天狗をさがしに~鞍馬山【京都】

道沿いを流れる貴船川。

なんかいちいち絵になるよう、計算して剪定されてるような気がする。

川の中ほどに緋色の腰かけが。

あざといまでに狙ってるなあ。

着きました、奥宮。

いやーここも人だらけ。

これ、シーズン真っ只中とかになったらいったいどのようなことになるのか。

本殿。

さて実はここで私は大きな過ちを犯しております。

ああこれで目的地は全部見れた、と思ったのですが、帰ってきてからあらためて調べてみると、どうもここは奥宮ではなく、中宮である結社みたいなんですね。

どう思い返してみても境内にあるものが奥宮とは違う。

だって中宮があるなんて知らなかったし!

入り口に、奥宮へ、って書いてあったし!(後から写真で確認したら、文字の下に、あと5分、って書いてあった。とほほ)

すべては後の祭りです。

祭神は磐長姫命で縁結びの神様なんですが、縁結びの神様に健康をお願いしちゃったよ、私は。

しかも長々と!

こいつ、どれだけ出会いを求めてるんだ・・・って、思われただろうなあ、周りの人に。

ううっ、恥ずかしい・・・・。

余談ですが奥宮に祭られているのは闇龗神(クラオカミノカミ)といって、谷底暗闇の龍神、などと言われているらしいです。

中2魂がなんだかくすぐられたりしませんか、ねえ、あなた。

イザナミが火の神迦具土神(カグツチ)を切り殺した際に産まれた神らしいんですが、学説では本宮の高龗神と同じ神である、と言われています。

つまりこちらも水神。

うーん、お目にかかりたかった。

しかしこのあたり一帯はなんだか「闇」がひとつのキーワードになっているように思いますね。

鞍馬山もかつては暗部山と言われていたという説もありますし。

それ故の宗教施設であり、神社なのかもしれません。

さて、帰りますか。

で、問題はどのようにして帰るのか、である。

車を鞍馬寺のふもとに停めているわけです。

だから戻るしかないわけなんですが、もう一度鞍馬山を登るのか、と思うと寒気がしてくる。

途中で限界が来て、山中で一歩も動けず、なんてしゃれにならないわけです。

鞍馬山を登らずに迂回できるルートはないものか、と。

とりあえず、道なりに下っていくことにします。

15分も歩くと人家が途切れてきます。

右側には規則正しく植林された杉。

迂回できそうな道は見当たらず。

歩けども、歩けども、鞍馬山・・・・。

つーか、誰も居ないんですけど。

足が棒のようだ。

あーただただ下り勾配の山道がうねうねとー。

今、どのへんなんだよう。

なんだこれ?野趣あふるる天然水風呂?

40分ぐらいは歩いたでしょうかね。

あれ?駅?と思って近づいてみると・・・。

叡山電鉄、貴船口駅って・・・どこ?これ?

鞍馬駅の一駅手前じゃねえかよ!

ううっ、鞍馬山恐るべし!

一度西門から出たら山路を引き返す他、戻る術なし!

迂回路なんてありゃしねえ!

まさか一駅以上の距離を歩いたとは・・・・・・。

もうなにもかもが無理なんで、電車のお世話になることにする。

心が折れた。

足も折れそうだ。

しかし叡山電鉄はよくまあこんな山の中に線路をひいたことだなあ、と思う。

電車って、坂道登れたんでしたっけ?

着きました、鞍馬駅。

どこかレトロな雰囲気です。

ああっ、こんなところに天狗があ!

あれほど探したのに、まさか鞍馬駅前のロータリーにおられたなんて!

灯台下暗し!

いや、違うだろ!

なんというかもう、とにかく疲労困憊。

なにかと興味深い鞍馬山と貴船でしたが、まず必要なのは強い足腰。

それを実感した1日でしたね。

天狗に出会うことは叶いませんでしたが、さすがに京都の寺社よな、と思わせる雰囲気作りは余所にないものかも、と思ったりもしました。

変わらぬ危うさ、太古の怪しさを体感するにはちょっと時期が悪かったか、と。

また訪れることもあるやもしれません。

さて次はどこへ行こうか。

2015・10探訪

コメント

  1. […] 地理的には貴船からさらに山奥へ進んだところとなります。 […]

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