
- 東山区今熊野南日吉町8-21
- 15:30~22:30
- 月曜日定休
- 中型銭湯
- 番台式
ゲルマニウム温浴でぽかぽか
こんなところに銭湯があったとは、と、単純に驚いた、というのはある。
滑石へぬける道じゃないか、これ、と。
私の感覚ではこの辺って、もうほとんど山の中で、って、いや失礼。
おおむね抜け道としてしか認識しておらず、このあたりはこのあたりで今熊野の町があるんだなあ、と今回初めて認識した次第。
しかし気づかなかったなあ。
何度か通ったことがあったのですが。
とりあえず近くにコインパーキングがありません。
狭い道ばかりで、周辺に路駐するのも根性が要りそう。
多分一番近いのは東大路通りにあるコインパーキングだと思うのですが、ここから歩く、となると結構な距離があります。
ま、歩きましたけどね。
気分はほとんどトレッキング。
小さな石鹸が坂道でカタカタなりました。
おおむね私の荒い呼吸のせいですけど。
店自体は昔ながらの銭湯、という印象。
脱衣所は相当年季が入ってます。
浴室は広い範囲が改装されてますが、こちらもまあどちらかといえば昭和。
湯船が結構大きめです。
これはうれしい。
石垣からお湯が伝って湯船に流れ込む仕掛けがありますが、石垣が長年の使用に原色をとどめない状態になっていて、一瞬何にお湯が流れているのかわからなかったりもします。
浅風呂の底にはなにやら鉄製の箱が沈んでいます。
壁にぶら下げられた看板にはゲルマニウム温泉の文字が。
プチシルマ?
ということは沈んでいるのはゲルマニウムの鉱石かなにかか。
よく知りませんが。
これはちょっと珍しい。
私の記憶する限り他にゲルマニウム温浴を謳う銭湯は市内にはなかったはず。
プラシーボ効果みたいなものかもしれませんが、なんだか湯上りの保温効果が高いような気がしました。
もともと湯温が高め、というのもありますが。
ちなみにこの日は帰るまで完全貸しきり状態。
立地的なものもあるのでしょうが、もう少しお客さんが入っていてもおかしくないのに、と思った一店。


- 東山区土居之内町456
- 15:00~24:00
- 水曜日定休
- 小型銭湯
- フロント式
銭湯未体験者におすすめ
暖簾をくぐって、フロントに目をやった瞬間、お店のご主人らしき男性がにこっ、と笑って滑舌よく一言、
「いらっしゃいませ」
びっくりした。
その後しばらくして、軽く感動。
銭湯でここまで歓迎されたことがこれまであっただろうか、と。
スーパー銭湯ならともかく、410円の街中の銭湯で、「微笑を返し」ながら「いらっしゃい・ませ」まではっきり発音された経験はこれまで数えるほどしかありません。
特に男性店主の場合、ほとんど皆無、といっても良いのではないでしょうか。
いや、別に質の良い接客をしてもらいたくて銭湯に通うわけではないので、無愛想で全然かまわないのですが、それでもやっぱり一応は客ですので、やはりですね、「いらっしゃいませ」と声をかけていただくと実に気持ちが良かったりするわけでございます。
こういうことを真顔で書いてる時点で、銭湯ファンってのはやっぱり特殊な人種なのかなあ、と思ったりもします。
普通飲食店とか入って「いらっしゃいませ」がなかったら「なんだこの店は」って、なるもんなあ。
実はこの手の独特な無愛想さが銭湯の新規顧客開拓を拒んでいるのかも、と思ったりもしました。
銭湯に入ったことのない若い子はやっぱりひるむよね。
じろり、とねめつけられて無言で小銭を回収されると。
いやまあそういうところばかりじゃないのだけれど、総じて、お疲れなご主人の無愛想、というケースが多いのですよ。
とりあえず銭湯未経験者はまずは菊水湯へ。
気持ちよく浴室へ向かえます。
軽く意外だったのはこの規模で冷暖両用のシャワーブースがあること。
普通はこのスペースに薬湯だろう、と。
これもまた差別化か。
とりあえず浴室内はきれいに改装、維持されていて、清潔感もあり、文句なし。
これで広さがあればもう何も言うことはないのですが、ま、それは言っても詮のないこと。
お湯はややぬるめ。
湯上りに菊水湯の面する町屋の並ぶ路地を歩くのもこれまたなかなか風情があります。


- 東山区新道通団栗下ル博多町104
- 15:30~25:00
- 金曜日定休
- 中型銭湯
- 番台式
卵型の湯船に魅了
脱衣所はあまり広くありませんが、浴室は奥行があり、綺麗に全改装。
高い清潔感があります。
特徴的なのは湯船のレイアウトで、楕円を真ん中で裁断したような浴槽を四つ組み合わせて配置、というのはあまり見たことがありません。
意味なく楽しかったりする。
ああこれはこれで見せ方だよなあ、と感心する。
あと、お湯の硬度が結構低いように感じられました。
浅風呂で肩までつかろうとするとやたらとケツがすべる。
軟水?
深風呂がやや狭めで、足を延ばしてじっくり肩まで漬かりにくいのが個人的にはやや不満でしたが、まあ、最近の複合浴槽はみんなこんな感じか、と思ったりもする。
ちなみに、たまたま私が行った時間帯はおねえちゃんが番台に座っていて、ぎょっとさせられました。
9割方の銭湯で番台に座ってるのはおとっつあんであったり、ばあちゃんですから。
なんだか妙に気恥ずかしい。
急に腹の肉が気になりだす。
いいのかフルチンになって?と思ったりする。
動揺しすぎだ、私。
帰りはご主人らしき親父で一安心。
車で移動する人にとっては近隣のコインパーキングが割高なのが難点ですが、祇園とあっちゃあこれも仕方なし。
祇園で銭湯、というのもこれまた異空間ですよ。
こんなところで風呂はいってていいのか、という。
お湯は普通ぐらいの熱さ。
43℃とどくかとどかないかぐらい。

*記事の内容はすべて2012年のものです。現在とは違っている場合があります。

