
- 左京区浄土寺石橋町32
- 15:30~24:30
- 土曜日定休
- 中型銭湯
- 番台式
- 近隣コインパーキングに停めて番台で申告すると100円キャッシュバック
在りし日の変わらぬ銭湯の風景
これまた思いのほか繁盛店。
平日21時半頃行ったのですが、老若問わず10人以上、全体の8割近いカランがすでに占拠されている状態。
確かに設備は新しく、充実しているし、清潔感もあり、ひなびた印象はありませんが、決して広いわけでない、独特なアレンジのあるわけでない普通の街の銭湯であるこのお店の、いったいなにがここまで人を集めているのか?というのは、通りすがりの一見客である私にはちょっとわかりませんでした。
いや、良くない、というのでなく、同じような設備、内観の多くの銭湯が苦戦しているのを見てきているので、不思議だった、という話であって。
やはり立地なのか。
ただ、お湯の質はかなりいいように感じました。
硬度が低いというか、まとわりつくような感触があるというか。
私が帰るときに、中学生らしき3人組が自転車で乗り付けて中にはいっていくのが印象的でした。
なんだか時代が逆行したかのようだ。
昔、各家庭にシャワーがなかった時代「今日はお風呂沸かさないから、どうしてもはいりたかったら銭湯行ってらっしゃい」などと母親に言われて銭湯に向かった少年時代がフラッシュバックする。
もう何十年もこんなシーンには遭遇してないように思います。
子供からじいさんまで、幅広い顧客を持つ銀閣寺湯、なんだまだまだ銭湯文化大丈夫じゃない、と思わされた北白川の一夜でございました。
お湯は43℃ぐらいでちょうどいい感じ。


- 左京区一乗寺大新開町10
- 16:00~22:30
- 水、第2木曜日定休
- 小型銭湯
- 番台式
- サウナなし
きりりと熱い湯で勝負
入り口が離れて二つあり、最初は一瞬どちらから入ればいいのか、戸惑います。
ここで要注意。
どうせ下足箱置き場でつながってるんだろうから、どちらからはいっても同じ、とよく確認もせずに暖簾をくぐると、1/2の確率で、悲鳴を上げられ罵倒される、もしくは軽犯罪法違反で官憲にしょっぴかれる運命があなたを待ち受けています。
戸を開けるといきなり番台で男湯、女湯なので、入る前に必ず確認を。
これ、今まであわてて間違えた奴もきっといるだろうなあ、と。
どうなんでしょう。
ま、逃げるしかあるまい。
脱衣所、浴室ともこぢんまりしています。
やさぐれてはいませんが、どことなく昭和。
浴室はサウナなしで湯船が2槽、という小ぶりな作り。
なぜかカランの数がやたら多い。
ちゃんと数えてませんが、20ぐらいはありそう。
一度にたくさんのお客さんが来ることもある、ということなんでしょうなあ、きっと。
私の入浴時には3人。
カランの数以外に、浴室には特に目を楽しませるデザイン性もなく、シンプルに湯を編むしかなかったりするわけですが、湯船に漬かろうとしてびっくり。
予想を上回ってガツンと熱い。
44℃以上は確実。
なるほどこれがここの武器か、と納得。
浅、深、関係なしにぐらぐら煮えております。
じっくり首まで漬かる。
熱い風呂好きにはたまりません。
茹蛸状態になって、脱衣所でタオルを使っていると、女将さんが扇風機のスイッチをONに。
さりげない配慮に軽く感激。
こういうのを接客、という。
それともよっぽど私が真っ赤だったのか。
充実の設備、というわけではありませんが、ただ1点、熱い風呂だけで勝負する姿勢は、ある種のこだわりの店、といえなくもないように思います。
店の入り口にはベンチも置いてあって、たとえのぼせたとしても夕涼みには申し分なし。
あとこちら、なぜか料金が旧料金のまま。
組合を脱会されてるのかもしれません。
そのあたりは不明。
ぬるい湯に辛抱できなくなったらまた来ます。


- 左京区下鴨宮崎町12-20
- 15:00~24:00
- 火曜日定休
- 中型銭湯
- フロント式
- 駐車場あり
オーバーフローする水風呂におおはしゃぎ
1階フロントで料金を払って、2階が男湯。
きれいに掃除されてはいますが、階段や廊下に敷かれたカーペットはいささか古びてきています。
それは浴室にも言えていて、現代的に改装されてはいるものの、微妙にほころびが出始めている様子。
こちらの銭湯の場合、改装に着手されたのが余所に比べて相当早かったのかもしれません。
とりあえず、この内装で塩ビの配管がうねうねと壁をはうのは恐ろしく似合わない。
多分カランのお湯だか水配管になにか不具合があったのでしょうけど、他がきれいなだけに異様。
1箇所気になりだすと、間接照明の球が切れているのや、天井の老朽化ぶりなんかもにわかに気になりだしてきてあんまりよろしくない。
思いのほか広くて開放感のある浴室なだけに惜しい。
これはいい、と思ったのが水風呂のオーバーフローかけ流し。
いやもうじゃんじゃんあふれてます。
あふれ出た冷水は結構な距離を流れて浴室入り口の排水口へ。
なので知らずに浴室に踏み込むと、まず冷水の洗礼を受ける羽目になります。
これはひょっとしてはいってきたお客さんの足を洗う、という役割も同時に果たしているのかもしれない。
冬場は思わず声が漏れてしまうかもしれないが。
水風呂が大きめなのもよし。
結構長時間戯れてしまいました。
あとはジェット式の打たせ湯が肩こり持ちな私にはありがたい。
全体の雰囲気はなんとなく京乃湯に近いものもあります。
設備は充実の上、機能的できれいですが、なんだか微妙に隙もある感じはご愛嬌と見るべきか。
お湯はぬるめ。
近かったらちょくちょく通うかもしれません。


- 左京区浄土寺下馬場町110
- 15:30~24:30
- 水曜日定休
- 中型銭湯
- フロント式
- 駐車場あり
わかりやすい場所で目立つ銭湯だが、結構コアでカオス
とりあえず、フロントで料金を支払って、ロビーに目をやったときに、片付けられない女の部屋に間違ってあがりこんでしまったのか、と思いました。
もういろんなものが雑多と置かれてどれがお店のもので、どれが私物なのか、ぱっと見で判別がつかない状態。
まあ私物はないんでしょうけど。
いや、お客にくつろいでもらうためのスペースがより進化した結果、と好意的に解釈もできますが。
それにしてもなあ。
一見客で、このスペースでのんびり過ごすのはちょっと二の足を踏む感じ。
浴室はモスグリーンのタイルを基調とした、それなりに年季のはいった渋めの空間。
洗い場の壁に大きくひび割れがはいっていたりもします。
こりゃダメだ、と思ったのがサウナで、掃除の問題なのか、構造的な問題なのか、結構匂う。
たまたまその日だけそうだったのかもしれませんが。
とりあえず設備はひと通り充実しており、それなりに固定客もついている様子でしたが、あまり初心者にはオススメできないかも。
でもこういう銭湯って、昔はゴロゴロあったよな、と過ぎ去りし日々に思いを馳せたりしました。
お湯はぬるめ。


- 左京区北白川地蔵谷1-125
- 11:00~17:45
- 火曜日定休
- 温泉旅館の浴場施設
- 全日1450円
温泉の強力さは市内屈指
山中越えの途中にポツリとあります。
今まで何度かこの道は通ったことがあったんですが、こんなところに温泉旅館があったとはまったく気づきませんでした。
道中、蛇行する山道なので、なかなか行きにくい立地ではありますが、距離的には銀閣寺周辺からそれほど離れてはいません。
駐車場に車を止めて、暗中、外から見上げると古い建物のように見えますが、玄関周りはきれいに改装されていて思いのほかモダンで、落ち着いた雰囲気があります。
玄関先で日帰り入浴である旨告げると、2階へうながされ、休憩室と浴場の場所をおかみさんが案内。
浴室は2層構造。
手前の浴室は石造りの現代的な意匠ですが、奥の浴室は相当年季が入ってます。
浴槽のタイルづかいが古くからの京都の街の小型銭湯にそっくり。
ところどころ補修のあともあります。
おそらく最初は奥の浴室だけあって、後から手前の浴室を増築したんでしょうな。
2層構造とはいえ、奥行きはほとんどありません。
奥の浴室はカランが4箇所、手前の浴室はカランが2箇所。
浴槽の広さも算段に入れて多分8人ぐらいが入浴するので限界だと思う。
ちなみに私は平日の夜に行ったのですが、完全に貸しきり状態。
他のお客さんとは全く遭遇しませんでした。
奥へ行ったり手前に行ったりと意味なくうろうろして一人を満喫。
浴室の窓からは山中越えを行き交う車がぽつ、ぽつ見えて、不思議に風情があります。
設備的には一切特筆する部分はありません。
サウナも水風呂もジェットバスも何もなし。
ただ浴槽があるだけ。
純朴なまでに温泉施設。
しかしこの温泉がやたら「効く」んです。
私がこれまで巡った京都、滋賀、大阪の温泉の中では間違いなくトップクラス。
なるほどこれが本物のラジウム温泉か、と感嘆した。
まず、浴室の中にいるだけで、肌が微妙に粟立つというか、産毛がちりちりするような感覚があります。
決して湯温は高くないのにやたら汗が出る。
普通の銭湯の感覚で長湯をしていたら入浴後はもうふらふらになりました。
頭がガンガンする。
さて私はホルミシス効果については全面的に認めているわけではないのですが、温泉を謳いつつも循環ろ過で塩素の匂いが濃厚なところに比べればこれは間違いなく看板に偽りなしだ、と実感できたことは確か。
それがどのような効果を及ぼすのかは別にして、ですが。
浴室入り口横には飲用の蛇口もあり。
こちらの旅館で使っている水はすべて天然の水だそうです。
水道水一切なし。
ちょっと口に含んでみたのですが無味無臭なのに微妙に舌に刺すような感触があった。
さすがはラジウム。
ちなみにこちら脱衣所にロッカーがありません。
貴重品は預けるか、浴室横の有料ロッカーへ。
なかなか普段使いにするには料金の高さもあり、難しいものがあるかもしれませんが、湯治場として考えれば京都屈指、といえるかもしれません。
京都府南部にここまで強力な温泉は他には存在しません。
余談ですが隣に同じくラジウム温泉を売りにする不動温泉という浴場がありますが、私は未入浴。
当初入浴予定だったのですが、今回外観を目にして入浴を見合わせることにしました。
まあ気にするほどのことはないのでしょうが、宗教関連の施設のようなんですね。
運営母体が宗教法人であることは確認できました。
先祖供養とか厄除け祈祷とか看板のぶら下がってるのを横目に施設内にいくのはちょっと勇気がいる。
私は無宗教、無信心な大バカ野郎なのでうかつに来訪して入浴中、仏罰があたってはかなわん。
誰か入浴された方がいらっしゃったら私の代わりに何か書いていただけると助かります。


- 左京区鞍馬本町520
- 10:00~21:00(冬季20:00)
- 無休
- 旅館の浴場施設
- 全日2500円、露天風呂のみ1000円
ロケーションの凄さと温泉を満喫
閉館時間の早さ、及び場所が場所だけになかなか出かける都合がつかなかったんですが、今回ようやく入浴。
鞍馬山へ行く、なんて本当に久しぶりだ。
20年ぶりぐらいに叡山電鉄鞍馬線沿いの道を車で走りました。
街並みがかつての様子と全然変わっていて混乱。
いつの間にこのように道が整備されたのか。
記憶と風景が合致せずウロウロと迷う。
さすがに鞍馬は遠い、と実感。
はっきりいって山の中です。
鞍馬寺を通り越して付近の民家が途切れた先に施設は存在。
ちなみに最寄の駅は鞍馬駅になるわけですが、鞍馬駅からは無料送迎バスが出ているらしいです。
叡山電鉄に乗って、駅から無料送迎バス、というのが行き方としては一番正解かも。
しかしいつも思うが叡山電鉄はよくこの様な山中に線路を通したものだと思う。
需要はあるんだろうか。
やはり参詣、行楽のための路線なのか。
一度乗ってみたい、と思いつつまだ一度も乗ったことなし。
今回乗ればよかったのに、と後から思った次第。
敷地内に入って北側が本館、南側が別館露天風呂。
本館内風呂と露天風呂両方を満喫するコースだと2500円という正気とは思えない金額を請求されるので、露天風呂のみのコースを選択。
てくてく歩いていくと露天風呂に向かう階段の途中でガードマンの詰め所みたいなボックスから顔をのぞかせたおっちゃんと、自動券売機が登場。
おっちゃんにチケットを渡す。
なんとも大味な受付です。
田舎の湯治場のようだ。
露天はさほど広くはありません。
小型銭湯、といった趣。
設備的にもなんら特殊なわけではなく、石畳に檜風呂風の浅風呂がでん、とあるだけ。
泉質は単純硫化水素泉。
肌にしっとりとした感触はありますが、目立って効果を実感、というほどのことはなし。
とりあえず寒いです。
さすが鞍馬、4月だというのに外気が肌を刺すようだ。
外で体を洗っていると風邪を引きそうなので、こじんまりと併設された内風呂に退避。
湯温は41℃ぐらいで私にはちょっとぬるい。
15分ぐらい漬かっていたがあまり温まらず。
さて、これで1000円、いかがなものか、と。
あちこち評判を見ていると、露天風呂から望む鞍馬山の鬱蒼たる山並みがすばらしい、とあるが、私は夜間に行ったので山並みどころか、単に暗やみである。
多分本館と露天、両方満喫してのくらま温泉なんだろうなあ、ということは想像できる。
そもそも露天だけで楽しもうというのが間違ってるのだろうけど、街中のスーパー銭湯でも気軽に温泉を楽しめるようになった昨今、ロケーションと温泉だけで1000円はかなり強気だ、と思う次第。
あと、なぜなのか知りませんが、こちら、世界的に有名な温泉のひとつだそうです。
海外からのお客さんも多いとか。
私が入浴しているときも外国人が2人いた。
1日かけてゆっくりと2500円コースを満喫が多分正解。
ある程度予想はしていましたが、気軽にひとっ風呂、という所ではないように感じました。

*記事の内容はすべて2012年のものです。現在とは違っている場合があります。

