嶺北を山から海へ~東尋坊【福井】

やばいぐらいなにもない・・・。

本当にこれ、海へと向かってるのか?と不安になる。

どうやら着いたみたい。

観光地ならではの飲食店や土産物店が立ち並んでますね。

それにしても威圧感あるな、東尋坊タワー。

モチーフはなんだ?ボルトか?それともハンマー?どちらにせよ昭和感が半端ねえ。

中を覗いてみた。

やばい・・・誰も居ない・・・ある意味シャッター商店街より怖い。

このタワーを料金払って最上階まで登る人って、居るんだろうか?

ということで来たよ、東尋坊

恐竜博物館からおよそ1時間。

道中の寂しさはいったいなんだったんだ?ってほどに人がいて驚く。

ギリギリ先端まで近寄ってみた。

荒ぶっとるわ、日本海。

てか、柵とか保護壁とかさ、なにもないんだけど大丈夫なのか、ここ?

事故は起きないの?

現段階で早くも私の歩みは生まれたての子鹿状態なんだが。

船着き場らしいんだけど、この濁流にもまれながら停船するのか?すげえな。

安山岩の柱状節理と呼ばれる海蝕崖で、これほどの規模のものは世界に3箇所だけらしいです。

知識がなさすぎて「・・ああそうなの」としか言えない。

噂に高い『救いの電話』。

まだあったのか。

うーむ、昔から有名な自殺の名所ですしねえ。

最近はポケモンGOのレアモンスター出現場所としての方がよく知られてるのかもしれないけれど。

中を覗いてみた。

なんだかごちゃごちゃと色々おいてあります、貼ってあります。

やっぱり今も途切れないんですかね、死に場所を求めてここに来る人達が。

まあ、元々東尋坊自体が『忌み地』みたいなもんですしね。

悪事の限りを尽くした破戒僧東尋坊を、計画的に酔わせて海に突き落とし、亡き者とした伝承が残ってるところですし。

本来なら慰霊地として祀り上げるべきなんでしょうけど、風光明媚すぎたのがよくなかった。

学術的にも貴重ときてはなおさら。

どの観光地にもダークサイドってあるかとは思うんですが、ここまで禍々しいのをなんとなくやりすごしてる、ってのはある意味すごいかもしれません。

しかし、殺害した人物の名前を地名にするか?普通?

どういう感覚なんだ。

将門塚みたいなものなの?

で、結局すべてを救うのはやはりポケモンGOなのか?

任天堂の責任は重大である。

東尋坊の近くにある無人島、雄島へついでに寄ってみる。

島内に大湊神社ってのが建立されてまして。

そのせいか、地元じゃ神の島と呼ばれてるらしいですね。

手厚く信仰されてるんでしょうね。

じゃないとこんな立派な橋は絶対かけられない。

あー予想はしてたが、山を分け入らねばならんのか。

やっぱりか。

とりあえず仁王立ちのじいさん、どいてくれ。

島だから平らかな、と思うのは過ちであると私はこれまでの旅で学習したから平気。

うん、嘘だ。

さっきまで居た東尋坊が遠くに見える。

大湊神社にお参りしたあと、そのまま進路を進んだら灯台があった。

やあ、みんな、これから灯台内部に潜入するよ。

すまん、無理だ、施錠されとる。

ここにも柱状節理みたいなのがあるよ、みんな。

違うのかな?おじさんにはわかんないや、あはは。

磁石岩。

方位磁石が狂うらしい。

狂ったところでなにも困りそうにないのがミソだ。

さて、日も落ちてきたことだし、そろそろ帰るとしましょうか。

余談ですがこの島、かならず時計回りに散策しないといけないみたいです。

逆方向にまわるとなんか連れて帰ってきちゃうんだって。

先に言え!って話だ。

なんだか後半、急にオカルトづいてきた今回のおでかけでございました。

さて次はどこへ行きましょうかね。

<終わり>

2018.11探訪

コメント

  1. […] <嶺北を山から海へ~東尋坊に続く> […]

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