
なんと滝そのものが信仰の対象であり、飛瀧神社の神体。

これ写真ではわかりづらいですが、落差133メートルある大瀑布です。
日本三名瀑のうちのひとつ、とのこと。
近くで見ると圧倒されます。

断崖に注連縄が張ってあるの、わかります?
那智山一体が滝に対する自然崇拝の聖地らしいです。
原始林に分け入れば那智大滝を含め48の滝が存在し、行者の修行の場として古来よりあがめられてきたのだとか。
さすがは熊野、八咫烏だけじゃなくてアニミズムまで包括。

なんかわからんけどコンパクトでかわいらしい手水舎。
さて、ぼちぼちひきあげますかね。

予想外にいいもの見たなあ、と山野をほてほて歩く。

完全に在郷、田園の午後。
まあそりゃ行きに30分ぐらいかかってるわけですから、同じぐらい下らないと車までたどり着けないわけです。
結構疲れてきてるぞ、俺!

のんびりと帰路の途中、花の窟神社、ってのがあったので寄ってみる。
なんかここも世界遺産に登録されてるらしいです。

境内をずいっ、と奥に進むとつきあたりになにやら祭壇らしきものが。

え?なにこれ?これで終わり?どこが世界遺産?はあ?と目線を上に向けると・・・。

うおおおおお、なんじゃこりゃあ!

ムンクの叫びか、はたまたラシュモア山国立記念公園か。

とても自然の造形とは思えぬ。
なるほど奇岩信仰の神社だったか。

御神体に結わえられた注連縄をあれこれする神事があるみたいです。
あれこれがなんなのかはちゃんと読んでないんでわからん。
祭神はイザナミノミコトなんですが、元々はイザナミの葬送地である、という認識だったみたいですね。
イザナミの遺骸を、花を供えて祀った岩屋だから「花の窟」。
神社になったのは明治以降のことだとか。
うーん、なかなか余所ではお目にかかれないものがあるなあ、熊野。

海岸沿いの道を走ってたら「鬼ヶ城」って案内板があったので、またもや寄り道。

ああ、海にきたのは何年ぶりか。

これ、遠くからだとよくわからないんですが、近づくと・・・。

おおおお鬼がおるがな!牙むいとるがな!

足元はこんな感じ。
地球上の物質で構成されてるとは思えん。

裏側。
エイリアンの卵が産み付けられているとしたら間違いなくここである。

わざわざセット組んだりVFXにこだわらなくても、ここに来たら他天体を舞台にしたSF映画が楽々撮れる。
しかし波の浸食によるものだとはいえ、森羅万象の織り成すイリュージョンですな、これは。
すごいなあ、自然。

突き当りまで来たらちょうど陽が波間に沈む頃合に。

おっさん一人旅だというのに意味なくロマンチック。
ラブロマンスのラストシーンか、ってな按配。

このロケーションで告白でもされた日にゃあ、それが例え吉本新喜劇の浅香あき恵姐さん(60)だったとしてもOKしてしまいそうである。
別の意味で怖いぞ、鬼ヶ城!

いや、見どころ満載でしたね、熊野。
うむ、また来よう。
しかし、日帰りじゃあまわりきれないなあ、距離がありすぎて。
一泊してもいいんだけど、私、枕が変わると寝れないたちなんですよね。
なんだそれ。
さて、次はどこへ行きましょうかね。
2016.12探訪

