
- 下京区西新屋敷中堂寺町69
- 14:30~24:30
- 金曜日定休
- 小型銭湯
- 番台式
- 駐車場あり
観音様の見守る岩風呂に仰天
一方通行だらけで到着まで結構うろうろさせられました。
五条通りから行く方がわかりやすいかも。
このあたりは元遊郭なだけあって、街並みも独特です。
突然島原大門や神社に出くわしてどきり。
いや、さすがに夜はなにやら怖いですよ。
あんまりなじみがないからなあ。
ま、それはさておき、この規模の銭湯で駐車場を常備している、というのがまず好感触。
店内も思いのほかきれいで現代的です。
浴室に入って目をひくのは湯船に沿って貼り合わされた壁側の石垣。
中央に配置されたミニチュアの石灯籠の下からじわじわお湯があふれてくる仕組みがなにやら和風にコケティッシュ。
サウナも壁に取り付けられた照明が妙にレトロで、昭和を飛び越えてモボ・モガの時代をイメージさせたりもした。
ま、でも私が一番驚いたのはラジウム温泉浴と書かれた薬湯で、これ、岩風呂を模してあるんですが、なんとその外壁の頂点に体長15センチほどの観音様の像が。
いや、焦った。
観音様の御前で肌着1枚身にまとうことなく、見苦しいものをブラブラさせてていいのか、と。
私は無宗教、無信心な風呂バカ野郎ですが、さすがに偶像崇拝を鼻で笑うほどラジカルではありません。
仏罰の二文字が脳裏を去来。
思わず前を隠しそうになりました。
さらにこれは近眼ゆえあまり自信がないのですが、観音様の右斜め下の岩石がどうみても人面石。
なんでしょう、聖痕現象とか、マリア様の銅像が涙を流すとか、その手の超常に近い部類の事例なんでしょうか、これは。
主たる湯船より、何故かラジウム温泉の方が温度が高かったので、好んでラジウムに浸かっていたのですが、観音様と人面石が気になって、どうにも落ち着けない始末。
ま、常連さんと思しきオヤジはまるでそんなことを気にするそぶりもなく観音様の前でケツをぼりぼりかいて、人面石に寄りかかってましたが。
いやあ、何かと刺激的な島原温泉でした。
浴室に観音様を配置するご主人だか、おかみさんだかの意図はさっぱり読めませんが、機能的に改装されつつも、遊び心、視覚効果を忘れない店作りは感心しました。
至近距離に誠の湯が近年開業しましたが、負けずにがんばって欲しい、と思う次第。
お湯はぬるめ。
ちなみにこちらの銭湯で使われている地下水は長時間電磁分解し、イオン水とやらにしてあるそうです。


- 下京区西七条北東野町26
- 15:00~25:00
- 水曜日定休
- 中型銭湯
- フロント式
- 駐車場あり
変わり風呂にひきよせられて
伏見区、南区の大正湯とは同名別銭湯。
浴室はきれいに改装されてます。
湯船の形がなんとなく団栗湯を思い出させたりも。
規模の割にはサウナと水風呂が大きめなのがいい感じ。
湯船も大きめ、といっていいでしょうな。
浴槽と洗い場の占有面積の比率が、ここの場合、=に近いように思えます。
大抵は洗い場>浴槽だと思うんですけどね。
まあ測ったわけではないのですが。
どうであれ個人的には湯船が広いのは大歓迎。
あとは変わり風呂があるのが特徴的。
だいたい週変わりぐらいのペースで提供しているみたいですが、私がはいった日は「美人の湯」でした。
具体的に「美人の湯」がいったいどういう成分のどういう薬風呂なのか、よくわかりませんでしたが、心持ち肌がすべらかになったような気もします。
で、次の変わり風呂が、店内の貼り紙によると炭酸風呂となっており、どちらかというとあたしゃあこっちの方が気になる。
炭酸ガス風呂だったかな?
炭酸風呂、というとあがりゃんせでしか私ははいったことがないのだけれど、多分同じものなのではないか、と思うのですよ。
また違うのかな?
でも感心しました。
変わり風呂も趣向を凝らせばまだまだ充分客寄せになりうるとした銭湯経営の手管はお見事。
現に私はかなり食いついた。
余談ですが変わり風呂の冷水管枕つきジェットバスは尻が上手に収まりません。
タイルの起伏に身を任せるとライムライトで最後の舞台を飾るチャップリンみたいになります。
クオリティの高い風呂屋だ、と思っていただけに、この不恰好さは逆に不思議。
お湯はぬるめ。
駐車場は店の裏側にあります。
お客が入るのも納得の繁盛店。


- 下京区西七条市部町43
- 15:00~25:00
- 火曜日定休
- 中型銭湯
- 番台式
- 駐車場あり
これでもかと充実の設備に圧倒
ここはちょっと凄いです。
この規模でここまで設備が豊富なのは初めて見ました。
普通の銭湯にあるものにさらに手を加えて、お客の満足度を高める工夫がなされている、といっていいでしょう。
サウナに加えてミストサウナがあるのにまず驚かされた。
薬湯が温泉エキスを利用したマグマ温泉仕様になっているのもうれしい感じ。
しかもその一部は冷水管枕を敷いた寝風呂に。
電気風呂にはラジウム原石使用。
露天風呂には打たせ湯を設置。
巨大なタイル絵も目をひきます。
いやお見事。
広さを勘定に入れないなら軽くスーパー銭湯状態。
いったいどれから楽しめばよいのか、大興奮状態。
主たる湯船の温度が43℃は確実にあるのも個人的には大歓迎。
軽く1時間をオーバーして居座ってしまいました。
駐車場も完備で文句のつけようがなし。
たぶんここまでやらなくても経営はたちゆくのでは、と思うのだけれど、そこをあえてやってしまうご主人の凝り具合に感激だ。
いや、名店でしょう。
この広さの銭湯としてはトップクラスといっていいと思います。


- 下京区梅小路西中町60
- 15:00~24:00
- 金曜日定休
- 中型銭湯
- 番台式
- 駐車場あり
必殺の45℃
暖簾をくぐると恐ろしく年季のはいった番台が目をひきます。
なんだかもう九十九神化しそうな勢い。
この番台、座る人の足を乗せる場所が手作りで側面に取り付けられており、これって、まるごと、ごぽん、とはずれて雪原を滑空しそうな感じだなあ、と、ひとりシュールな妄想に含み笑い。
完全に怪しい客。
いやまさに歴史を感じさせる一品で、感慨深いんですけどね。
脱衣所も結構古めかしく常連さんのオケで雑然としてます。
浴室は近年ではなく、一昔前に大規模な改装をしたよう。
さすがに昭和を引きずる印象。
寝風呂のサイズなんて確実に昔の日本人の平均身長にあわせてあると思う。
お客さんは年配の方ばかり。
それを見て、ぴん、とくるのは風呂バカならでは、のことなのかもしれません。
これはもしかして期待できるのでは、と思い、湯船に足をつけてみると、きたきたきました久々の熱湯風呂。
つま先がジンジンしびれてくる。
こりゃ45℃はあるんじゃないか。
喜びにうち奮えつつも、でも今日疲れてるからなあ、熱湯風呂は体力いるしなあ、少し水でうめようか、などとそぞろ弱気の虫が。
しかしながら内心の葛藤とは裏腹に体は勝手にズブズブと湯船の中へ。
ああっ駄目っ!あちあちあちあちあちあちあちあちあちあちあちあちあちあちあちあちあちあちあちあちあちあちあちあちあちあちあちあちあち、ゔーーーーーーーーーー。
至福。
脳内麻薬出まくり。
軒並みどこもぬるめな昨今、頑なに熱い風呂を守るスタンスが気にいりました。
現代的設備や生硬な清潔感を求める人には向いてないかもしれませんが、個人的にはこれぞ保守本流。
ぬるい風呂にストレスがたまりだしたらまた来ます。


- 下京区西七条八幡町33
- 13:00~25:00
- 金曜日定休
- 中型銭湯
- 番台式
- 駐車場あり
電気風呂+薬湯でこれでもかの温浴効果
浴室は思ったよりも奥行きがあって、広く感じます。
きれいに改装されてますが、部分的に老朽化している箇所もあり、どうやら段階的に手を入れたような印象。
とりあえず天井は恐ろしく年季がはいってます。
あまり見ないほうがよろしい。
少し低い位置に設置されているサウナは北区の竹殿湯のよう。
階段を下りた奥にある、というのがなにやら秘密の隠し部屋のようだ。
どことなく怪しい雰囲気。
なんだか楽しい。
そう感じるのは多分私だけ。
印象的なのは電気風呂を薬湯にした湯船で、ああ、こういう発想もありか、と思わされました。
しかしこれ、薬湯の成分が電気的刺激で、組成に変化を起こしたりしないのだろうか。
東洋科学研究所あたりに聞いてみたいところ。
ちょっと損をしているなあ、と思ったのが照明の暗さ。
天井から釣り下がってるライトの球がひとつきれてましたが、それをもしつけたとしてもどことなく暗い感じは変わらないように思う。
設備はちゃんとしてるので、明るく見せた方が絶対良いと思うのですが、さていかがなものか。
お湯はややぬるめ。
バスクリン風呂が不思議に気持ちよくてずーっとはいってました。
自分でも不可解。


- 下京区西七条北衣田町
- 16:00~23:00
- 水、日曜日定休
- 小型銭湯
- 番台式
外観とのギャップも大きく浴室は現代風
入り口は実に雰囲気があります。
ガラス戸のガラス部分に直接貼り付けられた文字はところどころがかすれたり、欠落したりしつつも来客に店の長い歴史をアピール。
色濃く昭和。
こりゃ相当年季がはいってるか、と覚悟して暖簾をくぐったのですが、部分的には古びているもののおおむねきれいに改装。
ちょいと拍子抜け。
シンプルに現代的。
安心してはいれます。
ただ、一点だけ、気になることがあったんですが、番台のご主人の姿を見ていたら何もいえなくなってしまいました。
実際に年を聞いたわけではないのでわかりませんが、相当ご高齢な様子。
動きもスローモーだ。
あれこれ改善、要求にこたえて欲しい、というより、どうか隠居してのんびりしてて下さい、と、普通なら言うお歳だと思う。
いや、本当にご主人なのか、確認したわけではないし、実はお若いのかどうか知りませんけどね。
でも所作を見ていると、こうして営業を続けていることだけでミラクルな気さえしてくる。
さすがの私も老いた獣に鞭は打てません。
浴室の特色としては薬風呂がジェットバス式になっているのが幾分珍しいか。
サウナ以外は全完備。
お客さんはほとんどが常連さんばかりのようですが、私と入れ違いに一人出て行った後は完全貸しきり状態でした。
大きなお世話なのかもしれませんが、帰り際、もう早めに店を閉めてゆっくりしてください、と声をかけたくなる西七条の夜でございました。
多くの風呂屋の延命を願うのは実は酷な事なのかもしれない、と夜道にふと思った。


- 下京区七条御所ノ内西町10
- 15:00~24:00
- 木曜日定休
- 中型銭湯
- フロント式
暖簾をくぐってから帰路につくまで、不潔に感じる部分なし
中京区の弥生湯とは同名別銭湯。
隙なくきれいに全改装されてます。
高い清潔感があり。
ロビー、脱衣所とも、昭和の名残が全く感じられないので建物ごと大規模な工事をしたのかもしれません。
浴室も無駄なく機能的で、遊びもなく、まるでフィットネスクラブに併設されたバスルームのよう。
フィットネスクラブなんて行った事はないがな。
多分こんな感じじゃないかと想像。
なんら不都合な部分は見当たらないのですが、しいていうなら視覚に訴えるものがないか。
そっけないというか、無機的というか。
もちろん著しく老朽化していてメンテナンスもままならない銭湯より、新しくてきれいな方が間違いなく良いわけで、そういう意味では期待に100%答えてくれてはいるのですが。
あとはそれぞれの好み次第。
風情とか、独自性とか求めるむきには物足りないかも。
個人的には湯船ごとに温度差があるのが気に入りました。
浅風呂に比べて深風呂がぐぐっと熱い。
43℃以上はあると思う。
これだけで来た甲斐があった、と大きく満足。
銭湯に不潔な印象を持っている人はこちらが断然おすすめ。
ちなみに近隣にコインパーキングがありません。
武田病院の向かいか、西大路通りまで行かないと車を止められないので、2輪の方が勝手が良いかも。

