
国道168号線も知らぬ間にきれいに整備されたなあ、と感慨にふける私。
思えば、なんとなく十津川村へ出かけたことからこのブログは始まったんだよな、と。

ということでおよそ10年ぶりぐらいに奈良県の南部吉野山地を縦走しております。
あんまり余所では見かけないセンターラインなしの不気味なトンネルも、いまだ現役なようで結構。
いやいや怖いんだよ、普通に。

で、今回のリベンジというか再来訪先はここ、熊野本宮大社でございます。
相変わらず遠い。
もうホントマジで遠い。
高速走ってないもんなあ、近辺に。
ま、それはともかくとして、実はこの神社、参拝の手順ってのが決まってるところでね。

①証誠殿(本宮・第三殿) 家津美御子大神(素戔嗚尊)
②中御前(結宮・第二殿) 速玉大神
③西御前(結宮・第一殿) 夫須美大神
④東御前(若宮・第四殿) 天照大神
⑤満山社 結ひの神(八百萬の神)
の順番で参拝しなきゃいけないんですよね。
その後、一旦社外へ出て、

と参るのが正解で。
およそ10年前訪れた時は東御前(天照皇大神)だけ手を合わせて、これでOK!とばかり図々しくも御札とかお守りとかいくつか買って帰って人にあげたりしてた。
もちろん大斎原なんて行ってません。
ほんともうただ行っただけで完全にルール無視。
で、先日ですね、掃除してたら出てきたんですよね、古びた八咫烏のお守りが。
あっ、と思った。
ま、気持ちのものなんだろうけど、これお返ししなきゃ、と思った。
古いお札やお守りは社名を問わず近所の神社に収めればいいみたいなんですけど、適当に冷やかしたままだったのが妙に気になって。
俺、やることやらずにご利益だけ頂戴したがるクソ厚かましい欲しがり屋さんになってねえか、と(病気したので気持ちがマイナス思考)。
・・・・ちゃんとしとこ、と思ったんですよね、もう10年経っちゃったけどね。

こんな僻地にまで外国人が。
おそるべしインバウンド。
ちなみに本殿、撮影禁止になってたんで、写真撮ってません、大斎原へ向かうところから続きをどうぞ。

田畑の奥に強烈な存在感。

昔はこの場所に本殿があったらしいんですが、十津川が氾濫するたびに全部流されてたそうで。
こりゃいかん、と(そりゃそうだ)。
で、現在地に移転。

すこーん、と突き抜けた感じがありますね。
雰囲気が全然違うなあ、今とは。
とりあえず今回はお守りもお返ししたし、正しく参拝できたんで満足。

でまあ、このまま帰るのもなんなんでちょっと寄り道していくか、と。
相変わらず十津川は絵の具を流したような色してるな、しかし。

天空の郷と呼ばれる果無集落へと向かっております。
かなり標高高いです、マジでこんなとこに人住んでるのか?と思う。

よくネットで見かけるのがこの構図の写真。
村内を熊野古道小辺路が貫いてるんですよね。

これはね、登山者でなくとも歩きたくなってくる。


民家の庭先が熊野古道という。
なにもかもがインスタ映えスポットやんか。

このような奥地であっても迷惑な連中は後を絶たない、ってか。

この先が果無峠(はてなしとうげ)。
ずんずん進むと山超えてまた熊野本宮大社へ戻ってしまうんでこのあたりで引き返します。
現在、この集落は人口20人ぐらいらしいんで、この光景も近い将来には消え失せてしまうんだろうなあ、と思います。
行くなら早いほうがいいかも。

余談ですが168号線から果無集落へと向かう道は狭いだけでなく、ガードレール不在の屈指の悪路です。
見通しが良いだけに、車で走ってて死ぬほど怖かった。
たちの悪い林道や隘路には免疫があるつもりでしたが、中でもここはほんと初見殺しだと思った。
だってこの狭さでちょいちょい対向車が来るんですよ。
どこに逃げろと言うのよ、と手のひらに汗が滲んだ。
道から落ちたら間違いなく即死。
車で行く方はご注意を。

続いて天空の国と呼ばれる野迫川村へ向かう。
雲海で有名なんですが、だんだん暗くなってきて大丈夫か俺?って。

雲海じゃなくて、霧がね、なんだか立ちこめてきたんだけど。

写真じゃわかりにくいんですが凄まじい霧。
1メートル先が見えない。
雲海景勝地に向かってるんだけど、到着するまでに山中で遭難しかねんぞ、これ!と焦るが、周りが見えないんで引き返すにも引き返せない。
とりあえず景勝地には駐車スペースがあるはずだから、そこでUターンしよう、と恐る恐る進む。

なんとか着きました。
今日は運転してて冷や汗かいてばかりだな。

暗うてなんにも見えんがな!
・・・・何をしにきたんだ俺。
それでは今回はこのあたりでごきげんよう、またどこかでお会いしましょう。
次回からは通常運転で再び見知らぬ場所へ行く予定です。
2024.10探訪

