
鬱蒼と生い茂る杉木立から漏れ入る陽の光が、奥之院への道行きを照らしてます。

というかね、これもう墓場ですよ、早い話が。
参道というより、延々墓また墓。
後で調べてみたところによると、およそ20万基の墓が奥之院周辺には建てられているのだとか。
シンプルに怖ええよ。
夜は絶対に来れないわ。
しかし、死後においてさえ、弘法大師に救いを求める人のなんと多いことか。

マジか、紀州藩初代藩主徳川頼宣だって。
調べてみたら家康の息子だった。

ええっ、三成は処刑されたんじゃなかったっけ?

信長って・・・もはや歴史上の戦国大名オールスターキャストである。
うーん、夜な夜な揉めたりしないのか?
あの、仏罰ものなこと書いてますかね、私?

歩けども、歩けども、一向に奥之院は見えてこず、早20分。
墓を縫うように歩き続けるのは正直気が滅入る。
なんて楽しくないトレッキングだろうと思うも、おくびにもそんな様子は見せないよう心がける私。
だって、全方位的に怖いし、色々。

あああっ、やっと着いた、奥之院、弘法大師御廟。

残念ながらこの先は撮影禁止。
写真に写ってる御廟橋から先は高野山最大の霊域とのこと。
なんせ地下には空海が今も安置されてるわけですから。
しかも生きておられると教義上では定義されてる。
私みたいな不信心極まるやさぐれ中年がうかつにふざけていい場所じゃなくて。
ちなみに、御廟内部なんですが、薄暗がりにたなびく線香の匂いがすごいです。
頭がクラクラしてくるほど。
そこに坊さん数人の読経が途切れることなく粛々と響き渡る。
はっきり言って異界ですね。
こんなところに軽いノリできちゃいかん、とマジで思った。

御廟橋のたもとにある灯籠堂。
実はここの地下から弘法大師空海が入定した場所付近まで行けるらしいです。
あんまりおおっぴらにはされてませんが。
そこにお参りして参拝は終了らしいんですが、熱心な信者でもない私がそんなところにまで足を運ぶのは怖すぎて無理だ。

ああっ、こんなところにまでこうやくんが。
なんだかすごく慰められた気がするよ、こうやくん、ありがとう。

違うルートをたどって帰ろうとしたらあった。
意図も意味も目的もわからんっ。
えっ、ネタなのか?高野山でネタ?!

いや、アデランスって・・。
毛髪なあ、まあ、供養の対象といえばそうなのかもしれんが。

ああ、これはわからんでもない。
他にも色々と慰霊塔があったが、しゃれにならんものばかりだったので割愛。

えっ、食うのか?と思った。
違った。
宗教上の禁忌から仏花の代わりとして使われてるらしいです。

こうやくんの銅像。
君に逢えたことが今回の旅の僥倖だった気がするよ。

すっかり暗くなってきたのでもう帰る。
なぜか背後にうっすらと虹が出ててわけがわからん。
えっ、お迎えが来たのか?!いやいやいやちょっとまって、無理だから、帰るってば、だから。
しかしまあ、あれだ、普通に観光目的で訪れるには色々と襟元を正さねばならんシーンが多い場所でしたね。
興味本位は無理。
信仰と向き合える人向きなところだと思います。
さて、次はどこへ行きましょうかね。
2018.11探訪


コメント
[…] 高野山はどちらの方角になりますかの? […]