋根がある、という不思議な空間もあったりしますが、総じてクオリティの高い一店といえるでしょう。

太秦温泉

  • 右京区太秦多薮町45
  • 15:00~23:00
  • 水曜日定休
  • 中型銭湯  
  • 番台式
  • 駐車場あり

太秦映画村からはいりにくる有名人とか居たりするのだろうか

思いのほか奥行きがあって広いです。
脱衣所もゆったり。
脱衣所の入り口付近に灰皿が置いてあって、一服つけながら窓の外をのぞめるようになっているのですが、てっきり大映通り商店街に面しているのだと思いきや、小さな庭園が目に飛び込んできてびっくり。
この庭園、外からは見えないようになっているんですな。
こじんまりと石灯籠と池があり、池の中には金魚らしき魚がゆらゆら。
ああこりゃ風情があるなあ、と。
時間がどんどん過ぎていってしまいそう。
浴室はなんら飾ることなくシンプル、といっていいでしょう。
そっけない、といっていいかもしれない。
薄い緑と白のタイルの組み合わせがなんだか無機的。
なぜか電気風呂不在。
これだけの規模の銭湯で電気風呂がない、というのは意外でした。
太秦ではあまりニーズがないのだろうか。
あとはシャワーの勢いがやたら強いのがいい感じ。
これはちょっとなあ、と思ったのが、水風呂の温度。
うーむ、ぬるい。
個人的には夏場にこの温度では不満。
泡風呂仕様になっている面白い水風呂ではあるんですが。
サウナもどちらかと言えばぬるめ。
浅、深風呂もぬるめ。
これぐらいの温度が今のスタンダードなのかもしれませんが、もう少しメリハリがあった方が好みではあります。
なぜか入り口と脱衣所に「温泉と言う屋号ですが、使っている水は水道水と地下水です」との但し書きが。
誰か難癖つけた奴でもいるのだろうか。
京都の銭湯で「~温泉」、という屋号で、実際に温泉であるところなんて一軒もないぞ。
そんなことも知らぬ奴がいるのか、と。
知らないんだろうなあ。
というか、知らなくてもいいからそういうことを問うのはやめていただきたい、と思う次第。
不粋だから。
庭園の望める脱衣所と浴室の淡白さになんだかギャップがあるようにも感じましたが、大きく問題もなく良い銭湯だと思います。
ちなみに駐車場はボーっと走ってたら見落とします。
その場合、一通なのでぐるりと回りこんでもう1周、という非常に面倒くさいことになります。
誰って、私のことだが。

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