さて、もうサービスを終了したGoogle+ですが、実は2018年末ぐらいまで私はこのSNSを利用してまして。
なぜ Google+なのか?答えは簡単で「ブログのアクセス数を増やすためには今の時代、SNSは必須。特にGoogle+はポストが被リンク扱いになるので検索上位を勝ち取るためには重要」となにかで読んだから、なんですね。
当時の私はブログを開設したはいいが、ちっとも増えない閲覧者の数にやきもきしてまして。
本来ならブログを広く認知してもらうためにはSEO対策が必須なわけですが、Googleが検索アルゴリズムに大幅な改変を加えた2012年以降、 SEOはやたら複雑怪奇にわかりにくいものとなりましたよね。
昔は相互リンクを増やすだけでガンガン検索順位が上がったものですが、そんな手はもはや通用しない。
じゃあどうすればいいの?って話なんですが、これがねー、色々調べてあれこれ読んでみても「具体的にどうする」ってことを的確に書いてるもの、ってなかなかなくてね。
みなさんおっしゃってることが微妙に小さく違ったりするんですよね。
そのうちにだんだん面倒くさくなってきちゃいまして。
もういい、と。
SNSで私の書いてることに興味を持ってくれる人を引っ張ってくりゃいい、と。
そこはもう塵も積もれば山となるで、100人いたら少なくとも10人ぐらいは「おっ、おもしろいこと書いてるな・・」と思ってくれるんじゃねえか、と。
地道にフォロワーさんを増やして結果につなげよう、と考えたんですね。
ところが、だ。
こつこつと日々ポストを重ねていってもさっぱりブログに訪れる人は増えない。
一日2、3人だったのが、せいぜい7、8人に増える程度。
そのまま約1年ほどが経過します。
相変わらず閲覧者は増えない。
いやいやちょっと待て!あかんがな!と。
全然SNSやってる意味がねえじゃねえかよ!と。
微妙に焦りだす私。
もちろん「お前の書いてることがつまらない上に三文の価値もないからだ」という手厳しいご指摘もあることでしょう。
でもね、もっと稚拙なことを書いてたホームページを10年以上前に運営してたことがあるんですが、そのときでも最低1日100人の閲覧者が存在したんですよね。
どう考えてみても今のほうがはるかにちゃんとしたことをやれてるはず。
解せない。
納得がいかない。
そこで私は次なる手を模索しだします。
やはりこれはブログを書いてる人間の顔なり、パーソナリティが見えてこないのが問題なんじゃないのか、と。
要するに派手さが足りない。
こりゃもう体張るしかねえな、と。
で、ぶちかましたのがこれ。
バンドマン時代に使っていたヅラをかぶり、山奥で自撮りしたんですね。
いわゆる創作の世界におけるキャラ付けをもくろんだわけです。
なんだか微妙に周囲がざわついた感触はありましたね。
児童公園でブランコを漕いでみたり・・・。
大岩に登ってみたりと、あれこれバカをやったんですが、ブログへの反響は小さいながらもあったように感じてます。
お出かけ日記へのアクセスが異様に増えたんですよね。
そうなるとついつい調子にのってしまうのが関西人のサガ、とでもいいましょうか。
ブログそっちのけでウケねらいに走り出す私。
・・・・うむ、完全にアホですな。
で、この勢いのままさらに加速を、と考えて、動画にまで着手。
もう全盛期のプレイはできない、と判断して音楽活動を引退したのに、あえて生歌を披露する、という暴挙に。
ヘタウマな感じを笑ってもらえれば、と思ったんですよね。
このあたりから衣装とか本気になってくる。
なにか派手なやつ残ってないか?!と押入れをひっくりかえしてみたり。
次から次へと新ネタを畳みかけていかねばならない、と小道具シルビア導入。
もう完全にブログ関係無しで独走状態。
シルビア使って漫才とか、すげー面白いんじゃねえの?!やばい、これもはや芸人クラスかも!と思いつき、台本まで作って制作に挑んだが、見事玉砕する。
凄まじくウケない。
このあたりで私ははたと気づく。
ブログはブログ、SNSはSNSの二極路線になってしもとるがな!と。
当初の意図とは完全にずれてしまったことを痛感。
それでもシルビアの享受はちゃんと道筋つけてやらないとなあ、とこれまで培ってきたものを全部ぶち込んでコント仕立てのミニドラマを制作する。
歌あり、物語性あり、シチュエーションギャップありの大作のつもりだったが、これまたピンと来ない人続出で、古い知り合いから何がダメなのか、長文のメールまで頂戴する始末。
完全に心が折れる。
このあたりはもう、最後の悪あがき。
擬人化ネタの延長のつもりだったのですが、人形遊びとかキモイと言われる始末。
さて、結果的にGoogle+はブログ集客に役立ったのか否か?
おでかけブログのくせにあれこれネタをくってる私の方向性がおかしいしズレてる、というのは確かなんですが、そもそもGoogle+自体が過疎化してたというのもリアルだった気がしてます。
結局、ブログ書いてる人間のパフォーマンスと記事そのものの人気はまるで別物であり、ブログ全体への認知度貢献には連動しない、と理解。
SNSで大規模集客は相当な努力が必要、というのが私の結論ですね。
で、やはりSEOが最も重要だ、と確信してようやくWordpress移転を決意したのが数年前。
ま、今振り返るなら楽しかったですけどね、色々実験できたので。
ブログがそれなりのポジションを確立できたら、またいつの日か純粋に遊びだけでなにかやってみたい、と思ってたりはしてます。
SNSはブログ運営に必要かもしれないが、あまり顕著な効果を期待しすぎてはいけないし、のめり込みすぎても駄目(わしのことやがな)といったところでしょうか。
笑ってもらえたことは僥倖でしたんで、またどこかでフォロワーさんたちにお会いできれば、と思ってはいるんですけどね。