京田辺市の銭湯【京都】

京田辺市の入浴施設を全網羅。京田辺市に一般的な銭湯は存在しません。

<入浴した銭湯>SPA&HOTEL水春松井山手

SPA&HOTEL水春松井山手

  • 京田辺市山手中央5-1
  • 06:00~26:00 
  • 無休
  • スーパー銭湯  
  • 全日1000円(外税)

洗練された館内と、隙なしの浴場設備に感服

2018年末に突如オープンしたスーパー銭湯。
水春といえば大阪や滋賀で多店舗展開をしている温浴施設事業会社ですが、今回京都にも進出。
しかしまあ、凄いところに施設を建てたな、と。
地図を見るとわかるかと思いますが、これ、第二京阪高速道路の真上なんですよ。
建物の真下を車がガンガン走ってる。
建築構造学的にどうなってるのかよくわかりませんが、地震とか大丈夫なの?と思う。
温泉を汲み上げるのも大変なんじゃないか?と。
それらすべてをクリアした上でコストが見合った、ということなんでしょうけどね、ここに出店すると決めた事業計画立案者はなかなか大胆な人だと思いますね。
確かに立地的には絶妙ではあります。
京田辺市は長らく銭湯不在地帯でどちらかといえば田舎でしたが、近年急速に発展してきましたし。
高速道路利用者をお客さんとして取り込むことも可能。
それが証拠にオープンするやいなや、ものすごい混雑ぶりで、浴室なんて足の踏み場もないくらい人だらけ。
最近はコロナの影響もあってか、少し落ち着いてきましたけどね。
宿泊施設を併設する、というアイディアも野心的だと思いますね。
京田辺市という観光名所不在地域でどれだけ利用者が居るのかわかりませんが、採算とれる目処がきっとあるんでしょう。
ともあれ、名目上はホテルですんで、他の水春とは違い、なにやらゴージャスです。
こんなところにジャージ(私)で出かけていいのか?といささか気後れしたりもする。
浴室内の内装もシックでモノトーン。
明らかに他の水春とは指向性が違います。
特筆すべきは浴場設備の充実ぶりでしょうね。
水春はどこもレベルが高いんですけど、中でもトップクラス。
もうね、2時間は帰ってこれないですよ、マジで。
目新しかったのは水風呂が炭酸泉仕様になっていること。
殺す気か、と。
体が冷え切っても出られないじゃないかよ!と。
気持ちよすぎて。
露天の炭酸泉に半身浴風の間仕切りを儲けている箇所があるのにも感心。
これまた一度入ったらもう出られない。
スチームサウナが漢方薬を焚きしめているのも高ポイント。
久しぶりに見た。
健康が音を立てて増進されそうでまたもや出られない。
どこにでもあるジェットバスが一部殺人的水流なのも肩こり持ちにはたまらない。
もうね、肩もげるから、いやマジで。
探す羽目になるから。
そしてトドメは塩化物泉、と。
源泉かけ流しで小さい方の浴槽は43~44度はある、ときた。
熱い風呂好きすらも取りこぼさない工夫にぐうの音もでない。
入口付近には入ってきた客の足の裏を流すための散水装置まで設置されてる。
完璧。
私はめったにこんなこと書かないんですけど、マニアをも唸らせるこだわりと快適に過ごすための心配り、広々とした浴場の開放性にノックアウトですね。
現状、これ以上ってないのではないか?と思う。
ごく近隣に市町村は違えど竹取温泉灯りの湯や極楽湯、少し離れてますが源氏の湯等ありますが、自家用車を持ってる人なら間違いなくここが選択肢の上位に食い込んでくるのではないか、と思います。
あちこち行ってますけど、初めてこれで1000円は安い、と思いましたね、私は。
まあ厳密には外税方式なんで1100円なんですけどね、まあいい、最初から1100円って書け、と思うけどまあいい。
ちなみにこちら、入店から退店まで、すべてを自分で操作する必要があります。
受付機、精算機にリストバンドをかざしてタッチパネルでやりとりしなきゃならないんで、お年寄りは戸惑う事が多いかも。
駐車場の料金を精算(無料化)するのも館内の機械なんで要注意。
私は帰時、駐車場のゲートで当惑、慌てて館内に戻る羽目になった。
これも目立つように書いておけよ!と思うけど、まあいい。
オススメの一店ですね。
料金分の価値はある、と断言します。

*記事の内容は2020年のものです。現在とは違っている場合があります。

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