奥嵯峨にて羅漢とまみえる~愛宕念仏寺【京都】

以前、愛宕神社にでかけた時や保津峡へ向かう際にも通った奥嵯峨へ、再び出かけてまいりました。

なぜまたもや奥嵯峨なのか?

そりゃ、このあたりで気になるスポットをあとからいくつか知り得たからだね、うむ(要領が悪い、とも言う)。

今回は見落としていた数箇所を一気に回りたいと思っております。

137号線から一本脇道にそれると、突然雅やかな感じに。

高級そうな料理店とかが軒を並べています。

ちょっとした納涼避暑地なんでしょうね。

そのまま石畳を下っていくと右手に現れるのがこれ。

化野念仏寺でございます。

平安時代以来の風葬地である化野に、野ざらしとなっていた遺骸を空海が集めて埋葬した寺である、いう逸話が残ってますが、その数たるやなんと8000体。

そのほとんどが無縁仏だというのだから墓地と言うより、慰霊地と言ったほうが適当であるような気がしてきますね。

確実に写る、と有名な場所でもあります。

なにがって、そりゃアレですよアレ。

ここで自撮りをぶちかましてこそ私も本物の芸人(あれ?芸人だったかな?)なんでしょうけど、残念ながら境内は撮影禁止なんですよね。

つまり、これより先はなにをしでかそうとみなさんには伝えようがないわけだ。

なので、この場はやむなくこれにて撤退。

だって、写真無しじゃあどうしようもないからね。

最初から躓いてるような気がしなくもないが、ルールだからね、こりゃ仕方がない、うん。

・・・えっと、ほっと胸をなでおろしたりなんかしてないんだからね!

そのまま来た道を逆行して、次の目的地へ。

着きました。

愛宕念仏寺でございます。

もう、近場に寺だらけ。

境内に入るなり、いきなり列をなしてます。

寝てはるやんか。

所狭しと石像だらけ。

実はこの寺、素人の参拝者が自ら石を掘って奉納する「昭和の羅漢彫り」で有名な寺でして。

なんと1200体がこれまで納められたとか。

なのでこのようなすっとぼけた羅漢も居たりするわけですな。

おかめ羅漢?

しかしまあ宗教というのは、さっきの化野念仏寺もそうだけど、とんでもないエネルギーを集約するものだなあ、と。

いったい何千人の労力が費やされてるんだろう、と思いますね。

そこまで爆笑されても。

どう見てもウルトラセブンに登場した、地球を侵略せんとする敵宇宙人である。

羅漢に気をとられなきゃ、しっとりと落ち着いた雰囲気の寺なんですけどね。

リーゼント羅漢。

グレてても信仰心は厚いっす、マジ半端ねえっすからオレ。

普通に怖いから。

ええか、こうやってラケットを持ってやな、ほんですくい上げるように・・痛っ!!誰や!今ボール投げたやつ!ワシ、顔面でうけてしもたやないか!

うひゃひゃひゃ、やっぱり米朝の落語は最高やなあ。

もう、なにを形にしたかったのかすらわからん。

夜中に訪れたら確実にぼそぼそ話してるであろう2体である。

いや、ふれ愛って・・・。

まだまだ発見しきれてない個性的な羅漢がいっぱいあるような気がしますね。

寺で探索気分、ってなかなかないんじゃないでしょうか。

抹香臭いのが苦手な人も楽しめる場所だと思いますね。

奥嵯峨から高雄へ~嵐山・高雄パークウェイ【京都】へ続く>

コメント

  1. […] 愛宕念仏寺をあとにして、嵐山・高雄パークウェイへ。 […]

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