滋賀県大津市にきております。
今回の目的地は、京都市と大津市の境にそびえ立つ、比叡山の中腹に開発された比叡平ニュータウンでございます。
昭和40年代に谷を埋め立てて造成されたところらしいんですが、住民が高齢化して過疎化しつつある、との話を小耳に挟みまして。
比叡山延暦寺や比叡山頂遊園地(廃業)へ大昔遊びに行った時、比叡平への案内板を目にした記憶があるんですが、実際に訪れたことはなくて。
個人的には過疎地というイメージはなかったものだから、あれ?いつの間に限界?んじゃ、実際に見に行ってみるかな、と相成りました次第。
そういやもう何十年も山中越(大津市~比叡平~京都市をつなぐ唯一のルート)通ってないなあ、なんて思いながら。

比叡平、てっきり京都市左京区だと思ってたんですけど、住所は滋賀県大津市になるんだとか。

写真じゃ伝わりにくいかと思いますが、想像以上の急勾配でS字カーブが連続します。
こんなに急カーブが連続する道だったか?と自分の記憶の曖昧さに呆れんばかり。
これが生活道路になるのか・・・うーん。
ちなみに比叡平から京都市へは車で15分ほど、大津市へは車で10分ほど、ニュータウン内に食品スーパーや病院はないんで、生活を維持するにはどうしても山中越を上り下りする必要が出てきます。

道中にある琵琶湖が見える高台。
昔はここ無料開放されてましたけど、今は企業の敷地みたい。

比叡山ドライブウェイへの分岐。
右に曲がると比叡山延暦寺ですが、比叡平へは左折。

ちなみに23~5時の間、比叡平住民以外はニュータウン内に車、バイクで侵入できません。
道交法で規制されてるパターンは初めて見ましたね。

ニュータウン内を散策。
思いのほか、車の行き来がある。


・・・あの、ごめん、高級住宅街やん、ここ。
富裕層が住むとこやんか。
限界ニュータウン、っていうから茨木台みたいな感じなのかな、と思ってたら全然違うじゃねえかよ。
ゴミ一つ落ちてないし。

すげえ、美術館がある。

うちの地元より立派な役所の支所まであって。

趣味の農園みたいなものなのかな。
しかし誰が言い出したんだ、限界ニュータウンだ、などと。
どこも荒れてないばかりか、他所のニュータウンよりよほどきちんと整備されてるじゃねえかよ。
ま、実際には比叡平の人口、減ってるんでしょうし、高齢化も深刻なのかもしれませんが、ここなら避暑地みたいな感じで新たに買う人が居そうな気がする。
麓より3度気温が低かったですしね、私が行ったときは。
冬場に道路が凍結し、場合によっては通行止めになる不便さはあると思いますが、それも永住するんでなければ問題ないでしょうしね。
将来的には別荘地みたいな形で変遷を遂げていくんじゃないかと思いますね。
ただ、それが比叡平に長年お住みになってる皆さん方の意にそぐうものなのかどうか、はわかりませんが。

もう一つの目的地へと向かう。

比叡平から西へと山道を進みます。

ニュータウンの区域内から一歩外に出るとひどく荒れてる、ってのがね、なんだか古いSF映画の設定のようだ。

多分、この先なんだよ。
歩くしかなさそうなんだけど、施錠されてる門を勝手に越えるのがちょっとなあ。
いい年して怒られるのは嫌だし。
ほかのルートを探してみることにする。

だめだ、ここも閉ざされてる。

地図が正しければ、かなり大回りだが、この付近から目的地へと道が通じてるはず。
進入禁止の看板がないことは確認できたんで、GPSを頼りに道なき道を進むことにする。

こうまでして来る必要があったのか?と自問自答したくなるほどに、ほぼ山登りだったりしましたね。
多分、このルートを辿ってくる人はほぼいない、と思う。
ま、あとから文句つけられないだけの正当性は示したつもり。
ちなみにあと数メートル遠かったら間違いなく遭難してた(病み上がりなもんで)。

着きました、知る人ぞ知る比叡平の廃バスでございます。
もうほんとにね、こんな山の中になぜ?と問いただしたくなるほどにミスマッチな光景だったりしますね。
はっきり言って異様。
どうやってここに持ってきたんだろ、と思いますね。
道中、結構な隘路だったんだがなあ。
それ以前に京都の市バスがなぜこんな場所に放棄?

奥にもう一台ありますね。

害獣駆除の罠が仕掛けられてるみたい。
怖くてあんまりバスの近くへ行けない。
なんだか京都市交通局の闇を感じさせる光景でしたね。
あまり首を突っ込んではいけない気がする。
しかし普通に山登りしててこの光景に出くわしたら相当びっくりするだろうなあ。

帰路。
山中越を普通にバスが走っててびっくりする。
路線バスがあることは知ってたが、道路幅にバスのサイズが収まってないのがどうにも。
これ、対向車と出会い頭に衝突、とかないんだろうか。
常にセンターラインはみ出してるんだけどね、バス・・。
なんだか今回、やたらとバスに注目させられてるな、私。
それでは今回はこのへんで。
ま、まとめるなら、なかなか茨木台みたいなところはない、ってところですかね。
2022.6来訪

