京都市中京区の銭湯

京都市中京区の銭湯、スーパー銭湯(閉店含む)を全網羅。2020年現在、銭湯組合に加入している浴場施設の入浴料金は450円です。京都市内はサウナ料金込み。

<入浴した銭湯>錦湯、玉の湯、初音湯、井筒湯、若松湯、花の湯、長池湯、トロン温泉稲荷、田原湯、錦生湯、戎湯、芋松温泉、五色湯、弥生湯、金山湯、盛好湯、壬生湯、栄湯、蛭子湯、明治湯、壬生温泉はなの湯

錦湯

  • 中京区八百屋町535
  • 16:00~24:00 
  • 月曜日定休
  • 中型銭湯  
  • 番台式 
  • サウナなし

繁華街にあるレトロな銭湯

京都ではなにかと有名な銭湯。
あれこれイベントや企画に店のスペースを提供。
私は見に行ったことはありませんが。
とりあえず外観は妙に迫力があります。
特に夜行くと漏れ出る明かりの演出に古さが映え、独特の雰囲気。
しかし大丸の一本東にこのような昔ながらの町屋造りの風呂屋が現存って、つくづく京都って新旧混淆な得体の知れない街だと思う次第。
脱衣所は相当年季がはいっています。
いったい何年使ってるんだ、と問いたくなるような備品だらけ。
なんとなく柳湯を思い出したりもした。
あれこれものが置いてあっていささか乱雑な印象も受けますが、片付けられなくてこの状態、というのではなく、お客さんが必要とすることを考えてこうなった、という印象を受けました。
その同じ雑駁さの違いを説明するのは難しいが。
私の勝手な思い込みかもしれません。
浴室は部分的に改装もされきれいですが、やはりどことなく昭和。
脱衣所とうってかわって、というほどではなし。
最大の特徴はやはり湯がきりりと熱いことでしょうな。
深風呂は確実に44℃はあると思う。
熱い風呂好きにはたまりません。
私のことですが。
常連用の籠に屋号が確認できるものが多くあるあたり、ここも明治湯と同じく、近隣の個人商店で働く人が主な客層のようです。
正直、熱い風呂が苦手な人に対してアピールできるものはそう多くはない、というのが実情かと思いますが、あえて広く外部に働きかけよう、としていないようにも思えます。
昔ながらのやり方で大きな変革を好まない、というか。
ま、イベントのこととか考えると、そうともいいきれない、と思ったりもするのですが。
とりあえず外の喧騒から隔てられて別世界です。
そこに酔えれば堪能できるかもしれません。

玉の湯

  • 中京区押小路通御幸町西入ル亀屋町401
  • 15:00~24:00
  • 日曜日定休
  • 小型銭湯  
  • 番台式 

現代的でさりげなくハイセンス

店内はきれいに改装されており、高い清潔感があります。
決して広くはないものの、設備はひととおり完備。
この規模で水風呂が広めなのがいい感じ。
私が感心したのはさりげない装飾で、男女を仕切る壁に埋め込まれたステンドグラス風の半円のオブジェや、湯口を囲むタイルを丸く赤に彩色するなど、似通った印象になりがちな機能的浴室にちょいとワンポイント、華を添えていること。
脱衣所の鏡がかけられた壁を赤にペイントするセンスも風呂屋らしからぬ感じ。
照明もエレガンス。
多くの全改装した風呂屋が、殺風景でそっけなし、という落とし穴にずっぽりはまりがちですが、このように意匠にこだわれば差別化、目をひくことも可能なのだ、とした好例だと思います。
お客さんもひっきりなしに来店。
21世紀の小規模な銭湯モデルとして、これはひとつの完成形ではないか、と私は思いました。
文句なく良店。
お湯はややぬるめ。

初音湯

  • 中京区押小路通高倉西入ル左京町143
  • 15:00~24:00
  • 火曜日定休
  • 小型銭湯  
  • 番台式 

街の銭湯の行く先を明示したハイセンスな一店

同じ押小路通りにある玉の湯にはいった時も思いましたが、繁華街の近隣にある風呂屋は小さくてもハイクオリティだなあ、と。
それはそのまま初音湯にもあてはまります。
洋館風に摸された外観からして、こだわりがありそうですが、浴室にも目をひくワンポイントがいくつか。
蛍光灯の笠がステンドグラス風なのがまず印象的。
洗い場の壁に地味に描かれた模様もよく見ると、藪の上を空高く鳥が飛んでいる構図の影絵で、なんだか心が遠くへ連れていかれる感じだ。
コンドルは飛んでいく、がBGM。
目立つのはイルカが描かれたタイル絵ですが、これ、よく見ると油絵風にイルカが浮き彫りになっております。
芸が細かい。
大胆に全改装して、一通り設備もそろえて、メンテナンスもきちんとして、掃除も完璧、となると、あと何をもって他店との差別化を図るか、というとやはり視覚に訴える部分しかないように私は思うのですね。
そういう意味ではこの初音湯と玉の湯は小ぶりな銭湯の進化の行く先を体現しているし、模索している、といえると思う。
ご主人はクレバーだ。
湯船別に温度差があるのが好感触。
お客さんがはいるのも納得の1店。

井筒湯

  • 中京区新町通竹屋町下ル弁財天町288
  • 15:00~24:00
  • 木曜日定休
  • 中型銭湯  
  • 番台式 

灼熱のサウナと人間洗濯機

昔ながらの街の銭湯、といった趣。
経年著しく、というわけではありませんが色濃く昭和。
浴室も部分的に改装の痕跡。
多分一番老朽化しているのはサウナ。
年季はいってます。
あと、入り口がきちんと閉まらないのか、それとも他の要因か、サウナの匂いが浴室に漏れ出してます。
気になる人は気になるかも。
しかしここのサウナ、見かけとは裏腹にとんでもなく熱い。
軽く100℃は超えていると思う。
足元から熱気が立ち上っているわけではないのに熱くて座ってられない。
濡れていた髪の毛も30秒ほどですっかり乾燥。
1分ほど中に居ただけで顔面がひりひりしてくる。
いやこれ、低温やけどしてるんじゃないのか、と。
一体何度あるのだ。
いつもこの温度なのかどうか知りませんが、もしこれがこちらのスタンダードなのだとしたら京都市最強だと思います。
さすがのサウナ好きの私も3分ほどで音を上げた。
他に浴室で目をひくのは薬湯。
これ、間違いなく人間洗濯機で、以前は回っていたのでは?と思われます。
今は5つあるジェットのうち1つだけ噴出している状態。
故障してこの有様なのか、それともわざと1つしか噴出させていないのかわかりません。
薬湯でもみくちゃにされてもなあ、というのはありますし。
深風呂が確実に43℃~44℃あるのもいい感じ。
その深風呂と浅風呂にまたがったウォーターベルがやたら立派なのも特徴的。
これだけ大きいのはめったに見ない。
なぜか脱衣所にも浴室にも山々と洋館という構図のタイル絵と絵画があり。
どういうコンセプトなのかはよくわかりません。
単にご主人が好きなのかも。
決して広くはないスペースに一通り設備を完備の上、人間洗濯機まであって、湯温も高め、と個人的には結構印象に残りました。
お客さんも途切れることがありません。
ご主人の景気の良い接客も良し。
しかしこのあたりはモダンな店とレトロな店が混在しているなあ、と。
並立している、ってのがカオスだ。

若松湯

  • 中京区西ノ京左馬寮町11の7
  • 15:00~24:00
  • 金曜日定休
  • 中型銭湯  
  • フロント式 

向かい合わせのジェットバスがもたらす親和性にドッキリ

決してわかりにくい場所にあるわけではないのですが、実は2回ほど入りそびれてます。
と、いうのもこちらの銭湯、御前通り側にも看板とネオンがあるんですな。
新来者ゆえそれに騙されたというかひっかかったというか。
実は入り口は御前通りから東に入った太子道側にあるんですが、それに気づかず、御前通り側のネオンの下にある全く無関係の戸口を私は店の入り口だと思ってた。
暖簾がかかっていないのを見て、ああ営業時間が短縮になったか、などと独りごちてました。
これを2回やってるんだから相当バカだと思う。
気づけよって。
目と鼻の先にもうひとつネオンが。
3回目の訪問でそれを発見したときはもう本当に脱力でした。
単純すぎるトラップ。
私だけですか?
いや、知らない人は間違えるだろうと思うがなあ。
店内はきれいに改装。
あまり奥行きはありませんが清潔感があります。
限られたスペースで、多様な湯船を配備、ってな印象。
こりゃ余所ではあまり見かけないなあ、と思ったのが対面でジェットを噴出している深風呂。
中央に湯船に埋没する形で金属製の手すりが。
手すりにつかまりながら蹲踞の姿勢で背中にジェットを当てるわけですな。
なんだか妙な感じだ。
これ、独りのときは良いが向かいにオヤジとか入ってきたらどうなるのか。
結構至近距離で見つめ合うことになってしまうぞ。
お互い、はにかんだりしだしたらどうしてくれるのだ。
なんだかエキセントリックだな、と思ったのは薬湯で、周りの壁を覆うタイルが赤と白のコントラスト。
めでたいのか。
それとも京都風ってことなのか。
ちょっと毒々しい気もしました。
浴室入り口の、足の裏を流せるように自動でお湯がタイルの上を這う仕組みにも、感心。
この規模の銭湯では珍しい。
スーパー銭湯や白山湯ぐらいでしか見かけません。
湯温も43℃ぐらいあっていい感じ。
なかなか充実の一店。
余談ですが、こちらのトイレ、裸で行かないことをオススメします。
扉を開けると若松湯さんご自宅の廊下らしきところに出ます。
しかもトイレまでちょっと歩かなくてはなりません。
ぎしっ、ぎしっ、ぎしし、と足元の床板がきしみます。
誰か出てきたらどうしよう、と思う。
フルチンでぎしぎし忍び足でトイレ探してるって、完全に変質者の部類だと思うので、まあやめておいたほうがいいでしょう。

花の湯

  • 中京区西ノ京内畑町20
  • 15:30~23:00
  • 火曜日定休
  • 中型銭湯  
  • 番台式 

きれいに改装された街の銭湯

上京区、北区の花の湯とは同名別銭湯。
脱衣所は経年を感じさせますが、浴室はきれいに改装。
規模の割には湯船の数が多いです。
昭和の面影はありますが、昭和なりに設備系の銭湯、といっていいかもしれません。
目をひくのは正面にある岩風呂を模した酵素風呂。
それなりに風情あり。
どのお客さんもみんな、必ず酵素風呂にはいってから帰ってたので、どうやら一番人気の設備のよう。
ただこの酵素風呂、ちょっと独特の匂いがするんですな。
今まで嗅いだことのない匂い。
私はこの匂いがいささか苦手です。
日によって変わるものなのかどうかは不明。
おや?と思ったのはジェットバスで、なぜか2機ある内の右側だけが泡風呂仕様。
なんなんだこのフェイントは、と思う。
故障?
よくわかりません。
個人的にはお湯がややぬるめなのと照明が若干暗めなのが気になりましたが、良い銭湯だと思います。
お客さんも途切れず。
余談ですが、暖簾をくぐって番台で料金を払ったあと、番台のおばあちゃんがすばやく脱衣籠を、私の足元まで、ボーリングのプレイヤーのごとく見事なフォームでざっ、と投げ、滑らせてくれたのに驚かされました。
見事に眼前で停止。
これはサービスなのか、伝統芸なのか。
よくわからないがなんだか笑った。
帰るときに、まだあのばあちゃん居るのかな、と覗き込んだら若奥さんに代わっていて焦った。

長池湯

  • 中京区西ノ京池ノ内町24
  • 15:30~23:00
  • 月曜日定休
  • 中型銭湯  
  • 番台式 

規模を考えれば充実の設備

きれいに改装されてます。
サウナも真新しく快適。
浴室の雰囲気がなんとなく金山湯に似ているなあ、と感じたのですが、似ているのは浴室ではなく、浴室と脱衣所を区切るガラスの格子状の装飾でした。
むしろ浴室は五色湯と近いベクトル。
決して広くはないスペースにぎっちりつめこまれてます。
あれこれ湯船が5槽。
冷暖ボディシャワーも完備。
この規模で設備的にはこれ以上は望めないように思えます。
現代的でクオリティーの高い一店。
浴室内が機能性重視でいささか殺風景な印象も受けますが、このコンディションで文句をつけられるほど私、居丈高ではございません。
お湯はぬるめ。
とりあえず、きっちり満喫しよう、と思うとなかなかあがれません。
あたしゃ軽くのぼせた。

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