八幡市の銭湯【京都】

八幡市の銭湯、スーパー銭湯を全網羅。2020年現在、銭湯組合に加入している浴場施設の入浴料金は450円です。八幡市内はサウナ料金別で、料金が店によって異なります。

<入浴した銭湯>橋本湯、竹取温泉灯りの湯

橋本湯(閉店しました)

  • 八幡市橋本小金川36
  • 16:00~23:00 
  • 月、第2火曜日定休
  • 中型銭湯  
  • 番台式 
  • 駐車場あり
  • サウナ料金別途必要

八幡市唯一の銭湯

人口密度の問題なのか、土地柄なのかわかりませんが、八幡市に他に銭湯はなし。
昔はもう1軒あったみたいですが、閉店したようです。
樟葉あたりにあってもおかしくないのになあ、と思うのですが、これがないんですよね。
あ、樟葉は枚方市か。
銭湯空白地帯にぽつんと1軒だけ存在する感じ。
ちなみに車で行く場合、13号線をどこで降りるか間違えると、橋本湯の前の道が一通のため、もう一度13号線に戻ってやり直し、という非常に面倒くさい状況に追い込まれます。
最初から京阪橋本駅横の巨大駐車場を目指した方がいいかも。
外観は昔ながらの銭湯風。
しかしながら浴室には一切昭和の残り香はなく、きれいに改装されてました。
八幡市だから、といった地域性みたいなのは特になし。
私が行ったのはお盆の夜21時半ごろだったのですが、とりあえず店に誰もいない。
いや、客もいないんですけど、番台にオヤジもいない。
さてどうしたものか、と呆然と突っ立っていると、奥からどたどたと足音がしてご主人登場。
「サウナ使いたいんですが」
「え?サウナ?」
「ええサウナ」
「はいる?」
「はいります」
意味不明のくどいやり取りの後、料金を払ったのですが、別にサウナになにかがあったわけでもなし。
よくわからん。
夏にサウナを使う客は珍しいのだろうか。
そのまま私の帰る22時半頃までノーゲスト。
時期が悪かったのかもしれませんが、大丈夫なのか、この店?と心配になりました。
特に目立つなにかかがあるわけではありませんが、なにか足りないわけでもないし、設備はちゃんとしてて、問題は見当たらない。
なのにこんなにお客さんが入らないのはいったいどういうことか、と。
ま、他の日にも行ってみないことにはわかりませんが。
いや、普通にいい銭湯なんですよ。
ちなみにこちら、脱衣籠がありません。
そこがちょっと大阪風か。
お湯はややぬるめ。
水風呂はかなり冷たいです。
これは枚方的か。
ジェット式の打たせ水がありますが、飛び散るのを考慮してか、あまり勢いがなく、普通に水を浴びているのと同じ。
肩に突き刺さって欲しかったよ。

竹取温泉灯りの湯

  • 八幡市八幡中ノ山82-1
  • 09:30~25:30 
  • 無休
  • スーパー銭湯  
  • 平日920円、土日祝970円

京都らしい雅やかな演出が魅力

2019年、突如としてオープンしたスーパー銭湯。
いや、驚きましたね。
スーパー銭湯という業種自体がもはや斜陽産業か、と思っていたものだからさ。
最初の設備投資に莫大な資金を必要とする上に、メンテナンスも高額、昨今は温泉じゃないとお客さんも振り向いてくれない、とあれば、施設運営そのものが博打みたいなもの。
当たればいいですけどね、鳴り物入りでオープンしたはいいが、数年で閉店を余儀なくされたねねの湯(伏見区)や、軒並み消え失せたやまとの湯みたいなパターンもありますしね。
一銭湯ファンとしては選択肢が増えるのは、喜ばしいことではあるんですが、同業他店と競合した挙げ句、周辺も巻き込んで総倒れは勘弁してほしいですしねえ。
かつて枚方に極楽湯がオープンして周辺の銭湯が全滅してしまったように。
ま、今回はその極楽湯のごく至近距離にて営業、という、かつてのケースを再びなぞるかのような状況になってるわけですけど。
さて、極楽湯は戦々恐々としているのか、否か?
なんせ料金が極楽湯の倍ですからね、そのあたりは棲み分けができてるのかもしれませんけどね。
で、肝心なのは料金に見合う施設であるか?という点なんですが、もちろんオープンしたばかりなんで清潔度が高いのは当たり前として、肝心の独自色、これが私の感触ではなかなか微妙なところかな、と。
最大の売りはもちろん温泉です。
ウェブサイトを見る限りでは塩化物泉と書かれているんですが、なんだかね、あんまり塩化物泉って感じがしないんですよね。
無色透明なんです。
無色透明の塩化物泉もあるのかもしれないし、不純物を濾過してるのかもしれませんが、私の知る限りでは塩化物泉を謳う温泉はたいていが赤褐色。
言われなきゃアルカリ性単純温泉に入ってるような気になるんですよね。
マイクロバブル風呂が巨大なのは高ポイントですが、それだけで1000円近い料金に見合うか?というと、高いと感じる人も居るのでは?と思ったりもします。
露天から眺むるライトアップされた竹林が実に風流で、雰囲気作りは素晴らしいんですけどね、経年を経て、施設が古びてきたときにその真価が問われるような気もしますね。
唯一気になったのは、サウナのマットや脱衣所のマットがあまり頻繁に交換されてるようには思えなかった点。
サウナボードが用意されてますんで、マットは別にいいだろう、ということなのかもしれませんが、これ、気になる人は気になると思います。
ともあれ、足りないものはなにもない、と思える設備ではあるんで、あとは好みでしょうかね。
数年後にまた訪れてみたい、と思います。
余談ですが、こちらの会計、精算機を自分で操作して入金する方式です。
これからは銭湯業界も人件費削減でどんどんこういう形式になっていくのかもしれませんね。

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