向日市の銭湯【京都】

向日市の銭湯(閉店含む)を全網羅。2020年現在、銭湯組合に加入している浴場施設の入浴料金は450円です。向日市内はサウナ料金込み。

<入浴した銭湯>勝山湯、西山温泉、向日町温泉

勝山湯

  • 向日市寺戸町中ノ段16
  • 15:30~23:00
  • 火曜日定休
  • 中型銭湯  
  • 番台式 
  • 駐車場あり

いつの間にやら向日市唯一の銭湯に

向日町競輪場の真向かいにある1店。
非常にわかりやすい場所です。
駐車場はどうやら店の向かいの坂道を上がって行った先にあるらしいんですが、私は真向かいの競輪場の敷地に車を乗り入れて停めてました。
いや、夜間はいっぱい車が停まってるんですよ。
確か以前一度入浴したときに「向かいの競輪場に車を停める場合はレース終了後に」という貼り紙が店内にあったはず。
今回はついうっかり確認し忘れましたが。
どういう仕組みになってるのかよくわかりませんが、どちらにしろ駐禁をとられることはありません。
多分。
店内はきれいに全改装。
清潔感があります。
番台に座ってるご主人が意外に若い人で、おそらく2代目か3代目なのでは、と。
後継者難の業界においてこれはなかなか喜ばしい光景。
接客も元気が良いです。
ますます結構。
浴室で目をひくのは8の字型の円形の銭湯。
まんま白山湯高辻店がフラッシュバック。
で、これまた高辻店のように大勢のお客さんが入ってるんですね。
やはり8の字円形が活況のキーワードなのか。
そうなのか。
ただ、私は以前別のページでも書いたように円形の風呂は、足を伸ばせない、という理由で好きではないんですね。
ましてや繁盛していてはなおさらのこと。
多くのお客さんが足湯状態。
ああ、惜しい、と思いました。
多分誰もそうは思ってないんでしょうが、これで浴槽が四角形なら、と一人歯噛み。
ま、マイノリティの賛同を得ないボヤキです。
サウナ横に隔離されたように併設してある水風呂はなかなかいい感じ。
まわりに気を使わず冷水をかぶれます。
ジェット仕様の薬湯も一番端が寝風呂仕様になっていて極楽気分。
総じてクオリティの高い一店だと思います。
勝山湯からの帰り道、レースで楽しんだ客が帰りに寄ったりとかあるのかなあ、とふと思いました。
負けた客もいれば買った客も居て、浴室は悲喜こもごもなのかしら、と。
ちゃんと観察してくりゃ良かった、しまった。

西山温泉(閉店しました)

  • 向日市寺戸町二枚田18の3
  • 15:00~23:00
  • 月曜日定休
  • 中型銭湯  
  • 番台式 

五右衛門風呂風の泡風呂で極楽

近隣を結構うろうろしたんですが、コインパーキングがありません。
一番近いコインパーキングで東向日駅の横か。
仕方がないので歩きます。
10分ぐらいか。
入り口が道路に面しておらず、奥に入り込むように目立たずひっそりってな感じで、ああこれは狭いのじゃないかしら、と思って暖簾をくぐると、予想を裏切って広々と脱衣所。
浴室もぐーんと奥行きがあります。
基本昭和の改装、といった按配。
応急的に処置したと思われる脱衣所のゴザや浴室のタイルの剥落等、目につきますが、広さがあるので、あまり気になりません。
設備は一通り完備。
それぞれの湯船のサイズも大きめ。
ゆったり漬かれます。
私の目をひいたのは泡風呂で、外側は四角形なんですが、内側が丸く五右衛門風呂のように作られているんですな。
これが異様に気持ちが良い。
内側の浴槽の縁と外側の浴槽の縁に段差があって、お湯が内側の縁より高い水位にあるのもいい。
首を伸ばすとお湯が耳の裏側ぐらいまで来ます。
半ば寝風呂状態。
飾る、という意味では幾分そっけない印象はありますが、つい先日近隣の銭湯でとんでもない地雷を踏んづけてしまった後なのでやたら快適でした。
お湯も比較的熱めで良し。
外観で損をしてるなあ、と思える穴場的一店。
もっとお客さんがいてもいいのに、と思いましたね。

向日町温泉(閉店しました)

  • 向日市寺戸町西田中瀬2-4
  • 15:00~23:00
  • 木曜日定休
  • 中型銭湯  
  • 番台式 

唖然、愕然

だいたいいつもは浴室の状態をあれこれ書いてそこに個人の感想を付け足す、というのがこのブログのパターンなのですが、そういうあれこれを全部吹き飛ばして、浴室に入った途端、まず驚愕でしたね。
湯船のお湯が土色。
浴槽の底が見えないくらい濁っている状態。
特定の湯船が、というわけでなく、水風呂も含めて全部がそういう有様。
最初に考えたのは、これはひょっとして源泉かけ流しのにごり湯なのかな、ということ。
京都の銭湯で屋号に「温泉」とついて額面どおり温泉なところは一軒もありませんが、ここは例外中の例外で本当に温泉なのか?と。
しかしそれにしちゃあ恐ろしく濁ってる。
現時点で京都市の銭湯は全店まわり終えてますし、枚方、高槻、大津も半分ぐらいクリアしてますが、このようなにごり湯と遭遇したことは一度もありません。
第一、京都近辺でこのようなにごり湯が湧いて出た、というならもっと話題になっていいはずだし、店側も派手に宣伝するように思う。
お湯に関する注釈、但し書きは一切なし。
これはいったいどういう状態なのか?
とりあえず気になったのはお湯の匂い。
強烈に金気の匂いがするんですね。
鉄サビ臭い、というか。
シャワーのお湯までサビの匂いがする。
考えたくはないが、これはひょっとして配管が錆びているということなのか?と。
しかし、普通常識的に考えてここまで放置するものだろうか?と。
なにか理由があってこういう状態にある、ということではないのか、と。
だってそれなりにお客さんが入ってるんですよ。
決して多くはありませんが途切れることがない。
うーん、わからん。
理解不能な故に怖くて湯船につかれない。
結局シャワーとサウナだけで出てきてしまいましたが、今もってどういうことなのかは謎。
最後に、常連さんとおぼしきお客さんが誰一人として湯船に肩まで漬からなかったことを付け加えておきます。
皆さんせいぜい腰まで。
それを見ていたが故によけいに入れなかった、というのはあるんですが。
一人、30代とおぼしき兄ちゃんはざぶんと肩まで漬かってたけど、彼だけでしたな、満喫してたのは。
ちなみに脱衣所は昭和、浴室も昭和の改装で、サウナだけ後から増築したようで壁のタイルが現代風でしたが、そのどれもが湯あか(錆?)に染まってあちこち変色してました。
ま、温泉ではタイルの変色はよくあることですが。
とにかく仮にも公衆浴場なら、説明責任を。
なんだか地雷を踏んでしまったかのような気分。
ありえないものに遭遇した感じ。

*記事の内容はすべて2012年のものです。現在とは違っている場合があります。

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