
- 上京区黒門通一条下ル飛弾殿町150
- 16:00~23:00
- 金曜日定休
- 中型銭湯
- 番台式
昔ながらの街の銭湯
下京区にある白山湯とは同名別銭湯。
一言で言うなら昔ながらの街の銭湯です。
昭和の改装、といった按配。
やや照明が暗めかな、とも思いましたが、まあ古い銭湯はこんなものかもしれません。
お客さんは意外とはいってます。
若い人もちらほら。
同志社大学の学生かもしれません。
設備は一通り充実。
これといって個性的な仕掛けはありませんが、安心してはいれることは間違いありません。
セオリーを踏み外すことなく安定、といった感じでしょうか。
特にこれといって目に付くものもなし。
ありていにいえば無難ですが、無難が一番、と思ったりもします。


- 上京区土屋町通一条下ル東西俵屋町666
- 15:00~24:00
- 月曜日定休
- 中型銭湯
- 番台式
- 駐車場あり
西陣京極のリラクゼーションスポット
お店の看板がなんだかポップだ。
80年代初頭、って感じ。
意図していることは多分違うんでしょうけど。
それよりも私が驚いたのは京極湯周辺の町並みで、車1台がやっと通れるかぐらいの路地なんですが、ぎっしり飲食店や飲み屋等、立ち並んでいるんですね。
西陣京極、と呼ばれる商店街で、昔はこちらが新京極よりも有名な京都の歓楽街の中心地だったとか。
映画館が何10軒もあり、市電も3本乗り入れていた、というのだから驚きです。
織物産業の衰退とともに、西陣京極も寂れていったらしいですが、そんな歴史があったとは知りませんでした。
とりあえず濃い町並みです。
木屋町通りを歩いてるみたいな感じ。
あそこまでいかがわしくはないか。
そんな中、ぽつんと風呂屋、ってのはやはり不思議な光景だと思う。
昔からこのあたりに住んでいる人にとってはなんの違和感もないのかもしれませんが。
店内は看板ほど意外性はなく、オーソドックスにこざっぱり。
脱衣所に幾分昭和は香りますが、あまり古びた印象はありません。
ジョギングする人、ロッカー貸します、という貼り紙がかわいらしい。
ジョギングする人がこのあたりは多いのか、目の付け所が面白い。
浴室内はおおむねきれいに改装されており、一通り設備も充実。
ぱあっと明るい印象を受けた。
単に照明のせいか、浴室のデザインの問題かわかりませんがこれって結構大事だと思う。
暗い印象の浴室、って結構多いんですよね。
で、そういう銭湯って、まず間違いなくお客さんが入ってない。
おや、珍しいな、と思ったのが、打たせ湯で、普通はお湯のはられた浴槽にジェットが噴出、循環するものだと思うのですが、こちらはかけ流し。
ブースに入ると腰をかけるスペースがあり、スイッチを押すとお湯が噴射、肩に直撃、そのまま足元の排水溝に流れていく仕組み。
これは結構思い切った、というか不経済というか、大丈夫か、と、ちらりと思いましたが「3回ぐらいにしときましょう」という貼り紙が壁に。
なるほど、わかりました。
4回、ないしは5、6回ぐらいやりたいところだったのですが、やめときます。
決して規模は大きくないですが、不備も見当たらず、充実の一店だと思います。
周りのロケーションを楽しむ、というのもありだと思う。


- 上京区上長者町通松屋町西入ル須浜東町450
- 15:10~24:00
- 火曜日定休
- 中型銭湯
- フロント式
- サウナなし
レトロモダンの極み
サウナのない銭湯でここまで多くのお客さんでにぎわっているのは京都市内では長者湯ぐらいではないでしょうか。
こちらの銭湯、一言で言うならレトロモダン。
いかにも年季のはいった古めかしい備品が立ち並ぶ脱衣所と、きれいに全改装された浴室、その両者が違和感なく並び立っています。
脱衣所道路側にもうけられた小さな庭園も、京都らしさを演出。
石灯籠が迫力あります。
男女を仕切る壁側には透かし彫りの欄間もあり。
私が素晴らしいな、と思ったのは年月を経て黒光りしてるようなあれこれに、まったく不潔感がないこと。
きちんと手入れされている、ということですね。
これはなかなかできることではないと思います。
浴室内はシンプルの一言ですが、しいていうならパリスバンの薬湯が目をひくか。
白濁したお湯がいい感じ。
うまく表現できませんが、入り口から浴室まで、全部ひっくるめてパッケージしてもいいぐらい完成している印象を受けました。
なんだか「快適」なんですね。
ひとつひとつをあげつらえるなら、不満な部分もあるのですが、トータルでこれだけの構築美を見せつけられると吐きかけた毒も引っ込む、というもの。
歴史のある銭湯が現代にそぐう形を模索した方向性としてはベストだと思います。
なによりもお客さんの数がそれを証明している。
ちなみにこちらの銭湯、京都歴史建造物に指定されています。
コインパーキングがいささか遠いですが、まあ、ささいなことだ。


- 上京区福島町386
- 16:00~22:00
- 月曜日定休
- 中型銭湯
- 番台式
ふろふろ太郎見参
脱衣所は相当年季がはいってます。
なぜかロッカーの前にどーん、とぶら下がり健康機が。
まあ、要するに雑然、ということなのですが。
浴室も部分的に改装されてはいますが、色濃く昭和。
とりあえず、サウナが異様にぬるいし、匂ったのですが、これは閉店前に行ったものだから、もう、火を落としていた、ということなのでしょうか。
わかりません。
水風呂のタイルがあまり見たことのないタイプ。
昭和の家屋の洗面所で良く使われていたような感じ。
これ、相当年月の研鑽を経ています。
ま、浅風呂、深風呂もそうなんですけど。
正直老朽化の影は色濃い。
目に付いたのはふろふろ太郎の看板。
市内で発見したのは雲母湯に次いで2軒目です。
おお、そういわれれば深風呂の底になにか沈んでる。
じっくり堪能。
しかし千本通りに面した目立つ場所にありながら22時閉店って、欲がないというか、マイペースというか。
きれいに全改装して派手にやれば人も集まる、と思うのですが、別にいいみたいですね。
9時半にはもう誰も居ず、番台のばあちゃんに「ちゃんと時間通りあがってや」と釘を刺されました。
多分このばあちゃんの代で閉める、ということなんだろうなあ、と。
怒られないようにそそくさと店をあとにしたわけですが、さすがふろふろ太郎、短時間の入浴で意外に体が温まってて驚いた。


- 上京区下立売通御前東入ル西東町356
- 15:00~24:00
- 日曜日定休
- 中型銭湯
- フロント式
- 駐車場あり
インコが舞い、亀が鎮座す
こちらも京都では有名な銭湯。
10年ぐらい前に何度かはいったことがあります。
で、何がこちらの銭湯を有名にさせているのか、というと、浴室内で飼われている大量のインコと巨大な亀に他ならないわけで、いや、その前になぜ銭湯でインコ?と首を傾げた諸兄も過去、数多くおられたことであろうことは想像に難くない。
私もそのうちの一人だ。
その脈絡のなさに未だ納得していないことは確かだが、久しぶりに来店してみて、インコが元気で飛び回っているのを見て、ほっ、としたのは間違いないです。
長引く不況の波にさらされて、知らぬ間にインコが全部処分されていたらどうしよう、と少しドキドキしていたりしたんですよ。
ああ、なんだか術中にはまっているなあ、俺。
しかし大変だと思います。
これだけのインコを世話するのは。
餌代だってバカにならないと思う。
でももう今更やめられない、というのが本音でしょうか。
わかりませんが。
今回の来店で新たに気づいたのは、ああ、ここ、別にインコがいなくても充分に充実の銭湯じゃないか、という点。
とりあえず、設備は新しく豊富で清潔度は高い。
昔と印象が変わらない、ということはきっちりメンテンナンスもされているということです。
インコはもちろんのこと、タイル絵や、男女を仕切る壁からぶら下げられたフェイクの蔦や、入り口正面にある、まるでチョコレートファウンテンのようなかけ湯の湯口等、目を楽しませる仕掛けも満載。
私が気にいったのは露天に併設された水風呂。
露天にあるから誰に気兼ねすることなく冷水を頭からかぶれる、というのもありますが、それ以前にこの水風呂、恐ろしく冷たい。
京都屈指の冷たさではなかろうか。
まだまだ残暑厳しい秋口でしたが、これは死んでしまう、と思った。
一瞬で極寒。
玉を鋭利な刃物で切られたかと思った。
下品ですまん。
その後、2度、3度とチャレンジしましたが、1分と漬かってられない。
冬場は一体どうなるんだ、と想像しただけでドキドキしました。
深風呂がきちんと熱いのも好感触。
なぜかトルネード仕様。
よくできた銭湯だと思います。
インコはプラスアルファにすぎない、というのがここの凄さでしょうな。
ところで亀は本当に生きているのか昔から少し疑問なんですが、だれか動いているところを見た人はいるのでしょうか。
ちなみに駐車場は店の奥にもあります。
向かって左側の列が松葉湯専用。


- 上京区下立売通千本東入ル田中町436
- 15:00~24:00
- 水曜日定休
- 中型銭湯
- フロント式
- 駐車場あり
京都市でこのような造りの浴室は他になし
きれいに全改装。
ロビー、脱衣所も含めて清潔感があります。
浴室の扉を開けて、おや、と思ったのは洗い場の配置。
長方形の浴室に対して、普通は奥へと縦並びにカランを設置するように思うのですが、こちらの銭湯は中央に通路を確保し、壁を作ることによって横並びにカランを設置。
左の見取り図を見てもらえば私の言わんとすることはわかってもらえると思います。
なんだか昆虫の巣のようだ。
ああ、これはこれでアイディアだな、とは思いましたが、その分それぞれの湯船が幾分小型化してしまった印象は否めず。
最大の複合浴槽も手狭に3~4人ぐらいが限度か。
混雑時にストレスなくお客さんを収容する、という意味では優れものかもしれませんが、個人的にはちょっと落ち着かない部分もありました。
待ってる人のためにあわてて出たり、ということもあったので。
賛否あるのでしょうが。
ただお客さんは途切れず入ってきて、活気があったので、多分私の意見は少数派なんだろう、とは思います。
ま、最近の複合浴槽を設置した銭湯は仮にスペースがあってもみんなこんなものか。
照明も明るく、これといって不快に思える部分も皆無だったので気持ちよく入浴できることは確かです。
ご主人の接客も快活で気分良し。
風呂屋では滅多にないです。
接客で、ああちゃんとしてるなあ、と思えるのは。
お湯はぬるめ。
一風変わった現代的銭湯をお探しの方にはおすすめ。
駐車場は店の前です。


- 上京区浄福寺通丸太町下ル西入ル主税町1054・1055
- 15:00~23:00
- 木曜日定休
- 中型銭湯
- フロント式
- 駐車場あり
充実の設備と広い湯船に大満足
2012年12月に全面改装。
私が入浴したのは改装後1週間程度の後。
さすがに高い清潔感があります。
あたりまえか。
どこもかしこもぴかぴかで実に気持ちが良いです。
中途半端に、部分的に改装しました、ってな状態でないのが良い。
10年ほど前に一度入ったっきりなのであまり記憶が定かではないのですが、浴槽の位置が変わってます。
確か以前は中央にあったはず。
それが男女を仕切る壁側に寄ってます。
形も独特。
切り分けたパイのようというか、扇型というか。
私が感心したのは複合浴槽にもかかわらず、ゆったりと広いこと。
この規模の銭湯でここまで大きい湯船は珍しい、と思う。
のんびり手足を伸ばせます。
さらに複合浴槽の奥にはマイクロバブル風呂らしき白濁色のジェットバスが。
これがまた実に気持ちが良い。
サウナは通常のサウナとミストサウナの2基配備。
そして注目が浴室入り口の横に設けられたクールダウンベンチと名づけられた腰掛け。
ほら、背もたれをお湯が流れる例のやつですよ。
さてこの装備、正式名称はなんというのか、さっぱりわかりませんが、スーパー銭湯ではよく見かけますな。
おそらく街の銭湯では初登場。
さらにこのベンチ、優れモノなのが水とお湯が選択でき、しかも自分で蛇口を開閉できる仕組みになっていること。
これはうれしい。
しかし浴室入り口横のデッドスペースをこのように利用する手があったか、と刮目する思いだ、私は。
総じて、既存の銭湯のレイアウトにとらわれない自由さを模索した浴室だと思います。
浴室内のタイルが暖色なのも温かみがあって良し。
何故か水風呂の給水口がとってつけたように徳利の形をしていたが、ありゃなんなんでしょうか。
なにか意味が?よくわからん。
脱衣所に加湿器を置く心配りも良し。
お湯が43℃に届くか届かないかぐらいの熱さなのも良し。
いや、予想以上にハイクオリティです。
見た目をごまかす延命措置ではなく、この先も銭湯を続けていくために良い風呂を客に提供する、といった気概が透けて見える。
気に入った。
このクラスの銭湯では最強の部類だと思います。


