
- 左京区一乗寺西浦畑町53
- 14:30~24:00
- 無休
- 中型銭湯
- 番台式
野放図な昭和感+現代的サウナルーム
こんな道があったのか、と軽く驚きでしたね。
近くは何度も通ったことがあるのに、一本はずれると全然知らない場所で見知らぬ風景、これまた銭湯めぐりの醍醐味だなあ、と。
余談ですが、近隣にある曼殊院って、幽霊画の掛け軸で有名なところだったはず。
霧雨そぼ降る夜遅く、そんなことを思い出しながら、うろうろ風呂屋を探すのは微妙に背筋が寒かったりもするもんです。
だって、店とか何もないし暗いんですよ、このあたりって。
東側はほとんど山だし。
こええよ。
ここの銭湯で辛いのは、やはり駐車場がない、近隣にコインパーキングもない、という点。
コインパーキングは白川通りまで行かないと存在しません。
常連さんはお店の前に車を停めてはいっていかれますが、暖簾をくぐると「店の前に車を停めないで」との張り紙が3枚もあり、さすがにこれを無視できるほど、私、根性は座っておりません。
白川通りまで車を停めにいって、坂道に息をきらしながらなんとか暖簾をくぐる。
おお、広い。
脱衣所も浴室も想像以上の広さ。
大型銭湯、といってもいいかもしれません。
洗い場のスペースがせせこましくないのがこれまた良し。
突き当たりにサウナがあるんですが、これが何故かアーチで飾られた別スペースに。
多分あとからの増築でしょうな。
入り口横の小型の湯船が、中途半端な温度の不思議な存在になってる理由がそれで納得できます。
もともとはこれが水風呂だったのではないか、と。
え、最初から薬湯ですけど、といわれるかもしれませんが、何の表記もないしお湯の色も透明に見えるので判別つかず。
結構繁盛してましたが、広いのでゆったり。
しかしここの常連さんはみなさんなかなかワイルド。
使わない椅子や桶はキックで所定の位置に返却、お湯は仁王立ちで頭からかぶる等、この広さがあってこそだなあ、と思える所業の数々。
個人的には湯船のお湯の温度が高かったのがいい感じ。
たぶんこれ、43~44℃位はあるように思います。
オーバーフロー気味なのもよし。
ちなみにお店の屋号ですが、これ、きららゆ、と読むらしいです。
なんだか少女趣味ですが、中味は真反対かも。
野放図な感じが魅力、といえる一店でしょうな。
ああ、あと湯船に使われているお湯はふろふろ太郎なる入浴剤が使われているようです。
なんだそれ。
ケレン味たっぷり。
気に入った。


- 左京区山端柳ケ坪町16-3
- 15:00~23:30
- 水曜日定休
- 中型銭湯
- フロント式
- 駐車場あり
きれいに改装された都市型銭湯
東山区にも大黒湯がありますが、同名別銭湯。
とりあえず広い。
で、高い清潔感があります。
近年改装されたのか、昭和の残り香は全くありません。
さらに建物すべてが光触媒建築であることがうたわれてます。
なんだかよくわからんが凄そうだ。
デティールは違いますが、白山湯や竹の湯と方向性は同じだな、という印象を受けました。
機能的で、余計な小細工をせず、フル装備な感じ、とでもいいますか。
たぶんサウナの部分は増築だと思うのですが、とってつけた様子がないのはたいしたものだと思いました。
それなりの費用をかけないと多分こうはならない。
フロントに23時半には店を閉めます、と大きく張り紙が。
時間を守らないやつがいるんでしょうが、ちょっと怖いです。
23時半にもたもたパンツとかはいてたらそのまま電気がおちて問答無用で半ずらしのまま外にほうりだされるのだろうか。
文句なしに質の高い一店。
ちょっとお湯がぬるめなのが個人的に残念ですが、内装、設備面でこれ以上望むものはなし。
ちなみになぜか普通のサウナよりミストサウナの方が温度が高いです。


- 左京区一乗寺西杉ノ宮町3
- 16:00~23:00
- 月、第2火曜日定休
- 中型銭湯
- フロント式
- 駐車場あり
畳の銭湯、と呼ばれていたりするんでしょうか
脱衣所に足を踏み入れて、ぶったまげました。
全面「畳張り」。
ゴザ完全排除。
大きめのテーブルがあれば鍋パーティーでもできそうな雰囲気。
ほとんど旅館の宴会場状態。
これは思いきったなあ、と感心しました。
だいたい私は浴室にしか大きく関心がなく、脱衣所とかロビーとかほとんど気にとめていなかったりするんですが、さすがにここまで大胆なことをされるとそれも撤回だ。
意味なく脱衣所でのんびり過ごしてみたくもなる。
隅っこの方で寝てしまう奴もいるのではないか。
恐ろしくくつろげてしまう。
しかしこれ手入れが大変だと思います。
いくらイグサが湿気を吸うとはいえ、中には濡れたままあまりちゃんと体を拭かずにうろうろする客も居るだろう。
それも勘定に入れた上での独自性なんでしょうが、いやはやご立派。
多くの銭湯にとってこういう形での脱衣所の改変は盲点だったと思います。
浴室もきれいに改装。
中二階にサウナが、その真下の半ば地下に水風呂があるのが珍しい感じ。
枚方っぽい。
湯船はやや小さめ。
お店の規模からすればこれで精一杯か。
印象的なのはやっぱり水風呂でしょうね。
地階に隔離されてるので大胆に飛び込んだところで周りに迷惑をかける心配なし。
温度も低めで気持ちが良い。
途切れることなくお客さんが入ってくるので、いささか手狭な印象も受けましたが、脱衣所でくつろいでいると、不思議に、また来よう、という気になる。
畳マジック。
浴室の至らなさは脱衣所で補う、といった按配か。
お見事。
一度は来店してみる価値のある銭湯だと思います。



- 左京区下鴨上川原町56
- 15:00~23:30
- 金曜日定休
- 中型銭湯
- 番台式
店を出て左手に目をやると、夜の街に鴨川の流れゆくのが見える
どちらかといえばやはりレトロ銭湯でしょうか。
浴室はあれこれ手を入れられた痕跡が伺えますが、脱衣所を含めて考えると、昭和の残滓は色濃い感じ。
中央に据えられた掘りごたつのような様式の一体型の湯船はなんだか好きです。
これ、どこか余所でも見たが、どこで見たのか思い出せない。
水風呂の吸水口になぜか金具?で蓋がしてあって、さてこれはオーバーフローかけ流しにしようということなのか、それとも単になにか詰まっているのか、客のいたずらか判別がつかず。
というのも給水量があまり多くないもので、なかなか溢れそうで溢れないからなんですな。
あ、溢れそう、となると誰かがはいってザバー、でまたやりなおし。
あ、今ちょっとはいるの待って、溢れそうだから、と見知らぬオッサンを止めそうになったよ、私は。
設備は一通り充実していますが、もう少し湯温が高めの方が私は好み。
意外と閉店時間ギリギリまでお客さんが入ってきます。
地元ではきっちり固定客をつかんでいる一店なのかもしれません。


- 左京区下鴨膳部町1
- 15:00~23:30
- 月曜日定休
- 小型銭湯
- 番台式
美意識とセンス溢れる店作りに満足
見事なたたずまい、の一言。
私のとった写真ではよくわかりませんが、こちらの銭湯、門柱から入り口の引き戸まで小橋がかかっており、その下が池、池の周りは敷地いっぱいに庭園になってます。
一体どこの料亭に風呂桶持ってやってきたのか私は、とちょっとまごついた。
圧巻。
夜間は池がライトで照らされており、巨大な鯉が群れているのがはっきり見えます。
生い茂る木々は樹齢何年なのか、と思わせるものもあり。
すぐそこが下鴨本通りとは思えぬ別世界。
脱衣所がこれまた古い。
こりゃ戦前の建物なのでは?と推測。
日の出湯を小さくしたような印象。
ところが浴室は隙なくきれいに全改装されてるんですな。
現代的で清潔感あり。
なんだかギャップが凄い。
でもそのギャップこそが店作りという意味での美意識か、と思ったりもする。
浴室内は各カランに設置された縦に大きく長い鏡が印象的です。
変則的にしつらえられた円形の湯船も目をひきます。
こういう形に円形の湯船を配置するのはセンス以外の何者でもないな、と感心。
サウナも馬蹄形で珍しい感じ。
巨大な桶の底にいるような感覚もあり。
決して広くはありませんが、独自性のある浴室だ、と思いました。
どうせ狭いから、とセオリーどおり湯船を無造作に配置するのではなく、狭いなりの創造性がある。
気に入りました。
あとはもう少しお湯が熱めなら大ファンになっていたところ。
ちなみに私が行ったのは10月の末だったのですが、脱衣所の男女を仕切る壁にジャックランタンが大量に並べてあって驚かされました。
ハロウィンということか。
店のたたずまいだけでも素晴らしいのに、季節の行事にも敏感とは感服。
この純和風の風呂屋でハロウィンってのがなんだか凄いが。
一度は入ってみる価値のある銭湯だと思います。


- 左京区高野蓼原町8
- 15:40~22:00
- 月、金曜日定休
- 中型銭湯
- 番台式
麦飯石温泉でほっこり
建物と建物の間に挟まれた細い路地を通り抜けた先に入り口があります。
道路脇には大きく麦飯石温泉、と看板が。
なにかと期待させるものがありますが、麦飯石は濾過フィルターとして機能し、ミネラルを放出する鉱石だから、要はミネラル温泉浴、ということですわな。
浴室は部分的に改装されてますが、昭和を引きずる雰囲気。
目をひくのは水風呂奥に穿つように設置された甕を持った女性の石像で、ま、水吐きとして設置されているわけですが、なんだか神々しい感じ。
最初は女菩薩様かと思った。
いやはや島原温泉じゃあるまいし。
飾り方がなんとなく地方の民間信仰っぽい。
そんな意図はないんでしょうけど。
で、肝心の麦飯石温泉ですが、それらしきものは見当たらなかったので、多分循環濾過装置の中に麦飯石が組み込まれているのでしょう。
そういわれればあまり塩素の匂いがしない、程度。
お湯が結構ぬるめなので、目立ってなにか効果を実感、ということは私の場合ありませんでしたが、冬場ならまた違う感触を得たかもしれません。
お客さんは結構はいってます。
これだけお客さんが入っているのに以前より営業時間短縮で22時閉店なのか、と少し暗澹たる気持ちにもなりましたが、ま、それぞれ事情があるのでしょう。
どっちかというとレトロ銭湯、なんでしょうが、うらぶれた感じはなし。
個人的にはせめてあと1時間閉店が遅ければ、また来るのに、といったところでしょうか。


- 左京区吉田近衛町26-37
- 15:00~25:00
- 水曜日定休
- 中型銭湯
- 番台式
きれいに改装された街の銭湯
近隣にコインパーキングがありそうでありません。
一番近いのが多分ファミリーマートの横だと思うのですが、5分程度歩かねばなりません。
京大病院の駐車場に止める、という手もありますが、病院の駐車場に止めてもいいのか、というのもありますし、外来用の地下駐車場に停めると駐車場を出るまでがすでに結構遠かったりもします。
ともあれ、てくてくと歩いてたどり着いた店の外観はなんとなく寂しげで、見知らぬ銭湯に対する期待は急速に下降線。
ああこれは古くてうらぶれてるのでは、と思いつつ、暖簾をくぐったのですが、これが予測を覆して思いのほか広く、きれいでびっくり。
うれしい裏切りにテンションは急上昇。
いやあ本当に銭湯は入ってみないとわからないものだ。
浴室もきれいに改装。
正方形に近い浴室ですが、どことなく雰囲気が平安湯に似ています。
というか同じデザインな気もする。
つまりは清潔感があり、シンプルだがモダンな印象を受ける浴室だということ。
規模の割には中央の湯船と洗い場の間のスペースが比較的広めにとってあり、あまり周りを気にしなくて良いのがいい感じです。
おや、ここもか、と思ったのが、浅風呂で対角線上に噴出するジェット。
近隣にある春日湯もジェットが対角線でしたが、ひょっとするとそれがこのあたりのスタンダードなのかもしれません。
もちろん、花の湯で学んだようにジェットの噴出方向にあわせて私も斜めに漬かります。
なんだか妙にのんびりできた一店でした。
うまが合うというか。
こういうのって理屈じゃないんですな。
蛇足ですが、サウナに小箱が置いてあり、中に黒い砂のようなものが敷いてあったのですが、ありゃなんなんでしょうか?
脱臭炭?
駐車場がもう少し近ければへヴィローテーションな店になったかもしれません。


